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5 璃子視点
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友達と買い物に行って歩いている途中。とても綺麗な男性を見つけた。
男性もちょうどこちらを向いて目が合ってしまった。少し恥ずかしくなり目を逸らしてしまう。
そうこうしているうちに友達は遠くへ行ってしまっていたので慌てて追いかける。
それから暫くして男性のことなどもう忘れてしまった頃。
私は、家の近くのDVDレンタルショップへと歩いて向かっていた。最近はスマホでも見れるけど、こうでもしないと運動しないんだよね…
店に着き、いつものコーナーへと向かう。そう恋愛ドラマコーナー。
今まで男性とお付き合いしたことがないわけじゃないけど、フィクションみたいにキラキラした恋愛はしたことがない。ちょっとぐらい夢見たっていいよね?
今日は何を見ようかと棚へ近づくと一人の男性が立っていた。
恋愛ドラマって男の人も見るんだな…ちょっと珍しい
気になるドラマが、男性の近くにあり隣に立った。チラリと男性が持っているDVDを見てみると私の見たことのあるドラマばかりだった。この人と趣味合いそうだなと思い顔を見上げてみるとすごい美形だった。
…周りに話せる人いないから、話しかけようかと思ったけど諦めよう。
こんな綺麗な人と普通に話せる自信ないや…
さっさと目当てのものを手に取りレジへと向かう。早く帰ってDVD観よう…
会計を済ませ、店の外に出る。家に帰ろうと数歩歩きだしたところで、後ろから声が聞こえた。
「えーっと、さっき恋愛ドラマのDVD借りてましたよね?」
思わずばっと振り返る。そこにはあの綺麗な男の人が立ってた。見られてたと思うとちょっと恥ずかしいな…
「えっと見られちゃってたんですね」
「すいません…僕も好きなんですけど周りに話せる人いなくて話しかけたんですけど…僕とお茶してくれませんか?」
私も周りに話せる人いないから誘いに乗りたいけど、気が引けるな…
「いや、ちょっと…」
私が渋る様子を見せると、男性は目に涙を浮かべまるで捨てられた子犬のような目で見てきた。
まるで私がこういう目に弱いと知っているかのような的確な攻撃だ…
「…ダメ…ですか?」
「うぅ…じゃあちょっとだけ…」
結局、負けてしまった。いつも断りきれないんだよな…
「っありがとうございます!」
と笑みを浮かべる男性は、世界中の誰もが惚れてしまいそうな程美しかった。
「じゃあ、あそこのカフェでもどうですか?」
「わかりました。早く行きましょう」
少し赤くなっているであろう顔を見られたくなくて足を速める。
すると、男性の制止の声が聞こえた。
「あっちょっと待ってください!」
少し体が傾いてこけそうになった時に男性が私の体を支えてくれた。
「…ありがとうございます。」
「いえ。でも慌てると危ないです…」
「そうですね…すみません」
初対面のしかも、とっても綺麗な人に助けてもらったりしてとっても恥ずかしい…
カフェに入り、ドラマについて話し始めると彼がとても優しく紳士的な人だとわかった。
数時間話した後、そろそろ帰ろうという話になり、そこでやっと互いに自己紹介をした。彼は後藤悠真というらしい。そのまま流れで連絡先まで交換してしまい、その日はそこで別れた。
カフェから帰る途中、私は後藤さんのことを思い出していた。そういえば見たことあるような…
あ。いつだったか忘れたけど、街で目があった人だ。その時見ただけだったから忘れちゃってたや…
それから何度も会ってはドラマについて語り合っていた私達は付き合うことになった。
呼び捨てでいいといわれたが、それはちょっと恥ずかしかったので悠くんと呼んでいる。
男性もちょうどこちらを向いて目が合ってしまった。少し恥ずかしくなり目を逸らしてしまう。
そうこうしているうちに友達は遠くへ行ってしまっていたので慌てて追いかける。
それから暫くして男性のことなどもう忘れてしまった頃。
私は、家の近くのDVDレンタルショップへと歩いて向かっていた。最近はスマホでも見れるけど、こうでもしないと運動しないんだよね…
店に着き、いつものコーナーへと向かう。そう恋愛ドラマコーナー。
今まで男性とお付き合いしたことがないわけじゃないけど、フィクションみたいにキラキラした恋愛はしたことがない。ちょっとぐらい夢見たっていいよね?
今日は何を見ようかと棚へ近づくと一人の男性が立っていた。
恋愛ドラマって男の人も見るんだな…ちょっと珍しい
気になるドラマが、男性の近くにあり隣に立った。チラリと男性が持っているDVDを見てみると私の見たことのあるドラマばかりだった。この人と趣味合いそうだなと思い顔を見上げてみるとすごい美形だった。
…周りに話せる人いないから、話しかけようかと思ったけど諦めよう。
こんな綺麗な人と普通に話せる自信ないや…
さっさと目当てのものを手に取りレジへと向かう。早く帰ってDVD観よう…
会計を済ませ、店の外に出る。家に帰ろうと数歩歩きだしたところで、後ろから声が聞こえた。
「えーっと、さっき恋愛ドラマのDVD借りてましたよね?」
思わずばっと振り返る。そこにはあの綺麗な男の人が立ってた。見られてたと思うとちょっと恥ずかしいな…
「えっと見られちゃってたんですね」
「すいません…僕も好きなんですけど周りに話せる人いなくて話しかけたんですけど…僕とお茶してくれませんか?」
私も周りに話せる人いないから誘いに乗りたいけど、気が引けるな…
「いや、ちょっと…」
私が渋る様子を見せると、男性は目に涙を浮かべまるで捨てられた子犬のような目で見てきた。
まるで私がこういう目に弱いと知っているかのような的確な攻撃だ…
「…ダメ…ですか?」
「うぅ…じゃあちょっとだけ…」
結局、負けてしまった。いつも断りきれないんだよな…
「っありがとうございます!」
と笑みを浮かべる男性は、世界中の誰もが惚れてしまいそうな程美しかった。
「じゃあ、あそこのカフェでもどうですか?」
「わかりました。早く行きましょう」
少し赤くなっているであろう顔を見られたくなくて足を速める。
すると、男性の制止の声が聞こえた。
「あっちょっと待ってください!」
少し体が傾いてこけそうになった時に男性が私の体を支えてくれた。
「…ありがとうございます。」
「いえ。でも慌てると危ないです…」
「そうですね…すみません」
初対面のしかも、とっても綺麗な人に助けてもらったりしてとっても恥ずかしい…
カフェに入り、ドラマについて話し始めると彼がとても優しく紳士的な人だとわかった。
数時間話した後、そろそろ帰ろうという話になり、そこでやっと互いに自己紹介をした。彼は後藤悠真というらしい。そのまま流れで連絡先まで交換してしまい、その日はそこで別れた。
カフェから帰る途中、私は後藤さんのことを思い出していた。そういえば見たことあるような…
あ。いつだったか忘れたけど、街で目があった人だ。その時見ただけだったから忘れちゃってたや…
それから何度も会ってはドラマについて語り合っていた私達は付き合うことになった。
呼び捨てでいいといわれたが、それはちょっと恥ずかしかったので悠くんと呼んでいる。
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