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前世
しおりを挟む「あ…つんだ」
「…何、あらら又いちからか、お疲れさま」
悪友の椎名和央15高校一年生と俺、仲盛理人高校一年15歳和央とは幼稚園の時からずっとクラスメートな上に家は前向い、幼稚園の入学式より少し前に此方に越してきた和央とは切手も切れない縁で結ばれている気がするそれに、二人とも腐男子でゲイだったりする、まぁ幼稚園の時から和央をコントロールできる一般家庭の俺は和央の祖父が経営しているエスカレーター式の学園に通っている、寧ろ和央のせいで腐男子になり、和央の保護者として学園に入学したばかりに男に好かれ、恋をし…ーー全く和央のせいだろう。
「だーぁ…」
「本当にお前弱いよなぁ」
ワンッワンッと和央の愛犬のキャッシーが散歩をねだる、和央が立ち上がりキャッシーのリードを持ち上げる。
「俺買い物しに行くから途中まで行こう」
「あぁ、キャッシーもお前の事好きだから喜ぶぜ、あ田中散歩しに行くわ」
執事の田中が頭を下げて玄関のドアを開ける、キャッシーは喜んで飛び出す。
「げっ」
「あっ」
キャッシーのリードはされていない、曲がり角にキャッシーは一目散だその時車が見える、渾身の走りでキャッシーを抱き抱える。
キーッキキキーッブブブブーガッシャー
車の機械音と車が壁に激突する音が辺りに響き渡る、そしてキャンキャンとキャッシーの声と和央の悲壮な声が聞こえるが、薄れていく。
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