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三部 反骨の国
52 北の守り、南の崩壊
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「た、タクヤか……?」
コルは後ろから魔法を放ったタクヤを見て驚く、
「ただいま戻りましたコル団長!!」
「お前生きてたのか」
コルはタクヤの事は半ば諦めていたが今来た彼を見て嬉しそうに声を上げた。
「はっ!?」
タクヤはコルの頭の方に視線を向けると手を広げコルに向ける、
「た、タクヤ?」
「コル団長後ろ!!」
マルクがタクヤに目を向けるのに集中しているコルに向けて声を上げる。
すると、コルの背後から狼が飛んできたのに気づく、
「しまっ……」
だが、コルの所には狼は届かず何よりタクヤの氷の魔法で貫かれて木に張り付けとなった、
「油断しすぎですよ団長」
タクヤはすぐにコルの近くによりそう声を掛ける。
掛けられたコルは少し驚いた表情ををする何故なら、
「タクヤ少し魔法の威力が上がったか?」
「ええ、強くなるために少しトレーニングもしてました」
「そ、そうか……少し度を越えてるような気もするが」
最後の一言だけコルは小さく呟いた。
「さぁ団長、今はここにいる狼達を倒しましょう」
「そうだな、行くか」
コルとタクヤは顔を会わせそう言うと狼達の中へと入っていく、
「フロックさん!! 二人を援護してください!!」
マルクは二人が入ったのを見てすぐに指示を出す、
「わかった!! 皆、あの二人に飛ぶ狼だけを倒せ、他はあの二人がやる!!」
フロックがそう言うと他の騎士達は魔法を入れていく。
──────
ボン!!
南の空に黒くモクモクと煙が立つ、
「ズーカさん、あの黒い煙は一体?」
ズーカと呼ばれるのはハック達を呼びに来た騎士だった、
「あれは……南の平野にも敵が!?」
ズーカはそれを見て冷や汗を流す、
「ハックさん、向こうに行きましょう。 北の森には団長達が居ます、だが向こうには普通の騎士しかいません、全滅すれば向こうから攻められる」
「わかりました」
ハックは了承すると近くに居るメイもうなずく、
「ありがとうございます」
騎士は一言礼を言うと南の平野に進路を向ける、
「皆無事なのか……」
ズーカは小声で呟くと南の平野へと急く。
───
「皆下がれ早く!!」
一つの声が木々達の燃える音をの中響き渡る、
「魔族だ!! 魔族が来てる!!」
一つの声が魔族の存在を仄めかす声が響いた。
「一度滅ぼした国がまだまだ元気一杯のようで」
その魔族は女性の風貌をし、逃げ惑う騎士達を追い詰められていた。
コルは後ろから魔法を放ったタクヤを見て驚く、
「ただいま戻りましたコル団長!!」
「お前生きてたのか」
コルはタクヤの事は半ば諦めていたが今来た彼を見て嬉しそうに声を上げた。
「はっ!?」
タクヤはコルの頭の方に視線を向けると手を広げコルに向ける、
「た、タクヤ?」
「コル団長後ろ!!」
マルクがタクヤに目を向けるのに集中しているコルに向けて声を上げる。
すると、コルの背後から狼が飛んできたのに気づく、
「しまっ……」
だが、コルの所には狼は届かず何よりタクヤの氷の魔法で貫かれて木に張り付けとなった、
「油断しすぎですよ団長」
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「タクヤ少し魔法の威力が上がったか?」
「ええ、強くなるために少しトレーニングもしてました」
「そ、そうか……少し度を越えてるような気もするが」
最後の一言だけコルは小さく呟いた。
「さぁ団長、今はここにいる狼達を倒しましょう」
「そうだな、行くか」
コルとタクヤは顔を会わせそう言うと狼達の中へと入っていく、
「フロックさん!! 二人を援護してください!!」
マルクは二人が入ったのを見てすぐに指示を出す、
「わかった!! 皆、あの二人に飛ぶ狼だけを倒せ、他はあの二人がやる!!」
フロックがそう言うと他の騎士達は魔法を入れていく。
──────
ボン!!
南の空に黒くモクモクと煙が立つ、
「ズーカさん、あの黒い煙は一体?」
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「ハックさん、向こうに行きましょう。 北の森には団長達が居ます、だが向こうには普通の騎士しかいません、全滅すれば向こうから攻められる」
「わかりました」
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「ありがとうございます」
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「皆無事なのか……」
ズーカは小声で呟くと南の平野へと急く。
───
「皆下がれ早く!!」
一つの声が木々達の燃える音をの中響き渡る、
「魔族だ!! 魔族が来てる!!」
一つの声が魔族の存在を仄めかす声が響いた。
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その魔族は女性の風貌をし、逃げ惑う騎士達を追い詰められていた。
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