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case 8
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季節は春。
テレビからは開花宣言がどうだという天気予報士のコメントが聞こえる。テレビをつけてみたがまだ寒くて布団から抜け出せずにいた。
期末試験を無事パスして三枝大輝は大学4年に進級をした。就活や研究で忙しくなる前に田舎に帰省しようと思い、来週の月曜日に出発する飛行機を予約している。今日はお土産を買うために友達に車を出してもらう約束をしていた。
ピーンポーン
部屋のインターホンが来客を知らせる。
「開いてるよー。」
「おはぁ。あ、お前まだ起きたばっかじゃん。俺来るの10時でよかったんじゃないの?早起きして損した。」
さっそく不満を吐露する彼は柳誠司(やなぎせいじ)。同じく大学4年だ。
「まぁまぁ、そう言うなよ誠司。早起きは三文の徳なんだからもう既にお前は得してるんだよ。」
「お前三文ってなんのことか知ってんの?」
「いや知らんけど一石二鳥的なことなんでしょ?」
「お前クソやな。三文ってまぁほんの少しみたいな意味だしそもそもの意味は早起きしても三文しか徳ねえって意味だからな。」
俺は良くこいつから諺や言葉の意味を教えてもらう。すぐに忘れちゃうんだけどさ。
「流石文系男子。やるな。」
「いいからさっさと布団から出て準備しろや。」
「へーい。」
渋々布団から出て急いで準備をし、相棒の車でお土産巡りの旅に出た。
買い物を終えた俺たちは昼食を取ることにした。
「お前まだ彼女できないの?」
唐突な質問が誠司から投げ掛けられた。
「え?なんで?まさかお前彼女できたの?」
「いや、この前告白されてまだ答え保留中なんだけどさ。お前のそんな話大学入ってから聞いたことないしどうなのかと思ってさー。」
「とりあえずその子はやめとけ。ちなみにどんな子なんだよ。」
呆れた表情で誠司は答える。
「お前なかなかのクズだな。まぁいい子だよ。3つ下の子なんだけどしっかりしてるんだよな。」
「お前のことは今後ロリコンと呼ぶ。」
一瞬眉をピクリと動かした誠司はわざとらしく笑顔をつくる。
「歩いて帰るか?」
「すいませんでした!」
「よろしい。でも実際年離れてるかなーと思って保留にしてるんだよな。お前だったら付き合う?」
なるほど。これは相談だったのか。ただの自慢かと思ってイラついちゃったぜ。
「俺だったら付き合わない。年下なんて話合わないし自分より子供の相手なんて絶対無理。あと3歳は離れすぎだろ。それもう高校生じゃん。」
「いや、一応大学生だよ。でも確かにそうかもなー。まぁとりあえずデートしてからじゃないとなんもわかんないしな。」
「デートしたって時間の無駄だろ。ガキだよガキ。まぁ楽しんできなよ子守りをさ。」
「お前がモテない理由がなんかわかった気がする。」
あれから数日がたち出発当日。
先週の冷え込みは嘘のように暖かな日差しが降りそそぐ。
登場手続きを終え機内に乗り込む。俺は窓際の席だ。
暫くすると隣の席の人が来た。女の子だ。かわいいというよりも綺麗という形容詞がしっくりくる容姿だった。その割には服装は子供っぽいものを身に付けている。安っぽい腕輪や大きなリュックサック、ヒラヒラのスカートなど見れば見るほど気になってくる。
「あれ、上がんない、重い…」
一生懸命リュックを頭上の棚にあげようとしているがその細い腕では厳しい様子だ。
「あげますよ。貸して。」
俺はたまには人助けもいいかなと気まぐれで手助けをした。
「ごめんなさい。ありがとうございます。荷物詰め込みすぎちゃって。」
恥ずかしそうに彼女はハニカム。
「たしかに荷物すごいね。肩痛くなんない?」
いつの間にか彼女との会話を引き伸ばそうとする自分がいた。
「大丈夫です。肩が固いのかな?なんか大丈夫でした。今年受験なんでこの近くにあるお姉ちゃんの大学を見に行って来たんですよね。それでうち田舎だからお土産いっぱい買っちゃって。」
肩が固いってなんだよ。なんか面白い子だな。服装が少し幼いのも納得だ。まだ高校生だったんだな。
「その大学ってもしかして…」
やはり俺の通う大学だった。
「あの、ちなみに学部とか学科はどこか決めてるの?」
「一応建築系にしようかと思ってるんです。姉は文系なのでその辺の話は詳しく聞けなかったんですけどね。」
俺、建築学科なんだよな…。もう一歩踏み込んでいいのか考えていると彼女から次の質問が来て話が流れてしまった。
「ちなみに実家はどこなんですか?」
なんと実家も近かった。もしかしたらこの子の姉って知ってる人なんじゃないだろうか。
「空港からは電車ですか?一緒に帰りません?私電車の乗り継ぎが苦手で…」
うちのおかんみたいなこと言ってるよ。今時珍しいな。
「それは別に構わないけどさ、なんかおばちゃんみたいだね。」
「ひどいなぁ。まだ高校生なのになぁ。傷つくなぁ。」
ちょっとへこんじゃったよ。
「なんだろう…折角かわいいのに中身がおばちゃんみたいでなんか新感覚だね。」
フォローのつもりだったが話がおかしな方に転がってしまう。
「私かわいいですかね?」
面と向かってそんなことを聞かれると答えにくい。
「えっと…可愛いと思うよ。」
「嬉しい。」
うっとりとしている。ホントに嬉しかったのだろう。
「私まだ誰かと付き合ったことなくて…その、かわいいなんて言ってもらえたの初めてで…」
いや、たしかにかわいいとは言った。言ったけどそれは聞かれたからで…確かにかわいいとは思ってるけど別に口説こうと思っての発言じゃないんだけどな。この子ピュア過ぎだろ。
「あの、私…どうですか?」
「え?」
これ、告白?
話の展開が早すぎて頭がついていかない。こんなの少女漫画でも展開が速すぎるって感想届くレベルだろ。
「えっとさ…今のって…」
彼女を見ると真剣な表情でコクコクと頷く。その柔らかそうな頬はほんのりと朱に染まる。正直言ってこの子はかわいい。凄くタイプだ。
先週の誠司との会話が思い出される。
まいったな…高校生の彼女ができたなんて言ったらロリコン扱いされるよな…そもそも俺が勝手に言ってるだけなんだけどさ…
チラリと彼女の様子を伺うと凄く不安そうな顔をしていた。そんな顔しないでよ…この子の告白を断れるのか俺?
よく考えたら告白されるの初めてだから答え方がわからない。更に断るとなれば尚更だ。
「そんな顔しないでよ。ちょっと落ち着こう。あ、君のことはホントに可愛いと思ってる。でもそれだけじゃ付き合えないよ。とりあえず名前とか色々教えてよ。俺のことも教えるからさ。」
ひとまず断り方を考える時間を確保した。それからお互いに自己紹介をしていろんなことを話した。一生懸命自分を知ってもらおうと話す彼女に次第に惹かれていくのが自分でもわかった。いつの間にか俺の中で断るという選択肢は何処かへ行ってしまい、普通に楽しい空の旅となった。
「どうですか?私のこと好きになりましたか?」
耳元で囁かれ、体温が上昇を始める。今まで達したことのない心拍数に息苦しさを覚えた。ドキドキしている。それが全てだろう。
まだ彼女の気持ちにちゃんと答えていない俺にその権利はないのだが、彼女に触れてみたいという気持ちが止まらなくなっていた。二十歳過ぎても彼女のできたことのない男子なんて煩悩の塊みたいなものだ。それを我慢できるならそいつは坊さんになるべきだろう。
膝の上に置かれた手をそっと握る。と同時に俺は驚いた。
「触っちゃダメだよ…余裕がないのばれちゃうじゃん。」
彼女の両手が俺の右手を優しく包み込む。その手は少し冷たく、そして少しだけ震えていた。
年下だとか年上だとか御託を並べていた自分が恥ずかしく思えた。皆、真剣なんだ。それを教えてくれた彼女に心の中でお礼を言い、俺は覚悟を決めた。
「俺も君が好きだ。これからよろしく。」
耳元で囁くと、彼女は俺の腕に抱きつき顔を埋めた。小刻みに震える肩を見ていると優しい気持ちが溢れてくる。
彼女の頭をそっと撫でる。恐る恐る伸ばしたぎこちない手の動きに彼女は何を思うだろうか。こんなことやったことないから全くやり方がわからない。それでも、何かしてあげたかったんだ。
翌週。
「誠司、俺彼女できたわ。」
「そりゃまた急な話だな。俺はお前の助言通り例の子はお断りしたからまだ彼女いないんですけどね。で、どんな子なんだ?」
「女子高生だ!」
「は?」
「誠司、開いた口が塞がらないっていうのはなぁ今のお前の状態の事だぞ。」
俺はどや顔で教えてやった。
テレビからは開花宣言がどうだという天気予報士のコメントが聞こえる。テレビをつけてみたがまだ寒くて布団から抜け出せずにいた。
期末試験を無事パスして三枝大輝は大学4年に進級をした。就活や研究で忙しくなる前に田舎に帰省しようと思い、来週の月曜日に出発する飛行機を予約している。今日はお土産を買うために友達に車を出してもらう約束をしていた。
ピーンポーン
部屋のインターホンが来客を知らせる。
「開いてるよー。」
「おはぁ。あ、お前まだ起きたばっかじゃん。俺来るの10時でよかったんじゃないの?早起きして損した。」
さっそく不満を吐露する彼は柳誠司(やなぎせいじ)。同じく大学4年だ。
「まぁまぁ、そう言うなよ誠司。早起きは三文の徳なんだからもう既にお前は得してるんだよ。」
「お前三文ってなんのことか知ってんの?」
「いや知らんけど一石二鳥的なことなんでしょ?」
「お前クソやな。三文ってまぁほんの少しみたいな意味だしそもそもの意味は早起きしても三文しか徳ねえって意味だからな。」
俺は良くこいつから諺や言葉の意味を教えてもらう。すぐに忘れちゃうんだけどさ。
「流石文系男子。やるな。」
「いいからさっさと布団から出て準備しろや。」
「へーい。」
渋々布団から出て急いで準備をし、相棒の車でお土産巡りの旅に出た。
買い物を終えた俺たちは昼食を取ることにした。
「お前まだ彼女できないの?」
唐突な質問が誠司から投げ掛けられた。
「え?なんで?まさかお前彼女できたの?」
「いや、この前告白されてまだ答え保留中なんだけどさ。お前のそんな話大学入ってから聞いたことないしどうなのかと思ってさー。」
「とりあえずその子はやめとけ。ちなみにどんな子なんだよ。」
呆れた表情で誠司は答える。
「お前なかなかのクズだな。まぁいい子だよ。3つ下の子なんだけどしっかりしてるんだよな。」
「お前のことは今後ロリコンと呼ぶ。」
一瞬眉をピクリと動かした誠司はわざとらしく笑顔をつくる。
「歩いて帰るか?」
「すいませんでした!」
「よろしい。でも実際年離れてるかなーと思って保留にしてるんだよな。お前だったら付き合う?」
なるほど。これは相談だったのか。ただの自慢かと思ってイラついちゃったぜ。
「俺だったら付き合わない。年下なんて話合わないし自分より子供の相手なんて絶対無理。あと3歳は離れすぎだろ。それもう高校生じゃん。」
「いや、一応大学生だよ。でも確かにそうかもなー。まぁとりあえずデートしてからじゃないとなんもわかんないしな。」
「デートしたって時間の無駄だろ。ガキだよガキ。まぁ楽しんできなよ子守りをさ。」
「お前がモテない理由がなんかわかった気がする。」
あれから数日がたち出発当日。
先週の冷え込みは嘘のように暖かな日差しが降りそそぐ。
登場手続きを終え機内に乗り込む。俺は窓際の席だ。
暫くすると隣の席の人が来た。女の子だ。かわいいというよりも綺麗という形容詞がしっくりくる容姿だった。その割には服装は子供っぽいものを身に付けている。安っぽい腕輪や大きなリュックサック、ヒラヒラのスカートなど見れば見るほど気になってくる。
「あれ、上がんない、重い…」
一生懸命リュックを頭上の棚にあげようとしているがその細い腕では厳しい様子だ。
「あげますよ。貸して。」
俺はたまには人助けもいいかなと気まぐれで手助けをした。
「ごめんなさい。ありがとうございます。荷物詰め込みすぎちゃって。」
恥ずかしそうに彼女はハニカム。
「たしかに荷物すごいね。肩痛くなんない?」
いつの間にか彼女との会話を引き伸ばそうとする自分がいた。
「大丈夫です。肩が固いのかな?なんか大丈夫でした。今年受験なんでこの近くにあるお姉ちゃんの大学を見に行って来たんですよね。それでうち田舎だからお土産いっぱい買っちゃって。」
肩が固いってなんだよ。なんか面白い子だな。服装が少し幼いのも納得だ。まだ高校生だったんだな。
「その大学ってもしかして…」
やはり俺の通う大学だった。
「あの、ちなみに学部とか学科はどこか決めてるの?」
「一応建築系にしようかと思ってるんです。姉は文系なのでその辺の話は詳しく聞けなかったんですけどね。」
俺、建築学科なんだよな…。もう一歩踏み込んでいいのか考えていると彼女から次の質問が来て話が流れてしまった。
「ちなみに実家はどこなんですか?」
なんと実家も近かった。もしかしたらこの子の姉って知ってる人なんじゃないだろうか。
「空港からは電車ですか?一緒に帰りません?私電車の乗り継ぎが苦手で…」
うちのおかんみたいなこと言ってるよ。今時珍しいな。
「それは別に構わないけどさ、なんかおばちゃんみたいだね。」
「ひどいなぁ。まだ高校生なのになぁ。傷つくなぁ。」
ちょっとへこんじゃったよ。
「なんだろう…折角かわいいのに中身がおばちゃんみたいでなんか新感覚だね。」
フォローのつもりだったが話がおかしな方に転がってしまう。
「私かわいいですかね?」
面と向かってそんなことを聞かれると答えにくい。
「えっと…可愛いと思うよ。」
「嬉しい。」
うっとりとしている。ホントに嬉しかったのだろう。
「私まだ誰かと付き合ったことなくて…その、かわいいなんて言ってもらえたの初めてで…」
いや、たしかにかわいいとは言った。言ったけどそれは聞かれたからで…確かにかわいいとは思ってるけど別に口説こうと思っての発言じゃないんだけどな。この子ピュア過ぎだろ。
「あの、私…どうですか?」
「え?」
これ、告白?
話の展開が早すぎて頭がついていかない。こんなの少女漫画でも展開が速すぎるって感想届くレベルだろ。
「えっとさ…今のって…」
彼女を見ると真剣な表情でコクコクと頷く。その柔らかそうな頬はほんのりと朱に染まる。正直言ってこの子はかわいい。凄くタイプだ。
先週の誠司との会話が思い出される。
まいったな…高校生の彼女ができたなんて言ったらロリコン扱いされるよな…そもそも俺が勝手に言ってるだけなんだけどさ…
チラリと彼女の様子を伺うと凄く不安そうな顔をしていた。そんな顔しないでよ…この子の告白を断れるのか俺?
よく考えたら告白されるの初めてだから答え方がわからない。更に断るとなれば尚更だ。
「そんな顔しないでよ。ちょっと落ち着こう。あ、君のことはホントに可愛いと思ってる。でもそれだけじゃ付き合えないよ。とりあえず名前とか色々教えてよ。俺のことも教えるからさ。」
ひとまず断り方を考える時間を確保した。それからお互いに自己紹介をしていろんなことを話した。一生懸命自分を知ってもらおうと話す彼女に次第に惹かれていくのが自分でもわかった。いつの間にか俺の中で断るという選択肢は何処かへ行ってしまい、普通に楽しい空の旅となった。
「どうですか?私のこと好きになりましたか?」
耳元で囁かれ、体温が上昇を始める。今まで達したことのない心拍数に息苦しさを覚えた。ドキドキしている。それが全てだろう。
まだ彼女の気持ちにちゃんと答えていない俺にその権利はないのだが、彼女に触れてみたいという気持ちが止まらなくなっていた。二十歳過ぎても彼女のできたことのない男子なんて煩悩の塊みたいなものだ。それを我慢できるならそいつは坊さんになるべきだろう。
膝の上に置かれた手をそっと握る。と同時に俺は驚いた。
「触っちゃダメだよ…余裕がないのばれちゃうじゃん。」
彼女の両手が俺の右手を優しく包み込む。その手は少し冷たく、そして少しだけ震えていた。
年下だとか年上だとか御託を並べていた自分が恥ずかしく思えた。皆、真剣なんだ。それを教えてくれた彼女に心の中でお礼を言い、俺は覚悟を決めた。
「俺も君が好きだ。これからよろしく。」
耳元で囁くと、彼女は俺の腕に抱きつき顔を埋めた。小刻みに震える肩を見ていると優しい気持ちが溢れてくる。
彼女の頭をそっと撫でる。恐る恐る伸ばしたぎこちない手の動きに彼女は何を思うだろうか。こんなことやったことないから全くやり方がわからない。それでも、何かしてあげたかったんだ。
翌週。
「誠司、俺彼女できたわ。」
「そりゃまた急な話だな。俺はお前の助言通り例の子はお断りしたからまだ彼女いないんですけどね。で、どんな子なんだ?」
「女子高生だ!」
「は?」
「誠司、開いた口が塞がらないっていうのはなぁ今のお前の状態の事だぞ。」
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