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護ったぜ
しおりを挟む*** 護ったぜ ***
「おーい、キングスネークが1匹壁を登ってきてるぞ。ギース来てくれ。」
「キキルか、わかった。すぐ行く」
「ギースのおっちゃん、俺たちも行くからな。ニーナは魔力少ないから、ここにいろよ。」
「イヤよ、私も行くわスイツ。まだ、残ってるから」
「いや、ウィンドカッターで魔力の大半持っていかれただろう。相手はキングスネークだ、半端じゃないからな。ここで待ってろ」
「ニーナ、スイツの言うとおりだ。無理をしたら、仲間を危険においやる。退くのも勇気だぞ。魔力回復したら来い。」
「父さん。わかった。スイツ、マッド、ルイズ、カズ、モリー頑張ってね。」
「「「「「任しとけ!ニーナの分まで俺達頑張るからな。」」」」」
「ニーナ、ニーナの代わりに母さんが行くから。ニーナは食堂をみてて頂戴。」
「おまえ「母さん!」」
「大丈夫よ。魔力は大半残っているから、ニーナの分まで母さんが頑張ってくるからニーナは皆に美味しい物が食べれるようにここで頑張って頂戴。」
「そうだ、ニーナ。ここは父さんと母さんとスイツ達に任せなさい。メルトは子供たちと一緒に行け。」
「行くぞ、みんな!!」
「キキル、子供たちについてくれ。俺はネッドの所に先に行ってからそちらに行くからな」
「わかった」
外周壁に行くとキングスネークの鼻先が見えた。でかいな。サトウの姉ちゃんはこれよりでっかいキングスネークを前に戦ったんだな。俺、こいつの鼻だけ見ても震えてくるのに、サトウの姉ちゃんは俺たちの為に頑張って戦ってくれたんだ。今度は俺たちが、ククルやナックやアーク達やニーナの為に頑張る!
「みんな、キングスネークの下に入れ~。下から風魔法を思いっきり撃つぞ!命かけて頑張れよ!!頼むぞ~。キキルのおじちゃん、キングスネークが頭出したら合図してくれ。合図に合して俺達魔法撃つから。俺たちの場所からキングスネーク見えないから。いいな、みんな。キキルのおじちゃんが合図したら撃てよ。ニーナのおばちゃんも大丈夫か?」
「震えて怖いけど、あんた達子供が頑張ってるのに大人の私が逃げてられないでしょう。ニーナの為にも頑張るわ」
「キングスネークの目を見たら駄目だからな。キキルのおじちゃんの顔見てるんだぞ。おじちゃんの合図で撃てるように準備しろ。」
キングスネークの顎の下に来るように集まった子供たちとメルトさんは魔法をいつでも撃てるようにしている。すごいなとキキルは思う。自分がスイツと同じ年の頃にこんなに出来ていたかと、子供たちがどんどん変わっていく。こいつらを護ってやりたいと切に思った。
ようやく、重い身体を持ち上げたかキングスネークの頭が外周壁を超え、顎を落としてくる。
今だ!
合図とともに子供たちがメルトさんが思いっきり風魔法をキングスネークの顎に撃った。落ちる重力に反発するように一旦止まった顎が、反対側にのけ反る。もう少し力がいる。キングスネークを背から落とすには、力が足りないかと思った時、スイツが
「クッソー!ここは、俺たちが住む場所だ!お前なんかにやるもんか!死んでもイヤだ~」
喚く声とともに呼応するように子供たちが力を込める。お前達…
子供たちの最後の執念が実ったか、キングスネークが背からのけ反った。地響きがたつ。モブットが駆け寄ってきた。子供たちが魔力切れを起こして倒れる。大人たちが子供を抱いて内壁に走って行く。俺もスイツを抱きとめた。ニーナが走ってメルトさんを起こす。モブットがすまん、ギースはあちらでネッドと共に大蛇を片づけていると伝えた。意識がもうろうとしているくせに気になったか、スイツが聞いた。
「キングスネークとばしたか、俺達?護れたかな…」
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