運命の番はイケメン美形様です

夜ト

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緑の愛し子は

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「えっ、緑の愛し子」
「はい」

ふわっと欠伸をする、ハンモックに揺られながら本をお腹の上に開いた状態で伏せている状態の本が落ちる。

「・・へー緑の愛し子かぁ」

ふわっと欠伸をまたし背伸びをする。
ふわふわと火の塊を出し精霊達が嬉しそうに群がる。

「ふあぁ・・・愛し子がそろうね」
「はい」

ふあぁと又欠伸をし、怠そうにハンモックに身体を預ける。
火の愛し子は重い瞼を閉じる。

「また、寝てしまいましたか」
「はい」

ふわっと薄いタオルケットを掛ける。
心地良い風が吹き、ハンモックが揺れながらも、熟睡している火の愛し子は起きる様子はない。

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