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第七章 依頼内容と事件の詳細
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夕方5時すぎ。
以前に迷子の猫を保護して届けたことのある斎藤さん宅を訪れた。以前に偶然に保護した猫達を連れてきた事がある。
だから家の場所は迷わずにたどり着けた。
玄関前に立ち、呼び鈴を押す。
ピンポーン、ピンポーン。
「はい、どちらさまでしょうか?」
インターホン越しの声は、電話で聞いたあの男性の声だった。
「猫探偵社の加賀美です。猫のお世話の件で伺いました」
「あ、はいはい。ご苦労さまです。今、参りますね」
ドアを開けたのは、白髪交じりの落ち着いた雰囲気の男性だった。
背が高く体格はしっかりしていて、年齢不詳のダンディな人物だ。
「こんにちは……いや、こんばんはのほうが正しいかな。弁護士の小田桐です。どうぞよろしく」
「こちらこそ。猫たちはどちらに?」
「とりあえず中へどうぞ。もっとも、この家は僕のものじゃないけどね。鍵は預かっていて、斎藤さんから君への引き継ぎを頼まれている」
広い玄関には下駄箱とスリッパ。足元を整えて家に上がると、玄関奥には猫の飛び出し防止用と思しき扉があり、その先には廊下、リビング、キッチン、階段と生活感のある優しい空間が広がっていた。
猫たちは、きっと警戒して2階に隠れているのだろう。
「加賀美さん、本当に助かります。これで猫たちの世話から解放される……いや、もちろん彼らはかわいいのですが、僕には手に余るのでね」
「いえ、とんでもありません。それで、斎藤さんのことなのですが……」
彼はおちついて静かに、できる限りの範囲で状況を教えてくれた。
斎藤さんは、あの事件―今朝テレビで報道されていた、西園寺由紀子さんの殺害事件―の第一発見者だったという。
凶器には斎藤さんの指紋。その事実だけで、彼女は容疑者として拘束されている事、弁護依頼をあった事。
そして、猫達のお世話を私に頼んでほしいという事。
「彼女は一貫して無実を訴えています。僕も弁護士として、少なくとも今の証拠だけで有罪とは断言できないと考えています。
……そして、彼女は言うんです。“猫達のお世話にを加賀美さんにお願いしたい。あなたなら、猫たちの気持ちが分かるから安心だ”って。
猫と話せるとも……ね。まあ、そこは信じていませんけど(笑)」
「猫の気持ちは、なんとなく、わかるってことですよ。以前も猫達をお届けした事があってお知合いになっただけですから」
穏やかに笑って話題を流した。それについては彼は深く言及してこなかった。
それよりも最大の関心事は、“猫たちのお世話を引きうけてもらえるかどうか”だけのようだった。
「実はもうひとつ、お願いがあって、今回の被害者、西園寺さんの家にも猫が一匹いたと、斎藤さんが話していました。
遺体発見時、その猫は屋敷にいなかった。と彼女は言っていて、猫はどうも姿を消したようなんです。その猫も探してあげてほしいと言われてまして、その猫の捜索も、お願いできますか。もちろん報酬は私の事務所が立て替えてお支払いします。斎藤さんは意外と、裕福な資産家のようなんですよ。」
「分かりました。西園寺さんのお宅の猫の名前や写真があれば、助かります、」
「了解です。そちらは確認してご連絡します。」
猫たちの世話については、通いでの“ペットシッター方式”で毎日朝晩2回で対応することに決まった。
我が家に預かる余裕はないし、猫たちにとっても、慣れた環境のほうがきっと安心だ。
以前に家族旅行に行ったときに飼っている猫達のために猫のペットシッターをお願いしていた。それと同じ方式なら
私でもできると思うし、猫達にとってもその方がストレスが少ないからその方がよいと思った。迷子のペット探しよりも、シッターの方が仕事が多いかもしれない。それもいいかもしれないなと思った。
「それでは……明日からよろしく。これが鍵です。」
「ありがとうございます。確認書類は作成して、そちらにお送りします」
「じゃあ、今日はこれで、僕はオフィスに戻らないといけないから、君はどうする?猫達に会ってから帰るかい?」
「私は猫達に挨拶してから帰ります。お預かりした鍵で戸締りをして帰りますので、ご心配なく。」
「じゃあ、よろしく。僕は帰ります。何かあったらいつでも名刺の電話番号に連絡してください。君の連絡先は斎藤
さんから聞いている携帯電話番号で大丈夫かな。」
「はい、大丈夫です。お気をつけて」
「じゃあ、また。」
名刺を受け取ると、弁護士の小田桐は高級外車に乗り込み、颯爽と帰って行った。
銀座のオフィスか……さすが資産家向けの弁護士だ。
そういえば、私も名刺をつくらないといけないな。すっかり忘れてた。
さて、猫たちは――
と、階段の上から足音がして、私の足元にすっと2匹の猫が現れた。
「やあ、君たち元気だった?久しぶりだね。ご主人さま、大変なことになっちゃったね……」
「私、メイ。あの時はありがとうにゃ。あれから、ご主人さまとは毎日幸せに暮らしてたにゃ。でも……猫友だちの家に行ってくるって言ったまま、帰ってこないにゃ」
「僕はジュン。君のおかげで、ここに戻れてよかったにゃ。でも……さっきの男の人との話、全部聞いてたにゃ。ご主人さま、大変みたいにゃ……」
2匹は、旧知の友人のように語りかけてくる。
小田桐さんを警戒して、2匹とも2階に隠れていたけれど、私たちの話はしっかり聞いていた。猫達は人の言葉は話せないけれど、人の言葉は理解できている。
「大丈夫。これからは、毎日、私が君たちのお世話をするから。ごはん、水、トイレ、ブラッシング。何でも遠慮なく言ってね」
「ありがとうにゃ。ご主人さまは、きっと帰ってくるにゃ。
ご主人さまが人を殺すなんて、ありえないにゃ。だから、よろしくにゃ」
「ねえ、君たち、ご主人様のお友達の家の猫のこと何か知ってる?」
「マルコのことかにゃ? みんな“マーちゃん”って呼んでたにゃ。キジトラの猫にゃ。」
「うんうん、キジトラの猫で名前はマルコね。呼び名はマーちゃん。ありがとう。わかったオッケー!探してみるね。ほかの猫にも声をかけてみる。マルコは何か知っているかもしれないし、犯人を見ているかもしないしね。今日はもう帰るね。明日の朝、また来るからね。」
2匹に約束をして、その夜は帰ることにした。
斎藤さん宅はうちからそれほど遠くない。
明日からは、私のベスパで通うことに決めた。明日から忙しくなりそうな予感。
以前に迷子の猫を保護して届けたことのある斎藤さん宅を訪れた。以前に偶然に保護した猫達を連れてきた事がある。
だから家の場所は迷わずにたどり着けた。
玄関前に立ち、呼び鈴を押す。
ピンポーン、ピンポーン。
「はい、どちらさまでしょうか?」
インターホン越しの声は、電話で聞いたあの男性の声だった。
「猫探偵社の加賀美です。猫のお世話の件で伺いました」
「あ、はいはい。ご苦労さまです。今、参りますね」
ドアを開けたのは、白髪交じりの落ち着いた雰囲気の男性だった。
背が高く体格はしっかりしていて、年齢不詳のダンディな人物だ。
「こんにちは……いや、こんばんはのほうが正しいかな。弁護士の小田桐です。どうぞよろしく」
「こちらこそ。猫たちはどちらに?」
「とりあえず中へどうぞ。もっとも、この家は僕のものじゃないけどね。鍵は預かっていて、斎藤さんから君への引き継ぎを頼まれている」
広い玄関には下駄箱とスリッパ。足元を整えて家に上がると、玄関奥には猫の飛び出し防止用と思しき扉があり、その先には廊下、リビング、キッチン、階段と生活感のある優しい空間が広がっていた。
猫たちは、きっと警戒して2階に隠れているのだろう。
「加賀美さん、本当に助かります。これで猫たちの世話から解放される……いや、もちろん彼らはかわいいのですが、僕には手に余るのでね」
「いえ、とんでもありません。それで、斎藤さんのことなのですが……」
彼はおちついて静かに、できる限りの範囲で状況を教えてくれた。
斎藤さんは、あの事件―今朝テレビで報道されていた、西園寺由紀子さんの殺害事件―の第一発見者だったという。
凶器には斎藤さんの指紋。その事実だけで、彼女は容疑者として拘束されている事、弁護依頼をあった事。
そして、猫達のお世話を私に頼んでほしいという事。
「彼女は一貫して無実を訴えています。僕も弁護士として、少なくとも今の証拠だけで有罪とは断言できないと考えています。
……そして、彼女は言うんです。“猫達のお世話にを加賀美さんにお願いしたい。あなたなら、猫たちの気持ちが分かるから安心だ”って。
猫と話せるとも……ね。まあ、そこは信じていませんけど(笑)」
「猫の気持ちは、なんとなく、わかるってことですよ。以前も猫達をお届けした事があってお知合いになっただけですから」
穏やかに笑って話題を流した。それについては彼は深く言及してこなかった。
それよりも最大の関心事は、“猫たちのお世話を引きうけてもらえるかどうか”だけのようだった。
「実はもうひとつ、お願いがあって、今回の被害者、西園寺さんの家にも猫が一匹いたと、斎藤さんが話していました。
遺体発見時、その猫は屋敷にいなかった。と彼女は言っていて、猫はどうも姿を消したようなんです。その猫も探してあげてほしいと言われてまして、その猫の捜索も、お願いできますか。もちろん報酬は私の事務所が立て替えてお支払いします。斎藤さんは意外と、裕福な資産家のようなんですよ。」
「分かりました。西園寺さんのお宅の猫の名前や写真があれば、助かります、」
「了解です。そちらは確認してご連絡します。」
猫たちの世話については、通いでの“ペットシッター方式”で毎日朝晩2回で対応することに決まった。
我が家に預かる余裕はないし、猫たちにとっても、慣れた環境のほうがきっと安心だ。
以前に家族旅行に行ったときに飼っている猫達のために猫のペットシッターをお願いしていた。それと同じ方式なら
私でもできると思うし、猫達にとってもその方がストレスが少ないからその方がよいと思った。迷子のペット探しよりも、シッターの方が仕事が多いかもしれない。それもいいかもしれないなと思った。
「それでは……明日からよろしく。これが鍵です。」
「ありがとうございます。確認書類は作成して、そちらにお送りします」
「じゃあ、今日はこれで、僕はオフィスに戻らないといけないから、君はどうする?猫達に会ってから帰るかい?」
「私は猫達に挨拶してから帰ります。お預かりした鍵で戸締りをして帰りますので、ご心配なく。」
「じゃあ、よろしく。僕は帰ります。何かあったらいつでも名刺の電話番号に連絡してください。君の連絡先は斎藤
さんから聞いている携帯電話番号で大丈夫かな。」
「はい、大丈夫です。お気をつけて」
「じゃあ、また。」
名刺を受け取ると、弁護士の小田桐は高級外車に乗り込み、颯爽と帰って行った。
銀座のオフィスか……さすが資産家向けの弁護士だ。
そういえば、私も名刺をつくらないといけないな。すっかり忘れてた。
さて、猫たちは――
と、階段の上から足音がして、私の足元にすっと2匹の猫が現れた。
「やあ、君たち元気だった?久しぶりだね。ご主人さま、大変なことになっちゃったね……」
「私、メイ。あの時はありがとうにゃ。あれから、ご主人さまとは毎日幸せに暮らしてたにゃ。でも……猫友だちの家に行ってくるって言ったまま、帰ってこないにゃ」
「僕はジュン。君のおかげで、ここに戻れてよかったにゃ。でも……さっきの男の人との話、全部聞いてたにゃ。ご主人さま、大変みたいにゃ……」
2匹は、旧知の友人のように語りかけてくる。
小田桐さんを警戒して、2匹とも2階に隠れていたけれど、私たちの話はしっかり聞いていた。猫達は人の言葉は話せないけれど、人の言葉は理解できている。
「大丈夫。これからは、毎日、私が君たちのお世話をするから。ごはん、水、トイレ、ブラッシング。何でも遠慮なく言ってね」
「ありがとうにゃ。ご主人さまは、きっと帰ってくるにゃ。
ご主人さまが人を殺すなんて、ありえないにゃ。だから、よろしくにゃ」
「ねえ、君たち、ご主人様のお友達の家の猫のこと何か知ってる?」
「マルコのことかにゃ? みんな“マーちゃん”って呼んでたにゃ。キジトラの猫にゃ。」
「うんうん、キジトラの猫で名前はマルコね。呼び名はマーちゃん。ありがとう。わかったオッケー!探してみるね。ほかの猫にも声をかけてみる。マルコは何か知っているかもしれないし、犯人を見ているかもしないしね。今日はもう帰るね。明日の朝、また来るからね。」
2匹に約束をして、その夜は帰ることにした。
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