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力加減間違えちゃった☆
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「まあ仮に、お前が本物の大邪神セシリアだったとしてだ。魔王軍を壊滅させ、オレらを路頭に迷わせるような邪神の言うことを聞くわけないだろうが」
リザードマン(ボス)の言葉に、『ああ、納得』という顔でポンッと手を打ったセシリア。
うん。
旧魔王軍はアホの集まりだったようだが、中でもトップが最大のアホだったようだ。
てめえ、まったく持ってダメすぎるだろう!
宴会魔法で火葬するぞ、クソガキ! (←激怒)
「…………。ふむ、仕方ないのじゃ。ヨシマサ、プランBに移行するぞ」
「初耳なんだがどんなプランだ?」
「全員ぶっ飛ばす」
実にわかりやすいな。
けどお前、ここ来る前に『退治は優雅さに欠ける』だの、俺のことを『これだから野蛮人は~』だの散々言ってくれたよな。
「ヨシマサよ、お主の世界にはこのような素晴らしい言葉があるのじゃろう。――すべては秘書がやったことだ」
ニヤリと外見に似つかわしくない、あくどい笑みを浮かべる邪神様。
いや、意味わかんないからな。
用法も使いどころもすべて間違ってるかんな。
第一、この場面までに色々やらかしちゃってんの、お前自身だろうが。
何を架空に人物作り上げて、責任押しつけちゃってんの?
「そもそも、わらわから溢れる神々しいオーラを感じ取れん段階でこいつらに存在価値なしじゃ。魔を司る神として、裁きの鉄槌を下してやるのが慈悲というものじゃろう」
むふふ、と胸を張るセシリア。
溢れんばかりに外道なダメオーラを漂わせてやがる。さすが邪神。
けどまあ……OK。
さっきからこいつが言っていることはさっぱりわからんが、一つだけよくわかった。
こいつ、最悪だ。
何が最悪って、まずちっとも謝りやがらねえ。
妙な理屈付けて煙に巻こうとしてんじゃねえよ、クソガキ。
とりあえず、床に額を擦り付けて誠心誠意俺に謝れ。
「さて、言いたいことそれだけか? だったら、次はこちらのもてなしを受けてもらおう。最近はこの近辺を通る旅人がめっきりいなくなってな。久しぶりのお客人に、オレたち流のフルコースを味わってもらおうか」
舌なめずりしながら、ジリジリと近づいてくるリザードマン(ボス)。
周囲にいた手下のリザードマンたちも、少しずつ包囲を狭めてきているな。
やべ~。
逃げ場がない。
「のうのう、ヨシマサ。フルコースじゃって! どんなご馳走かのう?」
バカが俺の服の裾を引っぱってきやがった。
つか、てめえ、何うれしそうにしてんだ。
「期待しているところ悪いが、俺が思うに投獄、人身売買、奴隷化の転落人生三点盛りってところだと思うぞ」
「なんじゃ、食べ物ではないのか……」
俺の回答を聞いて、セシリアがしょんぼり落ち込む。
こいつって、時々ガチで純真無垢になるよな。
純粋なアホだけど。
「……まあ仕方ないな。さっさと片付けるとするか」
「うむ。そうするのじゃ」
懐から、『サルでもわかる! レメゲドン』を取り出す。
狭い室内だ。本当なら『これで完璧! 今日から君もエレメンタルマスター』の方がいいんだがな。
でも、そっちは生憎、背中のナップザックの中だ。
さすがに取り出している余裕はない。
「……セシリア、さすがにこの室内でいつもの悪魔さんパワーはまずい。力の調整は任せるぞ」
ここで全開悪魔さんパワーなんか炸裂させた日には、俺たちもお陀仏だ。
……あ、いや、意外としぶとく生き残れるかもしれないが、確実に死ぬほど痛い思いをすることになるだろう。
それだけは、絶対に避けなければならない。
だって、痛いの嫌だし。
「ぬふふ。任せておけ。それくらい、朝飯前じゃ」
言うと同時に、セシリアの腹の虫が盛大に鳴く。
朝飯前ってそういう意味じゃないからね。
あとお前、ガッツリ朝飯食っただろうが。
「まあいいや。ともかく任せたからな。――せーの、【悪魔さん、おいでませ】!」
ポフンッ! (←ば○きんマンみたいなちっさい悪魔さん登場)
ボッ……! (←手に小さい火の玉を灯し、どこぞの漫画のタイトルのように大きく振りかぶって……)
ヒュ~……。 (←投げた)
ポン! (←ボスに当たった。ナイスピッチ! けど……)
ブスブス……。 (←すぐ消えた……。リザードマンボス、どう反応すべきか困っている様子)
ポフンッ! (←悪魔さん、なぜか満足げに頷きながら退場)
「「「……………………」」」
一同、無言。
なんだろう。
俺たちに向けられるリザードマンたちの視線が――超痛い……。
「すまん、ヨシマサ……」
俺たちにとって痛い沈黙の中、それまで決して謝らなかったセシリアが謝ってきた。
「その台詞だけですでに不満と怒りしか覚えんが……何がだ、セシリア」
極めてやさしい笑顔で、どういうことか聞く。
さあ、説明するがよろしい。(←般若の面を準備)
「実はな……わらわ、力のコントロールとか、そういう細かいこと――大の苦手じゃった」
もはや見慣れたと言ってもいい、セシリアの「テヘッ☆」というかわいらしい恥じらいポーズ。
うん、そうか。
苦手なら仕方ないよな。誰にだって苦手はあるもんだ。
それはいい。
だけどな、セシリア……。
「この肝心なところで、何をしょうもない見栄張ってんだ~!」
「だって、その方がかっこいいじゃろうが! さっきのわらわのセリフ、超決まっておったじゃろうが!」
「グースカ腹の虫を鳴らしてる時点で、まったく決まっとらんわ、ボケ邪神!」
邪神と魔王の掛け合い名物『醜い争い』、この場面で勃発。
なお、完全に置いてけぼりのリザードマン一味はポカーン。
けどまあ、そんなの長く続くはずもなく……。
「おい、てめえら。さっさと捕えて、地下牢にぶちこんどけ」
「「「へい!」」」
俺とセシリアは、あっさりリザードマン一味に捕まってしまいましたとさ。
あ、もちろん『サルでもわかる! レメゲドン』やナップザックは没収された。
なんだろう。もうこれ、笑うしかないな。
ハッハッハ。アーッハッハッハ!
フウ……。
……………………。
「助けて、お巡りさ~ん!」
腹から力を入れて、全力で叫ぶ。
しかし、悲しいかな。
当然助けなんて来やしなかったとさ。
ちゃんちゃん!
リザードマン(ボス)の言葉に、『ああ、納得』という顔でポンッと手を打ったセシリア。
うん。
旧魔王軍はアホの集まりだったようだが、中でもトップが最大のアホだったようだ。
てめえ、まったく持ってダメすぎるだろう!
宴会魔法で火葬するぞ、クソガキ! (←激怒)
「…………。ふむ、仕方ないのじゃ。ヨシマサ、プランBに移行するぞ」
「初耳なんだがどんなプランだ?」
「全員ぶっ飛ばす」
実にわかりやすいな。
けどお前、ここ来る前に『退治は優雅さに欠ける』だの、俺のことを『これだから野蛮人は~』だの散々言ってくれたよな。
「ヨシマサよ、お主の世界にはこのような素晴らしい言葉があるのじゃろう。――すべては秘書がやったことだ」
ニヤリと外見に似つかわしくない、あくどい笑みを浮かべる邪神様。
いや、意味わかんないからな。
用法も使いどころもすべて間違ってるかんな。
第一、この場面までに色々やらかしちゃってんの、お前自身だろうが。
何を架空に人物作り上げて、責任押しつけちゃってんの?
「そもそも、わらわから溢れる神々しいオーラを感じ取れん段階でこいつらに存在価値なしじゃ。魔を司る神として、裁きの鉄槌を下してやるのが慈悲というものじゃろう」
むふふ、と胸を張るセシリア。
溢れんばかりに外道なダメオーラを漂わせてやがる。さすが邪神。
けどまあ……OK。
さっきからこいつが言っていることはさっぱりわからんが、一つだけよくわかった。
こいつ、最悪だ。
何が最悪って、まずちっとも謝りやがらねえ。
妙な理屈付けて煙に巻こうとしてんじゃねえよ、クソガキ。
とりあえず、床に額を擦り付けて誠心誠意俺に謝れ。
「さて、言いたいことそれだけか? だったら、次はこちらのもてなしを受けてもらおう。最近はこの近辺を通る旅人がめっきりいなくなってな。久しぶりのお客人に、オレたち流のフルコースを味わってもらおうか」
舌なめずりしながら、ジリジリと近づいてくるリザードマン(ボス)。
周囲にいた手下のリザードマンたちも、少しずつ包囲を狭めてきているな。
やべ~。
逃げ場がない。
「のうのう、ヨシマサ。フルコースじゃって! どんなご馳走かのう?」
バカが俺の服の裾を引っぱってきやがった。
つか、てめえ、何うれしそうにしてんだ。
「期待しているところ悪いが、俺が思うに投獄、人身売買、奴隷化の転落人生三点盛りってところだと思うぞ」
「なんじゃ、食べ物ではないのか……」
俺の回答を聞いて、セシリアがしょんぼり落ち込む。
こいつって、時々ガチで純真無垢になるよな。
純粋なアホだけど。
「……まあ仕方ないな。さっさと片付けるとするか」
「うむ。そうするのじゃ」
懐から、『サルでもわかる! レメゲドン』を取り出す。
狭い室内だ。本当なら『これで完璧! 今日から君もエレメンタルマスター』の方がいいんだがな。
でも、そっちは生憎、背中のナップザックの中だ。
さすがに取り出している余裕はない。
「……セシリア、さすがにこの室内でいつもの悪魔さんパワーはまずい。力の調整は任せるぞ」
ここで全開悪魔さんパワーなんか炸裂させた日には、俺たちもお陀仏だ。
……あ、いや、意外としぶとく生き残れるかもしれないが、確実に死ぬほど痛い思いをすることになるだろう。
それだけは、絶対に避けなければならない。
だって、痛いの嫌だし。
「ぬふふ。任せておけ。それくらい、朝飯前じゃ」
言うと同時に、セシリアの腹の虫が盛大に鳴く。
朝飯前ってそういう意味じゃないからね。
あとお前、ガッツリ朝飯食っただろうが。
「まあいいや。ともかく任せたからな。――せーの、【悪魔さん、おいでませ】!」
ポフンッ! (←ば○きんマンみたいなちっさい悪魔さん登場)
ボッ……! (←手に小さい火の玉を灯し、どこぞの漫画のタイトルのように大きく振りかぶって……)
ヒュ~……。 (←投げた)
ポン! (←ボスに当たった。ナイスピッチ! けど……)
ブスブス……。 (←すぐ消えた……。リザードマンボス、どう反応すべきか困っている様子)
ポフンッ! (←悪魔さん、なぜか満足げに頷きながら退場)
「「「……………………」」」
一同、無言。
なんだろう。
俺たちに向けられるリザードマンたちの視線が――超痛い……。
「すまん、ヨシマサ……」
俺たちにとって痛い沈黙の中、それまで決して謝らなかったセシリアが謝ってきた。
「その台詞だけですでに不満と怒りしか覚えんが……何がだ、セシリア」
極めてやさしい笑顔で、どういうことか聞く。
さあ、説明するがよろしい。(←般若の面を準備)
「実はな……わらわ、力のコントロールとか、そういう細かいこと――大の苦手じゃった」
もはや見慣れたと言ってもいい、セシリアの「テヘッ☆」というかわいらしい恥じらいポーズ。
うん、そうか。
苦手なら仕方ないよな。誰にだって苦手はあるもんだ。
それはいい。
だけどな、セシリア……。
「この肝心なところで、何をしょうもない見栄張ってんだ~!」
「だって、その方がかっこいいじゃろうが! さっきのわらわのセリフ、超決まっておったじゃろうが!」
「グースカ腹の虫を鳴らしてる時点で、まったく決まっとらんわ、ボケ邪神!」
邪神と魔王の掛け合い名物『醜い争い』、この場面で勃発。
なお、完全に置いてけぼりのリザードマン一味はポカーン。
けどまあ、そんなの長く続くはずもなく……。
「おい、てめえら。さっさと捕えて、地下牢にぶちこんどけ」
「「「へい!」」」
俺とセシリアは、あっさりリザードマン一味に捕まってしまいましたとさ。
あ、もちろん『サルでもわかる! レメゲドン』やナップザックは没収された。
なんだろう。もうこれ、笑うしかないな。
ハッハッハ。アーッハッハッハ!
フウ……。
……………………。
「助けて、お巡りさ~ん!」
腹から力を入れて、全力で叫ぶ。
しかし、悲しいかな。
当然助けなんて来やしなかったとさ。
ちゃんちゃん!
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