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弟の様に
しおりを挟む「真緋琉ーっ元お目付け役って本当に」
「だーっ、お前話したのかよ」
真緋琉が佑美を睨み付ける、佑美と丞は廊下の奥から追い掛けてきたみたいだ。
折角、暖まったのに悪いことをしてしまったなぁ。
「すみません、お目付け役の説明をしていて」
「あーいいよ……いずれは分かる事だしなぁ………座るか」
真緋琉がアイスと水を三人分買ってくれる、アイスを食べながら椅子に座る。
暖まった身体に水分が欲していたみたいだ。
「……俺とお前が会ったのは偶然だぜ、まさか隣に住んでる坊主と仲良くなるとは思わなかったけどな……それもたまたま再婚した先が青梛家だなんて知らなかったし……吃驚はしたけどなぁ…突然居場所を伝えてない親父がドア開けたらいて、青梛家の三男の護衛に選ばれたゆくゆくは側仕えか側近にって言われて家に戻された」
真緋琉がにこやかに僕の頭をワシワシしてくる。
「気に入らない奴なら絶対に、又行方を行方を晦ます事を考えていたが……資料と写真を見て、吃驚したぜお前だったから……ならお前を支えるのは俺しかいないだろう、ずっと小さい時から親父さんが亡くなってからずっと頑張って母親を守ってきた小さなナイトを俺はずっと弟の様に可愛がっているんだから」
「なっ、やらねー」
佑美が花火を抱えて笑う。
浴衣に花火って定番だけれど、絶対に夏の醍醐味の中に入っているよね日本人だし。
「うわっ、うわっーっ何コレーっ狙ってくる」
「うわっ、最初からネズミ花火って丞何考えてるの」
まだ、秘密にしていることがあるけど、いつかそれも話せたらなぁとは思うが……。
やっぱり照れ臭くって無理ーっ。
だって、自分が書いた小説の感想を目の前で語られるって赤面ものだよっっ。
恥ずかしいーっっ、特に友達になった人達には。
「うげっ、何ロケットってロケットだー」
「えっ、ロケット打ち上げ花火って一番最後にやらないかなぁ普通ーっ」
ぎゃぎゃと騒がしいまま花火を次々にやっていくそして、佑美が手にしている物を見て引ったくる。
「それーっ全部一気に火にいれないでーっ」
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