命を狙われてるらしいですが、ここで生きて行きます!

茨城 凛

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次の日、考える事をやめて私は以前からしてた仕事をしている。
が・・・・!
誰?あの人!何か壁からこっちをずっと見ているんだけど・・・。
一緒に洗濯してた人が急に立ち上がって壁から覗いてた人を引きずって何処かへ行ってしまった。
「ロゼ、気にしなくていい。あいつはお頭に注意してもらうから。」
そう聞いて、コクッと頷いた。
今日の仕事は早めに終わった。以前仕事に出てた人達も全員帰って来たみたいで。
屋敷の中は賑やかだ。
「ロゼ。お頭が呼んでるっす。何か紹介したい人がいるらしいっすよ。」
首を掲げながら紹介?って思いつつゼンについていった。

「お頭、入るっすよ!」
ゼンと一緒に中に入ったらお頭とリンゼルさんとさっきいた変態?がいた。
「変態・・・・・」
私がそう言うとその人は見るからに落ち込んだ。
ゼンは爆笑他はボー然と沈黙・・・。
変な事言ったかな?
「ロゼ、こいつは変態じゃない。ただのジジィだ。」
・・・・。その言い方もどうかと思いつつも周りからため息が・・

ゴホンッ!
変態から聞こえたから、そっちを向いたら。
こっちを向いて笑いかけていた。
「儂は、ヨーゼルって言うんじゃよ。ロゼであっとるかの?」
へんた・・・じゃなく、ヨービルさんという人に頷いて答えた。
「ロゼ、こいつはお前を守ることを第一にするようにする。その顔合わせだ。もう一人いてるがこの場にはいないから後日だな。」
私を守る?意味が分からない。
「初めましてじゃ。お主を第一に守ることを重点的にする。顔を覚えといてほしいのじゃ。」
・・・・。
数日で色々起こってきてるので分からなくなってきた。
不安になって来るのでゼンの服を掴んでヨービルさんから隠れるようにしてしまった。
「慣れるまではしかたないの・・・。」
「それと、数日後にはこの屋敷から移動をする。用意はゼンに聞くがいい。もう戻っていいぞ」
お頭はそう言うと、寝てしまった。
はやっ!


数日後。
お頭が言ってた通り移動になった。周りには馬や荷台を運ぶ馬車などがあり私は小さいのでお頭と同じ荷台に乗ることになった。
「何が起こるか分からないから気を引き締めて移動するように!」
お頭がそう言うと「はいっ!」と周りから聞こえてきた。
ガタゴトっと荷台が揺れながらの移動。
へんた・・・じゃなくヨービルじぃ(そう呼んでほしいのじゃ!っと言われた)は
のほほんとしながらでも周りを気にしていた。
「ロゼ、見てみろ。お前初めてだろ?海って言うんっすよ」
そう言われ、外を覗いてみると・・・
青く広い水が目の前に見えてきた!
何あれ?海?ってなに?でもきれー!キラキラしてる。
表現ができない。おっきいー!
「こら、ロゼ乗り出さない。危ないぞ」
お頭にそう言われ乗り出した体を荷台にひっこめた。


海に到着。
今までいた屋敷からはそんなに離れてなかったみたいで半日もすれば着いた。
「これが今から乗る船だ。それと海に落ちたら危ないから気を付けるように」
そう聞きつつ。意識は海と船へ。
キラキラー。おっきいー。
周りは荷物を積み込んでいた。
ヨーゼルじぃに少し慣れて来ていた。
近くにはゼンとヨービルじぃしかいない。
だけど何かヨービルじぃの様子がおかしい。
どうしたんだろう?
「ロゼ、ゼンと一緒にお頭の所にすぐに行ってくれんかの?ちと嫌な予感がするんじゃ」
ゼンを見ても眉間にシワが寄ってる状態で私を抱きあげ早々とお頭の所へ移動しようとした。

その時、何が起こったのかは分からなかった。
ゼンに抱き上げられたまま私は転んだ。
「大丈夫っすか?ちょっと反応鈍くなってしまってた見たいっすからこけちゃったっすけど」
意味が分からなかった。私を抱き上げてる腕と反対側にはいつも腰に掛けていた小ぶりの剣が握られていた。
「こんな所見せるつもりもなかったんっすけどね・・。ヨービルこっちにこさすなんって、鈍ったんじゃないんっすか?」
「そんなわけあるか!小童が!!」
何が起こているのだろう?
目の前に黒づくめの人が立ってる。
しかも、こっちに攻撃を仕掛けてくる。
一人だと思ったらもう一人いる。
ヨービルじぃの方には大きい黒づくめの人が襲い掛かっている。
少し小さい人はこっちに来ようとしているが、ヨービルじぃが何かと邪魔をしている。
何かすごい。
向こうは小さい刃物を飛び道具や剣のように振りかざしてるけど
ヨービルじぃは小さい剣を2つで全て塞いでる。
でも、何故向こうはこっちに来ようとするの?

「ロゼ!」
騒ぎを聞きつけてかお頭がこっちに向かってきていた。
「ヨービル。情報を吐かすために殺すなよ」
「無茶な要求じゃの。こやつらは、とらえられても吐かせる事は難しい奴等じゃよ」
攻撃を受け流していた。がお頭にそう言われ要求を呑もうとしているヨービルじぃ。
「お頭、あの2人以外にもいるっすよ。表には出てきて無いっすけど様子をうかがってるっす。」
お頭は分かてるって感じで頷いた。
あぶり出せないか?
「無理っす。ロゼが危ないっす。」
私?ますます意味が分からないけど私が原因なのは理解できた。
「このまま船には戻らない方がいいだろう。」
ヨービルじぃの方は片付いたらしく。
こっちに寄ってきた。
「どうにもならないじゃろうな・・・。」
そう言ったとたん。何かが横切った。
皆も気が付いたみたいだったけど反応が少し遅れたらしく、ゼンがまた転んだ。
その拍子に私は転げ落ちた。
「痛い・・・」
顔面から少し転んだので、結構痛かった。
「ロゼ!」
お頭の声が聞こえ顔を上げてお頭の方を見ようとすると視界が反転。
何が起こったか分からず、首の付け根に軽く衝撃を受けブラックアウトをした。
意識がなくなる直前
「「「ロゼーー」」」
っという皆の声が聞こえた気がした。
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