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無駄に神速な攻防戦
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「暇じゃのう~」
満天の星が輝く、夜のヴァーナ公国市場街。
万桜号の助手席で足をプラプラさせ、セシリアがつぶやいた。
「これは暇じゃなくて、平和と言うんだ。少しはありがたみでも感じて、天に感謝でもしていろ」
「感謝も何も~、わらわ邪神じゃし~。基本~、世の中が乱れてるくらいじゃないと退屈なのじゃよ~」
はた迷惑なクソガキだ。
だったらこれを機に、ニート神にでも鞍替えしてしまえ。
そうすりゃ、世の中もう少し平和になるだろう。
とまあ、そんなことはさておき……。
俺とセシリアがリザードマン一味の討伐から帰ってきて、今日で丸一週間。
賞金もたんまり入り、目的の本も買うことができた俺たちは、いつも通りの平和な日常に身を置いていた。
昼間は読み聞かせ、夜は大道芸。
実入りも上々で、実に順風満帆な日常だ。文句の一つも出てこない。
最近は読み聞かせの方も、手に入れた説話集と俺の世界から持ち込んだ本をローテーションすることで、レパートリーが増したからな。
市場街だけでなく、富裕層のガキ共もうわさを聞きつけてやってくるようになった。
おかげで、昼間の万桜号付近はすっかりガキどもの社交場だ。
「お前だって、ガキどもと楽しそうにおしゃべりしてんじゃねえか」
「ハンッ! あんなのは、その場も雰囲気に合わせてやっているだけじゃ。別にわらわは、楽しんでなどおらぬわ」
「まあ、実際は見た目が同じくらいなだけだしな。ガキとバb――げふらっ!」
運転席を倒して寝そべる俺の腹に、セシリアの高速回転踵落しがめり込んだ。
フッ……。
危うく晩飯に食ったパスタが、ピュルッとリバースするところだったぜ。
「ヨシマサよ、みだりに女性の年齢に触れるようでは、この先も一生モテんぞ。いや、面倒じゃからわらわがモテんように呪いをかけておいてやる」
なんか恐ろしいことを言い始めた。
つか、目がかつて見たことないほど真剣――いや、どちらかというと危険だ。
暇を持て余しすぎて、何か手ごろな刺激でも求めていると見える。
これは、マジでやるぞ。
先日聞いた限り、すでに呪いにかかっているような状態なのに、邪神のガチ呪いが上乗せされたらシャレにならん。
「安心せい。サービスでこれまで通り、ガチムチマッスル系にだけは好かれるようにしておいてやる。――いや、むしろより一層モテるようにしてやる。わらわも鬼ではないのでな」
うん。
確かにこいつは鬼じゃないな。
さすがに鬼だって、もう少し慈悲のある呪いのかけ方をするだろう。
というかセシリアよ、お前は俺をどうしたいのだ。
美青年であるところの俺を、めくるめくリアルBLの世界にでも落としたいのか?
「いや、どちらかというとそんなキレイなところではなく――」
「マジすんませんした。反省するんで、マジ勘弁してください」
セシリアが言い切る前にとりあえず全力で土下座した。
なんか、最後まで聞いてはいけない気がしたので……。
ヤベぇ……。
震えと鳥肌が止まらないぜ。
セシリア、恐ろしい子。さすが邪神。
「まあ、冗談じゃけどな」
「おお、そうか。いや~、よかったぜ。性悪悪魔なお前のことだから、俺の土下座を堪能した上で呪いもかけてくるんじゃないかと――」
「あ、もしもし、呪いの神? 久しぶり~。わらわじゃ、わらわ。邪神のセシリアじゃ」
「チッ!」
青筋浮かべて笑顔で電話するセシリアから、光の速さで携帯を取り上げる。
危なかったぜ。
もう少しで手遅れになるところだった。
つか、この世界の神たちの通信手段って携帯電話なのかよ。
なんか微妙にチープだぞ。
基地局どこにあんだよ。
「そうそう。今、わらわの隣にいる男にじゃな――」
「くっ!」
二台目持っていやがったか。
このクソ邪神、いったいどこでこんなもの手に入れてんだ。
ともあれ、そのあとも手品のように三台目、四台目と携帯を繰り出すセシリアと格闘するうちに夜も更けていき……。
「ゼィ……ハァ……。もうこれ以上は出てこないな」
「ぐむむ……。なんじゃい、暇つぶしのちょっとしたジョークで熱くなりおって!」
「いや、暇つぶしで俺の人生滅茶苦茶にしないでくれます?」
地団太を踏んで、悔しがるセシリア。
お前、そこまでして俺をマッチョ専にしたかったのか。そら恐ろしい奴だ。
若干引くぞ。
まあ、47台にも及ぶ携帯の争奪戦は、からくも俺の勝利。
俺は、邪神の呪いを見事に打ち破ったのだった。
「……のう、ヨシマサや~」
「次の国に行く気はないぞ。もうしばらくはこの国に逗留する」
「お主、何をわらわの心を読んでおるのじゃ! 気持ち悪いヤツじゃのう。そんなんだから、モテんのじゃ」
うん。
お前、いつも自分が俺に対して何しているか、胸に手を当ててじっくり考えてみようか。
「わらわは神様だからいいのじゃ。えっへん!」
揺らぐことなく最悪だった。
なんだ、このジャイアニズム。
こいつ、自分勝手すぎるだろう。
つか、リアルに「えっへん!」っていうヤツ、初めて見たわ。
とりあえず、恐ろしくウゼえな。
けど、まあいいや。
こいつの性悪具合は、今に始まったことじゃないしな。気にしたら負けだ。
大人になれ、俺。
「はいはい、そうですかい。ともかく、次の国には行かん。もう少し、ここでまったり平和な日常を過ごすんだ」
こいつのことだから、旅をしている最中にも「飽きた」だのうるさくなることは目に見えている。
どうせこの先の目的地もないのだから、しばらくはここでのんびりした日々を過ごしても罰は当たらないはずだ。
「ブー! ヨシマサのけちんぼ。童貞早漏野郎」
「OK。戦争だ。表へ出ろ」
ハッハッハ。いい度胸だ、ポンコツ寸胴クソ邪神。
貴様が選んだ魔王の実力、とくと見せてやろうじゃないか。
というわけで、例によって俺と邪神による最終戦争勃発。
こうして朝までコースでハッスルし続ける羽目になった俺たちは、クロスカウンターを決め合ったまま朝日を拝むこととなり、そのまま両者ノックダウンで眠りについたのだった。
ただまあ、セシリアのこの「暇だ~」という言葉。
あとからよくよく考えてみれば、これがフラグというヤツだったのかもしれんな。
だって三日後、主にセシリアにとって、暇だなんだといっていられん事態が発生したのだから……。
満天の星が輝く、夜のヴァーナ公国市場街。
万桜号の助手席で足をプラプラさせ、セシリアがつぶやいた。
「これは暇じゃなくて、平和と言うんだ。少しはありがたみでも感じて、天に感謝でもしていろ」
「感謝も何も~、わらわ邪神じゃし~。基本~、世の中が乱れてるくらいじゃないと退屈なのじゃよ~」
はた迷惑なクソガキだ。
だったらこれを機に、ニート神にでも鞍替えしてしまえ。
そうすりゃ、世の中もう少し平和になるだろう。
とまあ、そんなことはさておき……。
俺とセシリアがリザードマン一味の討伐から帰ってきて、今日で丸一週間。
賞金もたんまり入り、目的の本も買うことができた俺たちは、いつも通りの平和な日常に身を置いていた。
昼間は読み聞かせ、夜は大道芸。
実入りも上々で、実に順風満帆な日常だ。文句の一つも出てこない。
最近は読み聞かせの方も、手に入れた説話集と俺の世界から持ち込んだ本をローテーションすることで、レパートリーが増したからな。
市場街だけでなく、富裕層のガキ共もうわさを聞きつけてやってくるようになった。
おかげで、昼間の万桜号付近はすっかりガキどもの社交場だ。
「お前だって、ガキどもと楽しそうにおしゃべりしてんじゃねえか」
「ハンッ! あんなのは、その場も雰囲気に合わせてやっているだけじゃ。別にわらわは、楽しんでなどおらぬわ」
「まあ、実際は見た目が同じくらいなだけだしな。ガキとバb――げふらっ!」
運転席を倒して寝そべる俺の腹に、セシリアの高速回転踵落しがめり込んだ。
フッ……。
危うく晩飯に食ったパスタが、ピュルッとリバースするところだったぜ。
「ヨシマサよ、みだりに女性の年齢に触れるようでは、この先も一生モテんぞ。いや、面倒じゃからわらわがモテんように呪いをかけておいてやる」
なんか恐ろしいことを言い始めた。
つか、目がかつて見たことないほど真剣――いや、どちらかというと危険だ。
暇を持て余しすぎて、何か手ごろな刺激でも求めていると見える。
これは、マジでやるぞ。
先日聞いた限り、すでに呪いにかかっているような状態なのに、邪神のガチ呪いが上乗せされたらシャレにならん。
「安心せい。サービスでこれまで通り、ガチムチマッスル系にだけは好かれるようにしておいてやる。――いや、むしろより一層モテるようにしてやる。わらわも鬼ではないのでな」
うん。
確かにこいつは鬼じゃないな。
さすがに鬼だって、もう少し慈悲のある呪いのかけ方をするだろう。
というかセシリアよ、お前は俺をどうしたいのだ。
美青年であるところの俺を、めくるめくリアルBLの世界にでも落としたいのか?
「いや、どちらかというとそんなキレイなところではなく――」
「マジすんませんした。反省するんで、マジ勘弁してください」
セシリアが言い切る前にとりあえず全力で土下座した。
なんか、最後まで聞いてはいけない気がしたので……。
ヤベぇ……。
震えと鳥肌が止まらないぜ。
セシリア、恐ろしい子。さすが邪神。
「まあ、冗談じゃけどな」
「おお、そうか。いや~、よかったぜ。性悪悪魔なお前のことだから、俺の土下座を堪能した上で呪いもかけてくるんじゃないかと――」
「あ、もしもし、呪いの神? 久しぶり~。わらわじゃ、わらわ。邪神のセシリアじゃ」
「チッ!」
青筋浮かべて笑顔で電話するセシリアから、光の速さで携帯を取り上げる。
危なかったぜ。
もう少しで手遅れになるところだった。
つか、この世界の神たちの通信手段って携帯電話なのかよ。
なんか微妙にチープだぞ。
基地局どこにあんだよ。
「そうそう。今、わらわの隣にいる男にじゃな――」
「くっ!」
二台目持っていやがったか。
このクソ邪神、いったいどこでこんなもの手に入れてんだ。
ともあれ、そのあとも手品のように三台目、四台目と携帯を繰り出すセシリアと格闘するうちに夜も更けていき……。
「ゼィ……ハァ……。もうこれ以上は出てこないな」
「ぐむむ……。なんじゃい、暇つぶしのちょっとしたジョークで熱くなりおって!」
「いや、暇つぶしで俺の人生滅茶苦茶にしないでくれます?」
地団太を踏んで、悔しがるセシリア。
お前、そこまでして俺をマッチョ専にしたかったのか。そら恐ろしい奴だ。
若干引くぞ。
まあ、47台にも及ぶ携帯の争奪戦は、からくも俺の勝利。
俺は、邪神の呪いを見事に打ち破ったのだった。
「……のう、ヨシマサや~」
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「お主、何をわらわの心を読んでおるのじゃ! 気持ち悪いヤツじゃのう。そんなんだから、モテんのじゃ」
うん。
お前、いつも自分が俺に対して何しているか、胸に手を当ててじっくり考えてみようか。
「わらわは神様だからいいのじゃ。えっへん!」
揺らぐことなく最悪だった。
なんだ、このジャイアニズム。
こいつ、自分勝手すぎるだろう。
つか、リアルに「えっへん!」っていうヤツ、初めて見たわ。
とりあえず、恐ろしくウゼえな。
けど、まあいいや。
こいつの性悪具合は、今に始まったことじゃないしな。気にしたら負けだ。
大人になれ、俺。
「はいはい、そうですかい。ともかく、次の国には行かん。もう少し、ここでまったり平和な日常を過ごすんだ」
こいつのことだから、旅をしている最中にも「飽きた」だのうるさくなることは目に見えている。
どうせこの先の目的地もないのだから、しばらくはここでのんびりした日々を過ごしても罰は当たらないはずだ。
「ブー! ヨシマサのけちんぼ。童貞早漏野郎」
「OK。戦争だ。表へ出ろ」
ハッハッハ。いい度胸だ、ポンコツ寸胴クソ邪神。
貴様が選んだ魔王の実力、とくと見せてやろうじゃないか。
というわけで、例によって俺と邪神による最終戦争勃発。
こうして朝までコースでハッスルし続ける羽目になった俺たちは、クロスカウンターを決め合ったまま朝日を拝むこととなり、そのまま両者ノックダウンで眠りについたのだった。
ただまあ、セシリアのこの「暇だ~」という言葉。
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