僕の義理兄弟

酔っぱらい

「……ハァーフラフラしてるなぁ」
「そうだね……双子ちゃんも寝そうだね」

佑美と丞は莉音を心配そうに見ていた双子はソファーに寝てしまった、まだ幼い二人を残してここから離れられないが、お酒を飲んでいる莉音の方が二人にしては心配だ。

「……俺水持ってくるわ」
「賢太先輩か雄太先輩見かけたら宜しく」
「ゔぅ、無茶だろうっ」

丞が自分の来ていた上着を双子に掛ける、そんな時。

「ううっ」
「あっ、莉音大丈夫」
「うっ、俺……う、たす、くだぁ」

抱きっと莉音が丞に抱きついてくる。
嫌、抱きつくというよりは、押し倒してくる。

「うわっ、と莉音ーっ」
「何をしている」

丞は入ってきた人物を見上げて真っ青になる。

「うわっーっ」
「どういう状況よ、コレ」

ヘラヘラしている莉音はあてにならない。

「ふへっ、あーらいむしゃんだぁ」

ヨロヨロと莉音は丞を退かして、賢太に抱きつくそのままブッチューッとキスをするそれも放心した、賢太にディープキスを仕掛けてくる。

「……」
「おまっ、お前何やってんだよーっ」
「うわっ、莉音ーっ」

莉音を佑美と丞で引き離す。

「ふわっ、らいむしゃんちゅうきーっ」
「あーあ゛ーっ落ち着けーっ」
「莉音正気に戻って、はい水、水ーっ」

丞は知っている、來夢が目の前に居るのだアマスのファンなら当然テンション上がる。
丞だって好きだから、分かる分かるのだが。

「しゅきだを、らいむしゃんっ、うたもだんしゅも、きれいにゃろー」

真っ赤な顔をして片手で顔を覆う。