54 / 97
ボス戦終結
しおりを挟む
ガッシャアアアン!!
凄い破砕音と共に、ゴーレムの首はもげ、動きを止める。
「やったか?」
ベゼリー、それフラグ!
「でも、動かないわね」
「ピッピィ」
アタシは恐る恐る近づき……そうだ、こんな時、全知検索使えるのかな?
ミスリルゴーレム(全壊)
ダンジョンの守護者の破壊された状態。
ミスリルと魔石が採取出来る。
おお~!全知検索で状態が判るよ!
「うん、倒せてるね」
そう言いながら、ゴーレムに錬金術を掛けて見ると、ゴーレムは大きな魔石とミスリルのインゴット多数に変化した。
「よっし。倒したー!」
「魔石とミスリルゲットだー!」
アタシとベゼリーはハイタッチ!
ナツコさんとマーニャも周りでぐるぐる飛び回り、アタシ達は漸く、ミスリルゴーレムを倒した事を実感したのだった。
その後、前回と違い正規に表れた下り階段を使って、地下21階に降り、ダンジョンコアの前に立つ。ベゼリーだけ初めてだからね。
2回目のアタシ達には何もなし。でも、ベゼリーには、アタシと同じく、全知検索と何かイメージした品物をくれるって。
先に全知検索を貰い何かを調べていたベゼリーは、貰う品物を決めたようだった。そうして手に入れたものは……
「また設計図?」
「ああ。あらゆる金属を精錬出来る炉が欲しいって、調べたら、これが判った。それで貰ったのが、神魔道炉の設計図だ」
神魔道炉とは、魔力も使って、普通ではあり得ない高熱を得たり、電気分解でなければ精製出来ない金属の抽出や、真空状態の加工等も出来るらしい。
「作るのは大変だけど、設計図だから量産していずれ普及も出来そうだしね」
ベゼリー大満足のようだ。アタシもミスリルや大型魔石もゲット出来たし、目的は果たした。
そう言えば、コボルドの小瓶は使わなかったなあ……その分、ミスリル劣化させずにゲット出来たと思っておこう。
こうして、アタシ達はダンジョンを後にした。今回は冒険者ギルドにも報告をする。受付嬢には大変驚かれたが、ボス攻略の情報があれば、今後も攻略者が出る可能性が高まるし、魔道船を造りたければ大型魔石を取ってこい、と言う流れになりそうだ。
翌日ー
「魔道船完成したら、これで追いかけるから。暫しの別れだ」
「うん。楽しみに待ってるね」
ベゼリーとアタシは別れの挨拶を後にする。
ちょっと寂しいけど、仕方がないし。
お互いにやりたいことがあるし。
その気になれば、すくが会えるし。
でも、アタシは我慢出来なくなって……
ベゼリーに抱きついた。ぎゅうっと。
身長差でアタシの顔にベゼリーの胸が……至福。
「シリアスが台無しね」
と、ナツコさん。うるさいよ?持たざるものは、おっぱいの魅惑には勝てないんだよ!とは言え、気を取り直して。
「じゃ、行ってくるね!」
元気よく手を振り、アタシはドワーフ郷を後にした。
凄い破砕音と共に、ゴーレムの首はもげ、動きを止める。
「やったか?」
ベゼリー、それフラグ!
「でも、動かないわね」
「ピッピィ」
アタシは恐る恐る近づき……そうだ、こんな時、全知検索使えるのかな?
ミスリルゴーレム(全壊)
ダンジョンの守護者の破壊された状態。
ミスリルと魔石が採取出来る。
おお~!全知検索で状態が判るよ!
「うん、倒せてるね」
そう言いながら、ゴーレムに錬金術を掛けて見ると、ゴーレムは大きな魔石とミスリルのインゴット多数に変化した。
「よっし。倒したー!」
「魔石とミスリルゲットだー!」
アタシとベゼリーはハイタッチ!
ナツコさんとマーニャも周りでぐるぐる飛び回り、アタシ達は漸く、ミスリルゴーレムを倒した事を実感したのだった。
その後、前回と違い正規に表れた下り階段を使って、地下21階に降り、ダンジョンコアの前に立つ。ベゼリーだけ初めてだからね。
2回目のアタシ達には何もなし。でも、ベゼリーには、アタシと同じく、全知検索と何かイメージした品物をくれるって。
先に全知検索を貰い何かを調べていたベゼリーは、貰う品物を決めたようだった。そうして手に入れたものは……
「また設計図?」
「ああ。あらゆる金属を精錬出来る炉が欲しいって、調べたら、これが判った。それで貰ったのが、神魔道炉の設計図だ」
神魔道炉とは、魔力も使って、普通ではあり得ない高熱を得たり、電気分解でなければ精製出来ない金属の抽出や、真空状態の加工等も出来るらしい。
「作るのは大変だけど、設計図だから量産していずれ普及も出来そうだしね」
ベゼリー大満足のようだ。アタシもミスリルや大型魔石もゲット出来たし、目的は果たした。
そう言えば、コボルドの小瓶は使わなかったなあ……その分、ミスリル劣化させずにゲット出来たと思っておこう。
こうして、アタシ達はダンジョンを後にした。今回は冒険者ギルドにも報告をする。受付嬢には大変驚かれたが、ボス攻略の情報があれば、今後も攻略者が出る可能性が高まるし、魔道船を造りたければ大型魔石を取ってこい、と言う流れになりそうだ。
翌日ー
「魔道船完成したら、これで追いかけるから。暫しの別れだ」
「うん。楽しみに待ってるね」
ベゼリーとアタシは別れの挨拶を後にする。
ちょっと寂しいけど、仕方がないし。
お互いにやりたいことがあるし。
その気になれば、すくが会えるし。
でも、アタシは我慢出来なくなって……
ベゼリーに抱きついた。ぎゅうっと。
身長差でアタシの顔にベゼリーの胸が……至福。
「シリアスが台無しね」
と、ナツコさん。うるさいよ?持たざるものは、おっぱいの魅惑には勝てないんだよ!とは言え、気を取り直して。
「じゃ、行ってくるね!」
元気よく手を振り、アタシはドワーフ郷を後にした。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる