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ダンジョン

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「ちょっと待ちなさい」
「嫌です。 今人間の人口が増えて溝の均衡れると仰ったじゃないですか」 
「それは、確かに言いましたよ思いましたけれど」

垂れる部下にクスクスと笑う立者は自身の最愛の魂が先程からウズウズと空中に浮しているのを手に包み込む。

「コラッ、ダメじゃないですか勝手に握りから出てはいけませんよ」

創立者はクスクスと笑い、揺りを戻す。 
握りの中には沢山の魂が眠っているが、この 一番輝き大きなだけは違う毛色をしている。

「はぁーまだまだ不安定な筈なのに、申し訳あ りません」 
「クスクス良いのですよ、これからは目を放ささない様にしてくださればこの子は私の子供次期創立者なのですから」

この世界は無限のパラレルワールドで出来てい る。そして創立者が世界を作っている。

この世界は初めの神の楽園であり、神々の出産 育児の楽園でもあり、年に一度神々が集まる高 天原はこの場所でもあり、無限の創立者を束ね
る場所でもある。
 父神である私から産まれている子供のみが創立 に憧れる。

「はい」



あれから数年過ぎ次期創立者である赤子を見 下ろしため息を付く。

「まったく、困ったものですね」

「まさか、あの会話で均衡問題僕が解決してくるよと出ていかれるとは、申し訳ありませ」
「クスクス、神のそれも創立者は違いは、 起こらないよ、あの子がルールだ」



ダンジョンの最奥にある100のベッドで僕 はゴロゴロとしながら本を書く。 僕は元日本人で声優をしていた。 声優をしなが ら小説を書いていた。

元々小説を書いていて、 僕の小説がアニメ化さ れ、アニメがヒットし第5シリーズも放送され映 画は勿論グッズも多いに売れ、遂にはイベント に声優ライブにミュージカルに舞台など沢山の オファーが来てくれた。

そして、一人だけどうしてもイメージが合わな かった人がいる、 その声を監督や音声監督やご 一部の人のみに作家と教えていたが、僕の演 技を気に入ってくれた、 作家からオファーが来 て僕は違う作品にも声優として活動して行っ た。

「ふー」

「主様、 そろそろお昼ですよ」

聖獣のユキシロはパタパタと尻尾を動かしてい る、そんなユキシロの頭を撫でる。
 擬人化しているユキシロはゴロゴロと喉をす。

「はぁーっ遅いと思っていたら、やっぱりねユキシロ、 ご主人様ご主人様僕も撫でて」
「シロガネおいで」

神獣のシロガネはごろんっと寝転がり僕は身体 を撫でる。

「ご主人様一階のスライムの増幅と三階のゴブ リンが多くなりもう一階欲しいみたいです」 
「分かった」

僕は魔力でゴブリン達の部屋を増築する、 地下 8階にゴブリン達の新しい部屋を作る。

「地下8階にゴブリン達の部屋作ったから話し合いして」
「分かりました、 ご主人様」
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