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戦女神編
8 救出後
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「どうしたのお姉ちゃん……痛いよ……」
「ごめんセイ!!」
フォウはセイに対しての抱擁を緩めた、
「何があったの?」
「セイがさっきまで化け物に捕まってたのよ」
「えっ?」
フォウは燃え盛っている化け物に指をさした、
「あれが僕を」
「そう、でも大丈夫よセイ……」
フォウは今度は優しくセイを抱き締めた、
「よかった、よかったよ」
カルナは二人のその姿を見て安堵したのか目に涙浮かべていた。
「四人はこれこらどうすんだ?」
付き合ってもらっていた戦士の男はそんな事を告げると知佳がまず答えた、
「私は、街の方に戻り逃げ送れた人が居ないか街の出口の方に行きます」
「そうか、他の三人は?」
カルナが応える、
「そうだね、私達は帝国直下の都に行くよ」
「なる程、それがいい、もうこの辺りは前線になるからな」
カルナはそう決めると、
「フォウ、セイ、都の方に行くよ」
「はい」
「うん」
フォウはセイを抱きかかえたまま立った、
「お姉ちゃん僕立てるよ」
「駄目、セイはこのまま抱いて連れていく」
セイの抗議を押し切った後、
「あれ? 私の剣は?」
フォウは自分の剣を探すも見当たらなかった、
「どうしたんだいフォウ、自分の剣を無くしたのかい?」
「えっ、いや、さっきそこに置いたはず何ですけど」
すると、他の四人も探し始めるも周辺には無かった、
「誰か取りました?」
フォウは皆を見回すと違うとジェスチャーする、
「それも、そうよね、あんなに目立つ色をした物なら持ってるってすぐわかるし」
「そういえば、フォウあの剣は一体どこで見つけたんだい?」
「えっ?」
フォウはカルナの質問に対して応える。
「成る程、そんな経緯で見つけたのかい……もしかしたら魔剣あるいは聖剣の類いか……」
カルナは恐らくそうだろうと考えながら言った、
「そうかも知れませんね、英雄も魔剣は常時携えていませんから」
知佳は自分の見てきたものからそうだろうというのを伝える、
「魔剣……」
「フォウが戦うと思ったらでてくるよ、今はそんな気がするのかい?」
「いや、今は」
「そうだろ、じゃ、今はそんなことより早くここから都に向かおうじゃないか」
「わかりました」
フォウは納得した。
「では皆さん私はこれで」
「俺も嬢ちゃんと一緒に避難民を誘導する」
知佳と戦士は街の方に向かう、
「今度は都で合いましょう」
三人は二人に手を振りながら見送った、
「さて、私達はこっちだ」
そして、三人は都に行く路に入る。
「カルナおばさん、都ってどんなとこですか?」
「都かい? 行ってのお楽しみさ」
「おばさん少しぐらい教えてくれても」
セイはカルナにそう言うとカルナは少しだけ喋った、
「帝国は共和制の国さ、国民が一番を選ぶ最初の女帝がそう決めた国さ」
「女帝……」
「そう、女帝が」
帝国は女性が作った国らしい、
「それと、この国は無くなったヤマタ王国と深い関わりがあったんだ」
「ごめんセイ!!」
フォウはセイに対しての抱擁を緩めた、
「何があったの?」
「セイがさっきまで化け物に捕まってたのよ」
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「そう、でも大丈夫よセイ……」
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「はい」
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セイの抗議を押し切った後、
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「えっ、いや、さっきそこに置いたはず何ですけど」
すると、他の四人も探し始めるも周辺には無かった、
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「それも、そうよね、あんなに目立つ色をした物なら持ってるってすぐわかるし」
「そういえば、フォウあの剣は一体どこで見つけたんだい?」
「えっ?」
フォウはカルナの質問に対して応える。
「成る程、そんな経緯で見つけたのかい……もしかしたら魔剣あるいは聖剣の類いか……」
カルナは恐らくそうだろうと考えながら言った、
「そうかも知れませんね、英雄も魔剣は常時携えていませんから」
知佳は自分の見てきたものからそうだろうというのを伝える、
「魔剣……」
「フォウが戦うと思ったらでてくるよ、今はそんな気がするのかい?」
「いや、今は」
「そうだろ、じゃ、今はそんなことより早くここから都に向かおうじゃないか」
「わかりました」
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「では皆さん私はこれで」
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