11 / 13
第一王子アレン
しおりを挟む
「何故、分からなかったの」
「情けないなぁ、第一王子はずっとおかしく成ってしまったと思っていたが、私達の方がおかしく成っていたんだな」
10年前第一王子が突然第二王子に殴りかかり、怪我を負わせた事件があった、当時10歳の第一王子は大変優秀で頭脳明晰、魔法も天才級で非の打ち所がないほど素晴らしい子供だったが、宮殿の火事の後第二王子を不審者だと、偽物だとずっと私達に言っていた、第二王子に殴りかかった事により、第一王子は病気療養中として監禁されて10年経っ・・・経ってしまった。
「ーっアレン、アレンに謝らなくては」
10年間放置してきた我が子、ずっと宮殿ではなく不祥事を起こした王族を監禁する為に造られた王宮。
許可がなければ出入りは出来ないし、自殺なども出来ない絶対的に安全だが、娯楽もなくただ生きていくだけに造られた宮は人を狂わせるそしてじわじわと処分する為に造られた場所。
「ーっごめんなさい、ごめんなさいアレンーっ」
「・・・・お久しぶりですね、その御様子我が子が偽物だと、確認出来たのですね」
王妃は泣き崩れてしまう、私は咄嗟に王妃を支える。
「・・・ところで、私の処分ですが第一王子はもう死んだことにしてくださいね、親として、王族としてももう私は致命的ですしね」
貴族なら、10年間病気をしていた事を知っている。
上位貴族や王宮で働く貴族も第一王子がこの宮に入れられた事を知っている、王族としても貴族としてもアレンは。
「ーっすまない」
「・・・私のノヴァは何処に居るか調査はしているのですか」
「ーっりゅ、龍人国に」
「・・・龍人国、そうですかところでコレ外してください」
魔力封印の首輪を外す、ぶわっと辺り一面に濃厚な魔力が広がる。
「ーっっ」
『アレン、アレンーっアレン』
『許さないーっ』
ぶわっと視界が悪くなり、目の前に居た我が子はもう跡形もなく消えてしまって居た。
「情けないなぁ、第一王子はずっとおかしく成ってしまったと思っていたが、私達の方がおかしく成っていたんだな」
10年前第一王子が突然第二王子に殴りかかり、怪我を負わせた事件があった、当時10歳の第一王子は大変優秀で頭脳明晰、魔法も天才級で非の打ち所がないほど素晴らしい子供だったが、宮殿の火事の後第二王子を不審者だと、偽物だとずっと私達に言っていた、第二王子に殴りかかった事により、第一王子は病気療養中として監禁されて10年経っ・・・経ってしまった。
「ーっアレン、アレンに謝らなくては」
10年間放置してきた我が子、ずっと宮殿ではなく不祥事を起こした王族を監禁する為に造られた王宮。
許可がなければ出入りは出来ないし、自殺なども出来ない絶対的に安全だが、娯楽もなくただ生きていくだけに造られた宮は人を狂わせるそしてじわじわと処分する為に造られた場所。
「ーっごめんなさい、ごめんなさいアレンーっ」
「・・・・お久しぶりですね、その御様子我が子が偽物だと、確認出来たのですね」
王妃は泣き崩れてしまう、私は咄嗟に王妃を支える。
「・・・ところで、私の処分ですが第一王子はもう死んだことにしてくださいね、親として、王族としてももう私は致命的ですしね」
貴族なら、10年間病気をしていた事を知っている。
上位貴族や王宮で働く貴族も第一王子がこの宮に入れられた事を知っている、王族としても貴族としてもアレンは。
「ーっすまない」
「・・・私のノヴァは何処に居るか調査はしているのですか」
「ーっりゅ、龍人国に」
「・・・龍人国、そうですかところでコレ外してください」
魔力封印の首輪を外す、ぶわっと辺り一面に濃厚な魔力が広がる。
「ーっっ」
『アレン、アレンーっアレン』
『許さないーっ』
ぶわっと視界が悪くなり、目の前に居た我が子はもう跡形もなく消えてしまって居た。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話
八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。
古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
優しい檻に囚われて ―俺のことを好きすぎる彼らから逃げられません―
無玄々
BL
「俺たちから、逃げられると思う?」
卑屈な少年・織理は、三人の男から同時に告白されてしまう。
一人は必死で熱く重い男、一人は常に包んでくれる優しい先輩、一人は「嫌い」と言いながら離れない奇妙な奴。
選べない織理に押し付けられる彼らの恋情――それは優しくも逃げられない檻のようで。
本作は織理と三人の関係性を描いた短編集です。
愛か、束縛か――その境界線の上で揺れる、執着ハーレムBL。
※この作品は『記憶を失うほどに【https://www.alphapolis.co.jp/novel/364672311/155993505】』のハーレムパロディです。本編未読でも雰囲気は伝わりますが、キャラクターの背景は本編を読むとさらに楽しめます。
※本作は織理受けのハーレム形式です。
※一部描写にてそれ以外のカプとも取れるような関係性・心理描写がありますが、明確なカップリング意図はありません。が、ご注意ください
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる