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第3章 オーク、誘拐される。
12、※おそるべきクズ野郎。
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※※※※※※※※※※※※
今回より※マークをタイトル頭に付ける事にしました。
分かりやすいかな、と。
※※※※※※※※※※※※
「もぉいやだぁぁぁ、もういいからぁぁぁ」
そして夕方になるやコレだよ。
バドルスさん効果が切れたらしい。
しかしながら、だ。
ぐずぐずになってるのにまだ入れられてないんだぜ。
バカの股間の凶悪な息子は無事復活してギンギンになってるってのに。
乳首を優しく撫でるように擦られ、ゆるゆるとちんこ扱かれ続けている。もう充分だからもっと強くして欲しいけど、そんな事を言えば度を越してくる可能性もあって滅多なことは言えない。
「━━も、なんでッ!」
「病み上がりだからな」
ゆるゆるとした手技をもって穏やかに拓かれる、そんな感覚が新手の責めとしか思えない。決定打がないのつらい。
「そんなに声出すと外に聞かれるぞ」
いつになく穏やかに笑うバカにイラっとする。誰のせいだと思ってんだ、クソが。いい加減にしろ。
「だったら塞いでろよ」
口を薄く開けて顎でしゃくって見せると予想通りバカが食らい付いて来る。ただいつもの奪い尽くすような激しい奴じゃなくて、何かを確かめるように触れては離れていく。何度も何度も。
「ゆっくりしような」
バカが穏やかな声で言ってるけど、もう堪えるのがつらい。バカの手の筒に挿入するように必死で腰を振ったけど。
「あーイクイクイクイクイク━━イケなかったぁぁぁ!」
握力弱めやがったコンチクショウ!
「もぉぉ! なんなんだよぉ!」
腹が立って思わず叫べば固い筋肉にぎゅっと抱きしめられた。
「どした」
動かないから聞いてみたが。
「いや」
なんだよ「いや」って。聞いてやったのにロクに答えず、そのまま無言。いま俺ものすごい中途半端な状態なんだけどなにこれ。
「挿れねーの?」
ガラにもなく聞いちまったじゃねぇか。
「まぁ、挿れるけど」
なんでそんな煮え切らねえんだよ。
そうは言いつつもバカは身を起こし、俺のデカくて重い下半身を抱え腰を上げた。
ゆっくりと狭路が拓かれる感覚。待ちわびたそれに体が痙攣する。
奥に押しつけるようにしっかりと抱きしめたあと、バカは大きく息を吐いただけでそのまま動こうとはしない。
くそ。しばらくは耐えたが結局ゆらゆらと腰を揺らしてしまう。
ぬかるむ肉壁を弾力のある亀頭で優しく撫でられる。優しいのに切ない。それが足りないという訴えだと気付く。
「━━ぅン!」
ひっそりと気持ちよくなろうとしてたのに腰を押しつけられて動きを制された。また焦らされているのかと思ったけど。
「今日はゆっくりしような」
なんか変に気遣われての事だった。
どうしたお前、普段やりたい放題の好き放題してくるくせに。
今日は珍しくそういう気分なのか。
だがこっちはそういう気分じゃねぇんだよ。
苛立ちが募り、恥を捨てて自分で腰を振って激しく腰を遣い抜き差しする。
「━━ッ!」
「こっちは滅茶苦茶ヤりてぇ気分なんだよ。さっさと腰振れ」
バカに命じれば驚いた顔を見せる。
滅茶苦茶にされたい、が本音だ。
セックスってストレス解消になるじゃん。
とりあえず今は嫌なこととか全部忘れて、思いきり乱れたい。
いつものように、いつも以上に抱かれたい。
刹那、ガツンと奥に食らう。
「あぁあぁぁぁっ!」
思いがけない衝撃にあっさりと達した。
「呆気ないな。これからだぞ」
そこに呆れの影はない。ただ宣言だった。
必死で薄く目を開けてバカの顔を見れば、呼吸も荒くした獣のような目になっている。
余韻に浸る間もなく体をたたまれるようにしてガツガツと正常位で責められばすぐに新たな快楽が生まれそれに翻弄される。
バカが一息つくや体を転がされて松葉崩しの形に足を組まれた。
より深まる挿入に背が反る。
「もっとぉ! もっと強くぅぅ」
「ああ、ぶっ壊れるぐらいやってやるよっ」
攻撃的な腰の動きで奥を穿たれ、声が止められない。
「ハル」
呼ばれて今度はどんな言葉責めが来るかと思ったのに。
「殴ってごめんな」
はぁぁぁぁぁぁぁ!?
ってブチ切れで言いたかったのに。
「ふぁぁぁぁぁぁっ━━!」
ってなった。
なんで! このタイミング!
テメーは暴力夫か! ハネムーン期か!
ザケんなぁぁぁ! とばかりに殴ってやろうと上半身をひねったけど。首の後ろに手を当てられ乗り出してきたバカに唇で口を塞がれた。
その拍子に前立腺を抉られるような動きで捏ねられ体が跳ねる。
「いぃぃぃぃ、あっ、い、イイぃぃ」
むせび泣くような悲鳴が喉から上がるのを止められない。無理な姿勢を強いられるとともに奪い尽くすような口づけが苦しい。
腹ただしくて負けじとバカの後頭部に手を回して咥内で暴れる舌の動きに応じ、挑む。
こんなタイミングで、誤魔化すような詫び。まさにクズと呼ぶにふさわしい。
見切りをつけるべき人種なんだろうけど。
俺のだ。
コイツは俺のなんだ。
ここにはいない他人に知らしめる様に。
そしてコイツ自身が思い知ればいいと思いながら、整った容姿と美しい身体を持つ男を貪る。
身体を思いきり捻り、首を伸ばす。
口を大きく開いてバカの筋肉の乗った肩に歯を当てた。途端腹の中でバカのブツがグン、と大きくなった。
「あ!? おま、ばかぁぁっ!」
噛まれてデカくしやがるとか、クズのうえ変態かよ。ドン引きだわ。
歯をむき出しにしたオークに噛まれようもんなら咄嗟に跳ね除けそうなもんだが、バカは食らい付いた俺の頭に頬をすり寄せてくすぐったそうに小さく笑うだけだ。それも妙に嬉しそうに。こんなおっそろしい甘噛みもないだろうに。
しかも何か甘い顔をしておきながら下半身は別の生き物のように猛り狂っている。
本当にコイツはどうしようもない。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
次回も引き続きR回です。
今回より※マークをタイトル頭に付ける事にしました。
分かりやすいかな、と。
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「もぉいやだぁぁぁ、もういいからぁぁぁ」
そして夕方になるやコレだよ。
バドルスさん効果が切れたらしい。
しかしながら、だ。
ぐずぐずになってるのにまだ入れられてないんだぜ。
バカの股間の凶悪な息子は無事復活してギンギンになってるってのに。
乳首を優しく撫でるように擦られ、ゆるゆるとちんこ扱かれ続けている。もう充分だからもっと強くして欲しいけど、そんな事を言えば度を越してくる可能性もあって滅多なことは言えない。
「━━も、なんでッ!」
「病み上がりだからな」
ゆるゆるとした手技をもって穏やかに拓かれる、そんな感覚が新手の責めとしか思えない。決定打がないのつらい。
「そんなに声出すと外に聞かれるぞ」
いつになく穏やかに笑うバカにイラっとする。誰のせいだと思ってんだ、クソが。いい加減にしろ。
「だったら塞いでろよ」
口を薄く開けて顎でしゃくって見せると予想通りバカが食らい付いて来る。ただいつもの奪い尽くすような激しい奴じゃなくて、何かを確かめるように触れては離れていく。何度も何度も。
「ゆっくりしような」
バカが穏やかな声で言ってるけど、もう堪えるのがつらい。バカの手の筒に挿入するように必死で腰を振ったけど。
「あーイクイクイクイクイク━━イケなかったぁぁぁ!」
握力弱めやがったコンチクショウ!
「もぉぉ! なんなんだよぉ!」
腹が立って思わず叫べば固い筋肉にぎゅっと抱きしめられた。
「どした」
動かないから聞いてみたが。
「いや」
なんだよ「いや」って。聞いてやったのにロクに答えず、そのまま無言。いま俺ものすごい中途半端な状態なんだけどなにこれ。
「挿れねーの?」
ガラにもなく聞いちまったじゃねぇか。
「まぁ、挿れるけど」
なんでそんな煮え切らねえんだよ。
そうは言いつつもバカは身を起こし、俺のデカくて重い下半身を抱え腰を上げた。
ゆっくりと狭路が拓かれる感覚。待ちわびたそれに体が痙攣する。
奥に押しつけるようにしっかりと抱きしめたあと、バカは大きく息を吐いただけでそのまま動こうとはしない。
くそ。しばらくは耐えたが結局ゆらゆらと腰を揺らしてしまう。
ぬかるむ肉壁を弾力のある亀頭で優しく撫でられる。優しいのに切ない。それが足りないという訴えだと気付く。
「━━ぅン!」
ひっそりと気持ちよくなろうとしてたのに腰を押しつけられて動きを制された。また焦らされているのかと思ったけど。
「今日はゆっくりしような」
なんか変に気遣われての事だった。
どうしたお前、普段やりたい放題の好き放題してくるくせに。
今日は珍しくそういう気分なのか。
だがこっちはそういう気分じゃねぇんだよ。
苛立ちが募り、恥を捨てて自分で腰を振って激しく腰を遣い抜き差しする。
「━━ッ!」
「こっちは滅茶苦茶ヤりてぇ気分なんだよ。さっさと腰振れ」
バカに命じれば驚いた顔を見せる。
滅茶苦茶にされたい、が本音だ。
セックスってストレス解消になるじゃん。
とりあえず今は嫌なこととか全部忘れて、思いきり乱れたい。
いつものように、いつも以上に抱かれたい。
刹那、ガツンと奥に食らう。
「あぁあぁぁぁっ!」
思いがけない衝撃にあっさりと達した。
「呆気ないな。これからだぞ」
そこに呆れの影はない。ただ宣言だった。
必死で薄く目を開けてバカの顔を見れば、呼吸も荒くした獣のような目になっている。
余韻に浸る間もなく体をたたまれるようにしてガツガツと正常位で責められばすぐに新たな快楽が生まれそれに翻弄される。
バカが一息つくや体を転がされて松葉崩しの形に足を組まれた。
より深まる挿入に背が反る。
「もっとぉ! もっと強くぅぅ」
「ああ、ぶっ壊れるぐらいやってやるよっ」
攻撃的な腰の動きで奥を穿たれ、声が止められない。
「ハル」
呼ばれて今度はどんな言葉責めが来るかと思ったのに。
「殴ってごめんな」
はぁぁぁぁぁぁぁ!?
ってブチ切れで言いたかったのに。
「ふぁぁぁぁぁぁっ━━!」
ってなった。
なんで! このタイミング!
テメーは暴力夫か! ハネムーン期か!
ザケんなぁぁぁ! とばかりに殴ってやろうと上半身をひねったけど。首の後ろに手を当てられ乗り出してきたバカに唇で口を塞がれた。
その拍子に前立腺を抉られるような動きで捏ねられ体が跳ねる。
「いぃぃぃぃ、あっ、い、イイぃぃ」
むせび泣くような悲鳴が喉から上がるのを止められない。無理な姿勢を強いられるとともに奪い尽くすような口づけが苦しい。
腹ただしくて負けじとバカの後頭部に手を回して咥内で暴れる舌の動きに応じ、挑む。
こんなタイミングで、誤魔化すような詫び。まさにクズと呼ぶにふさわしい。
見切りをつけるべき人種なんだろうけど。
俺のだ。
コイツは俺のなんだ。
ここにはいない他人に知らしめる様に。
そしてコイツ自身が思い知ればいいと思いながら、整った容姿と美しい身体を持つ男を貪る。
身体を思いきり捻り、首を伸ばす。
口を大きく開いてバカの筋肉の乗った肩に歯を当てた。途端腹の中でバカのブツがグン、と大きくなった。
「あ!? おま、ばかぁぁっ!」
噛まれてデカくしやがるとか、クズのうえ変態かよ。ドン引きだわ。
歯をむき出しにしたオークに噛まれようもんなら咄嗟に跳ね除けそうなもんだが、バカは食らい付いた俺の頭に頬をすり寄せてくすぐったそうに小さく笑うだけだ。それも妙に嬉しそうに。こんなおっそろしい甘噛みもないだろうに。
しかも何か甘い顔をしておきながら下半身は別の生き物のように猛り狂っている。
本当にコイツはどうしようもない。
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次回も引き続きR回です。
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