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華
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僕は恋をしました
彼女の横顔はまるで水辺に咲く花のように儚く美しいものだった
教室の端で一人読書をする彼女に声をかけた
彼女は微笑み顔で「____」と
その瞬間彼女の全てが欲しくなりました
白い肌 優しい瞳 まだ幼さが残る声 少し三つ編みが乱れている黒い髪
全てが欲しくなったのです
その日から、僕は彼女が全てになりました
次の日の朝、初めて髪の毛を結んでいない彼女を見ました
黒く真っ直ぐな髪の毛はとても彼女に似合っていました
その日の夜 初めて彼女の寝顔を見ました
月明かりに照らされた彼女の顔はまるで白百合のように白く美しいものでした
次の日の朝、初めて挨拶を交わしました
少し赤く染った彼女の顔はまるで林檎のように可愛らしいものでした
そんな日々が続く中私の中で一つの感情が日に日に大きくなってくことに気づきました
彼女を私のものにしたい_と___
夕日に照らされた彼女も美しかった
僕は夕暮れに誘われるように彼女に声をかけた
嗚呼 慌てふためく君も美しいよ
大丈夫 もう少しさ
暗い部屋の中 泣きわめく君も美しかった
徐々に理性を失っていく君…そんな顔をするんだね
目隠しを外して欲しい?外そうがきっと変わらないさ
手錠を解いて欲しい? 逃げられないことに変わりはないさ
嗚呼…君は本当に可愛いね
そんな声を出すんだね
乱れる君も美しいよ
でも少しやり過ぎたかな
暗い部屋の中咲き誇る君の声はもう聞けないんだね
まあでもひとつかけた所で君の美しさは変わらないよ
愛しい死体よ永遠に
彼女の横顔はまるで水辺に咲く花のように儚く美しいものだった
教室の端で一人読書をする彼女に声をかけた
彼女は微笑み顔で「____」と
その瞬間彼女の全てが欲しくなりました
白い肌 優しい瞳 まだ幼さが残る声 少し三つ編みが乱れている黒い髪
全てが欲しくなったのです
その日から、僕は彼女が全てになりました
次の日の朝、初めて髪の毛を結んでいない彼女を見ました
黒く真っ直ぐな髪の毛はとても彼女に似合っていました
その日の夜 初めて彼女の寝顔を見ました
月明かりに照らされた彼女の顔はまるで白百合のように白く美しいものでした
次の日の朝、初めて挨拶を交わしました
少し赤く染った彼女の顔はまるで林檎のように可愛らしいものでした
そんな日々が続く中私の中で一つの感情が日に日に大きくなってくことに気づきました
彼女を私のものにしたい_と___
夕日に照らされた彼女も美しかった
僕は夕暮れに誘われるように彼女に声をかけた
嗚呼 慌てふためく君も美しいよ
大丈夫 もう少しさ
暗い部屋の中 泣きわめく君も美しかった
徐々に理性を失っていく君…そんな顔をするんだね
目隠しを外して欲しい?外そうがきっと変わらないさ
手錠を解いて欲しい? 逃げられないことに変わりはないさ
嗚呼…君は本当に可愛いね
そんな声を出すんだね
乱れる君も美しいよ
でも少しやり過ぎたかな
暗い部屋の中咲き誇る君の声はもう聞けないんだね
まあでもひとつかけた所で君の美しさは変わらないよ
愛しい死体よ永遠に
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