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夜ト

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中学の話し

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中学生の時

これはまだただのオタクだった時の話し。
中学生になり少し経った頃、僕は昨日発売した雑誌をペラペラと見ながらお昼のパンを片手に食べていた、屋上が解放されている中学で本当に良かった、まだ4月のこの時期は寒く外飯を食べている者は少ない。

「あっ、居た居たーっ優ーっ、なっだから居るって言っただろう」
「うわっ、浩二スゴいねっ」

テンション高めで屋上に入ってきたのは的場浩二 13歳と浩二の後を追いかけてきたのは石川秀信13歳、二人とは幼馴染みだ。
浩二と秀信は家が隣で僕は二人の家の真ん中に挟まれている。
だから家の事情も知っている。

「……二人してどうした」
「どうしたもこうしたもない、クラスが別れたんだ、ちゃんとクラスの人と打ち解けろよ」

クラスの人と打ち解けるかぁ、それは無理だろう。
女子は兄外波山響のせいで同じ苗字の俺に不躾な目線を余越。

男子は姉雪城雪と名乗っているが、小学生の時を知っていて同じ中学に進学した者は姉が外波山と知っているし、何より姉よ……同じ中学に入学した時から騒がれるのが嫌なら変装でもしろって。
いくら学区が有るからと言っても、中学は近場の小学校から集まっているのだから、騒ぎに成らない筈がない。

そして、俺達の外波山は珍しい苗字だ。
関係を疑うのは当然だろう。
全国で210しか居ない苗字なんだからな、同じ中学に二人も居ないのは分かりきっているだろう。

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