メスオーガの進化先は美少女でした。

しゆ

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一角ウサギとの出会い

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一通り、ステータスの確認が終わったところで、周りに気配を感じたアタシ。


草むらのなかに灰色の尖った先が見える。


頭隠して角隠さず!一角ウサギだね。もしかして、こっちに狙いを定めているのかしら。


じっと見ていると、一角ウサギは5歩助走してアタシにジャンプ突進!


角を槍のようにして突き出してくる!


パシッ


難なくワンハンドキャッチ!


シーンと静まり返った両者の間。


ウサギは空中で後ろ足バタバタ、上目遣いにしかならない体制でこっちを見る。


槍術LV7にこんな突撃たぁ、舐めプかな?


手のひらを返して右腕を伸ばしたまま上に振り上げ。


ベチーン!!


後頭部から地面に叩きつければ、はい、お仕舞い。


「悔しかったら、次は額の角取り外す事が出来てから来るんだね~」


アタシがそう言った時だった。


叩きつけたウサギ、まだ生きてた。モゾモゾ動きだし、頭振って~


ポロリ


角もげた~!


坊主頭のウサギは、悔しそうな顔して涙目でこっちを睨むと、脱兎の如く、じゃなくて脱兎そのまま、逃げてった……


ちょっと呆然としちゃったよ。


あれ、取り外し出来ないはずだけど。それ以前に、アタシの力で叩きつけて無事って、ちょっと信じられない。


その後、アタシは気になって、周囲を探して何匹か一角ウサギを狩った。みんな一撃で倒せたし、角が取れる奴もいなかった。あれが特殊個体だったんだろうか。


影空間にウサギの死体を10匹収納した後、アタシは錬金術を試すことにした。


死体にまずは錬金術を発動!

角、毛皮、肉、後ろ足、その他内臓スプラッタに分別される。解体が楽で良いや。


これを繰り返して、10体分の素材を前に考える。


閃いたっ!


一旦素材を影空間にしまい、生活魔法で穴堀して内臓を埋める。土を被せてから、生活魔法で水を出して手を洗う。それから。

木が生えているところまでダッシュ。そのままジャンプしてドロップキック!


ウサギの角を全部収納から出して、錬金合成!


ウサギの大角を合成!


吹き飛んだ木とウサギの大角で錬金術!


やった!一角ウサギの大槍が完成だ!


続いて、ウサギの毛皮と後ろ足を出してから錬金術。


ウサ皮のブラとパンツ、帽子、足袋が完成した。後ろ足の腱の部分が、ゴムの代わりになった。


これで、露出狂卒業だ~!

早速身に付けてみる。

モフモフやで~!

肌触りも意外と良い。パンツにはさくらんぼみたいに小さなボンボンも付けたんだ。可愛くて満足!

これで後は、マントかローブでも作れればなお、良しかな。

と、なると、もっと大きい獲物が居ないかなあ。
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