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なまり妖精?
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脳内アナウンス来た!新スキルの情報は?
影冥穴弾:
射程20m。影響範囲直径10m。
次元の歪みにより、空間内の全てを吸い込み消滅させる。使用には十分注意すること。
えーっと、要はマイクロなブラックホール的なもの?
「アタシは、普通の魔法の矢みたいなのが使いたいだけなのに!」
どうしてこうなった……
結局のところ、アタシの影魔法と言うか、影属性がヤバすぎるって事なんだけど。
「別に、光と闇と界を全て使わなくても良いんじゃないかな?各々の属性が使える事は判ったんだし」
なるほど!流石はスーリヤ先生!
「私も、各属性を混ぜて使うといろんな事が出来るのですか?」
「可能性はあるけど、属性合成はまた、人によって向き不向きがあるからね。各属性が使えるからと言って、同時発動と混ぜて発動とでは難易度も違うはずだ」
ユリースとスーリヤがそんな事を話していると、アリシアさんが。
「あのう……私も」
見れば、アリシアさんも掌に魔力球を作ることに成功していた。色は緑色。風属性かな?
「自分が魔法を使えるなんて、特に考えたこともなかったので……驚いてます」
そりゃあ、メイドさんには魔法使う機会なんて、普段はないだろうし。
あれ?でも、護衛も兼ねてるんだよね?
「冒険者登録はランクCですが、斥候職が得意でしたので」
シーフと言うか、メイドの暗殺者系じゃん!アリシア……恐ろしい娘……
アタシ達がそんな風に休憩しながら魔法談義をしていると、スーリヤが何かに気づいた。
口許に人差し指を立て、静かにするようなジェスチャーにアタシ達が口をつぐむ。
スーリヤは森のどこかに話しかけた。
「出ておいで。森の民エルフは君に悪いことはしないよ」
木の陰から姿を現したのは、小さな小さな……掌位の大きさの。
「虫?」
「虫でね!わはピクシーだっ!」
なんと小さいのは妖精ピクシーだった!なんか言葉が変だけど。
「そのピクシーがなんでここに?」
「なんだばてっぺ魔力ば感じたばって来たっきゃ。したら森ば、めちゃれてるっきゃ。おめだちやったのが?」
あ~なんとなく言いたいことは判った。
大きな魔力を感じて来たら森がメチャクチャにされてると。お前達がやったのかと。
「ごめんね。アタシ達が魔法の練習してたもので」
アタシが素直に謝ると、慌ててユリースやアリシアも頭を下げて。なぜかスーリヤだけがそのままだったが。
「精霊力がない場所だということは確認していたからボクに免じて許してくれ。ところで可愛い妖精さん、君の名前は?」
スーリヤにそう言われたピクシーは、顔を赤くする。
「あまりめっちゃなどすなよ!今回だば許すはんで。わはピナッテだ」
ピクシーのピナッテか。ピナっちって呼びたくなるな~。
影冥穴弾:
射程20m。影響範囲直径10m。
次元の歪みにより、空間内の全てを吸い込み消滅させる。使用には十分注意すること。
えーっと、要はマイクロなブラックホール的なもの?
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どうしてこうなった……
結局のところ、アタシの影魔法と言うか、影属性がヤバすぎるって事なんだけど。
「別に、光と闇と界を全て使わなくても良いんじゃないかな?各々の属性が使える事は判ったんだし」
なるほど!流石はスーリヤ先生!
「私も、各属性を混ぜて使うといろんな事が出来るのですか?」
「可能性はあるけど、属性合成はまた、人によって向き不向きがあるからね。各属性が使えるからと言って、同時発動と混ぜて発動とでは難易度も違うはずだ」
ユリースとスーリヤがそんな事を話していると、アリシアさんが。
「あのう……私も」
見れば、アリシアさんも掌に魔力球を作ることに成功していた。色は緑色。風属性かな?
「自分が魔法を使えるなんて、特に考えたこともなかったので……驚いてます」
そりゃあ、メイドさんには魔法使う機会なんて、普段はないだろうし。
あれ?でも、護衛も兼ねてるんだよね?
「冒険者登録はランクCですが、斥候職が得意でしたので」
シーフと言うか、メイドの暗殺者系じゃん!アリシア……恐ろしい娘……
アタシ達がそんな風に休憩しながら魔法談義をしていると、スーリヤが何かに気づいた。
口許に人差し指を立て、静かにするようなジェスチャーにアタシ達が口をつぐむ。
スーリヤは森のどこかに話しかけた。
「出ておいで。森の民エルフは君に悪いことはしないよ」
木の陰から姿を現したのは、小さな小さな……掌位の大きさの。
「虫?」
「虫でね!わはピクシーだっ!」
なんと小さいのは妖精ピクシーだった!なんか言葉が変だけど。
「そのピクシーがなんでここに?」
「なんだばてっぺ魔力ば感じたばって来たっきゃ。したら森ば、めちゃれてるっきゃ。おめだちやったのが?」
あ~なんとなく言いたいことは判った。
大きな魔力を感じて来たら森がメチャクチャにされてると。お前達がやったのかと。
「ごめんね。アタシ達が魔法の練習してたもので」
アタシが素直に謝ると、慌ててユリースやアリシアも頭を下げて。なぜかスーリヤだけがそのままだったが。
「精霊力がない場所だということは確認していたからボクに免じて許してくれ。ところで可愛い妖精さん、君の名前は?」
スーリヤにそう言われたピクシーは、顔を赤くする。
「あまりめっちゃなどすなよ!今回だば許すはんで。わはピナッテだ」
ピクシーのピナッテか。ピナっちって呼びたくなるな~。
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