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幸せな時間
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「うー」
「大丈夫か、奏太」
クリスは布を濡らす、濡らすと言っても冷気で冷やすと言う感じだ。
奏太がうつすら目を開ける、クリスは小さな口の中に指を入れる。
「奏太少しずつ飲みなさい」
「ーっは、い」
僕はごくっちゅちゅとクリス様の指を咥えて吸う。
濃厚な血液が身体中に回る様な感覚が広がる。
「ーっ」
「奏太美味しいか」
コクッコクッと頭を動かすが、くらくらし世界が揺れる感じに吐き気と頭痛がする。
「血液の薬だ、吸血鬼用の」
カリッとクリス様が齧り、クリス様に口付けされ苦味が口の中に広がる。
「うっ」
「うっ」
クリス様も薬の苦味とえぐみに眉を寄せる、僕はそんなクリス様の姿がおかしくって笑う、そんな僕を見てクリス様は笑う、身体は怠いが幸せな時間だよね。
好きな人と一瞬に居られる大切な時間。
「大丈夫か、奏太」
クリスは布を濡らす、濡らすと言っても冷気で冷やすと言う感じだ。
奏太がうつすら目を開ける、クリスは小さな口の中に指を入れる。
「奏太少しずつ飲みなさい」
「ーっは、い」
僕はごくっちゅちゅとクリス様の指を咥えて吸う。
濃厚な血液が身体中に回る様な感覚が広がる。
「ーっ」
「奏太美味しいか」
コクッコクッと頭を動かすが、くらくらし世界が揺れる感じに吐き気と頭痛がする。
「血液の薬だ、吸血鬼用の」
カリッとクリス様が齧り、クリス様に口付けされ苦味が口の中に広がる。
「うっ」
「うっ」
クリス様も薬の苦味とえぐみに眉を寄せる、僕はそんなクリス様の姿がおかしくって笑う、そんな僕を見てクリス様は笑う、身体は怠いが幸せな時間だよね。
好きな人と一瞬に居られる大切な時間。
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