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第二章 わだつみの娘と海の国の婚約者
9、女の子は好物と言っても過言じゃない
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━━本当に素敵な方。今日も紺色のドレス。紺色がお好きなのかしら。
老若男女問わず、誰もが振り返る美少女カリナ・クロフォードは今夜で3回目になる海の国国王レオニーク・バルトンの婚約者シーアを見てぼんやりと思った。
それ以上の感想はなかった。
四年前まで北方の地で羊飼いの第三子として生きていたのだからそれ以上は思いつかない、というのが本音である。
国王の濃紺の正装に合わせたのか、紺の細身のドレス。若い娘ならばボリュームのあるスカートのドレスを着用するが、彼女の年齢には落ち着いた雰囲気が良く似合う。
詰襟風に胸元を覆うレースと、同じ素材の肘上までの手袋。
片側に垂らした黒髪は緩く巻かれ、耳の上にあしらわれた白い小花は驚いた事に生花である。
生花を髪に挿すという文化はこの国には無く、彼女が世界中の海を航海してきた人間である事を証明しているかのようだった。
すらりとした体躯に、黒曜石のような瞳は柔らかいようで凛とした光を宿している。
絶妙たる曲線を描く唇は誰と話しても社交的であり、それでいながら媚びない笑顔を作り出す。
こんなにも堂々としていながら、それでいてこんなに綺麗な人がいるのか。カリナは国王がこれまでお妃探しに消極的だった理由も分かるような気がした。
こんな女性を知っていれば、たいていの姫君・令嬢はかすんでしまうだろう。
海の国の黒真珠。
国王レオニーク・バルトンの美しき婚約者はそう呼ばれ始めていた。
国王と婚約者はいつも始めに一曲だけ踊る。
まるでおとぎ話の王子様とお姫様が現れたかのよう。いつもカリナはそう思ってしまう。
おとぎ話の主人公と言うには少し年齢が上を行っていたが、国王が彼女を見詰める瞳のなんと穏やかで優しい事か。
見目良い国王に身を委ねる彼女のダンスのなんと洗練されている事か。
これまで社交界とは無縁の世界に生きてきたであろう海姫。そんな彼女が愛する国王のために練習を重ねたのかと思うと尊敬の一言では片付けられないし、恐れ多いと思いながらも自分と似なような境遇に思えてしまう。
それなのに、こんなに幸せそうな二人を目の当たりにしながら、お妃選びが白熱しているというのだから少女はうんざりとする。
婚約者として発表したのだから、もう二ヵ月に一度の夜会と言う名のお見合い会もなくなるか、頻度が落ちるだろうと喜んだのに、ふたを開けて見れば毎月開催になった。
「海のならず者に妃の座は渡せぬ」
そう考えた者のなんと多い事だろう。
「陛下がお選びになったんだから決まりでいいじゃないか」と思ってしまうのはやはり田舎の庶民だからか。
カリナは庶民出身の身である。
よって生粋のご令嬢に言われるまで気付かなかった。
「シーア様は今夜もお気に入りのドレスをお召しになられて、本当に素敵ね」
嫌味が多分に含まれた言葉。
彼女たちの言葉にはいつも裏がある。
素直に受け取ってはいけない、そうカリナはいつも警戒して受け答えしていた。
いつものように彼女達の言葉に隠された真意を読み取って、初めて気付く。
国王の婚約者ともあろう者がずっと同じドレスを着用しているという事実を。
ドレス1着約20万。
聞いて卒倒しかけた。
そんな物のために庶民は納税しているのか。
もちろん貴族が事業を行っている例も多々ある。
だが生まれの違いでそこまでの格差が生じる物なのか。
正直、少女はこんなに明確に知りたくはなかった。
だから夜会の度にドレスを新調するという神経も理解できないし、腹も立つ。
でも、結局自分も同じ事をしているのだ。
養父オズワルド・クロフォードはこの国の宰相に最も近い人間だと言われている人物である。
その名にふさわしい言動、装いをしなければ養父の顔に泥を塗る事になる。
よってカリナは夜会ごとにドレスを作るという、とても不本意な作業を繰り返さざるを得ない立場にあった。
そして名だたる令嬢たちは親に言われてカリナの周囲に集まるのだ。
田舎出身の小娘風情と心中ではこきおろしながら。
なぜ毎回同じドレスなのか。
夜会の会場の南側は庭園に面した石造りの歩廊があった。
あえて植込みに隠れるようにして作られた石造りのベンチに座って、令嬢たちは小鳥がさえずるがごとく協議していた。
もうすぐ十七歳になるカリナは半年前に夜会に出席するようになったばかりであり、この国にしては遅めの社交界入りを果たした。そんな彼女を囲む三人の少女も皆年上だったが十代である。
家柄的にお妃候補から外れた彼女たちはもう少し身分の釣り合う、あわよくば同じ年代の相手を探すために夜会に出席しているのが実情である。
「どうして陛下は平気でいらっしゃるのかしら」
「海姫様のお考えがあるのかもしれないわ」
「それとも本当に仮初の婚約者様だからかもしれなくてよ」
声をぐっと潜めて囁きあう少女達は楽しそうだ。
こんな所でこんな話をして、何をしに来たのかと思う。
そんな話は私的なお茶会ででもすればいいのに。
くだらない皮肉の言いあいも、夜会も、つまらない見栄も大嫌いだ。
徒弟になるために王都に来たはずだったのに、自分はこんな所で何をしているのだろう。
楽しくてしょうがない、と言わんばかりの彼女たちに内心嘆息する。
慇懃無礼。
海姫様、その呼び方がすでに侮辱に聞こえた。
国王の婚約者シーア・ドレファン。
彼女は国庫を慮ってドレスを新調しないのではないだろうか。
勝手な希望的観測だという自覚はあったが、そうだといいなとカリナは思う。
荒廃した時代、議会によって国庫も蹂躙されたと聞き及んでいる。
養父がほとんど家に帰れないのも、まだ問題が山積みだからだと知っていた。
「海の国の黒真珠」と呼ばれる美しい人は毎回同じドレスではあるが、髪形や飾りなどが全て違うというのは少女達からの情報である。
しかも今回は生花。
それも珍しい品種ではなく、城の庭園で見かけるようなものだった。
「あれだけお美しいんですもの、髪形や装飾品でいくらでも補えますわよね」
たとえドレスが同じでも。
言葉の前後からすると「卑しい出自の人間にはお金を掛けるだけ無駄」という内容だった。
無駄金ばかり、浪費する事しか考えないのか。
黙って聞いていたカリナはキュッとこぶしを握った。
我慢、我慢。
聞こえないふり。
そうするつもりだったが、少女もまた「ドレスなんて着回せばいいじゃない」という主義であった。
聡明な方のなさる事は分からない、そう話に乗っかって言えばよかったのだろうが。
「もしかしたら物事の本質を見極められた方の聡明さは、わたくし達のような凡庸な人間には考えも及ばないものなのかもしれませんね」
反論の意を回りくどく、ささやかながら混ぜてしまった。
回りくどければ聞き流してもらえるかとも思ったが、それなりに感じ取るものがあったのだろう。
「カリナ様も同じようなご出身であらせられますものね。海姫様のご配慮はわたくし共には理解できずとも、カリナ様ほどの方でしたらご理解できるのかもしれませんわね」
下賤な田舎者同士なら、という意味だろう侮辱を吐いて隣に座っていた令嬢が急に立ち上がる。
日頃、田舎の平民出身のカリナ・クロフォードが才媛と評価されているのも令嬢達には面白くなかった。
「さすが立派なご両親をお持ちの方は違いますわ」
令嬢の吐いた言葉。
それを耳にした刹那、瞳に剣呑な色を浮かばせたカリナも続いて立ち上がった。
「どういう、意味ですか」
令嬢の言う通り、両親への侮辱を聞き流す事が出来るほど、少女の生まれはよろしくなかった。
険悪な空気が場に満たされたその時、鈴を転がすような軽やかな声が落とされる。
「あら、こんな所に可愛らしいお嬢様方はお集まりになっていたのね。これでは殿方の皆さまが男性同士で踊る羽目になってしまいますわ」
背後の垣根の向こう側から、黒真珠と呼ばれる美女がにっこりと愛想よくほほ笑んでいた。
老若男女問わず、誰もが振り返る美少女カリナ・クロフォードは今夜で3回目になる海の国国王レオニーク・バルトンの婚約者シーアを見てぼんやりと思った。
それ以上の感想はなかった。
四年前まで北方の地で羊飼いの第三子として生きていたのだからそれ以上は思いつかない、というのが本音である。
国王の濃紺の正装に合わせたのか、紺の細身のドレス。若い娘ならばボリュームのあるスカートのドレスを着用するが、彼女の年齢には落ち着いた雰囲気が良く似合う。
詰襟風に胸元を覆うレースと、同じ素材の肘上までの手袋。
片側に垂らした黒髪は緩く巻かれ、耳の上にあしらわれた白い小花は驚いた事に生花である。
生花を髪に挿すという文化はこの国には無く、彼女が世界中の海を航海してきた人間である事を証明しているかのようだった。
すらりとした体躯に、黒曜石のような瞳は柔らかいようで凛とした光を宿している。
絶妙たる曲線を描く唇は誰と話しても社交的であり、それでいながら媚びない笑顔を作り出す。
こんなにも堂々としていながら、それでいてこんなに綺麗な人がいるのか。カリナは国王がこれまでお妃探しに消極的だった理由も分かるような気がした。
こんな女性を知っていれば、たいていの姫君・令嬢はかすんでしまうだろう。
海の国の黒真珠。
国王レオニーク・バルトンの美しき婚約者はそう呼ばれ始めていた。
国王と婚約者はいつも始めに一曲だけ踊る。
まるでおとぎ話の王子様とお姫様が現れたかのよう。いつもカリナはそう思ってしまう。
おとぎ話の主人公と言うには少し年齢が上を行っていたが、国王が彼女を見詰める瞳のなんと穏やかで優しい事か。
見目良い国王に身を委ねる彼女のダンスのなんと洗練されている事か。
これまで社交界とは無縁の世界に生きてきたであろう海姫。そんな彼女が愛する国王のために練習を重ねたのかと思うと尊敬の一言では片付けられないし、恐れ多いと思いながらも自分と似なような境遇に思えてしまう。
それなのに、こんなに幸せそうな二人を目の当たりにしながら、お妃選びが白熱しているというのだから少女はうんざりとする。
婚約者として発表したのだから、もう二ヵ月に一度の夜会と言う名のお見合い会もなくなるか、頻度が落ちるだろうと喜んだのに、ふたを開けて見れば毎月開催になった。
「海のならず者に妃の座は渡せぬ」
そう考えた者のなんと多い事だろう。
「陛下がお選びになったんだから決まりでいいじゃないか」と思ってしまうのはやはり田舎の庶民だからか。
カリナは庶民出身の身である。
よって生粋のご令嬢に言われるまで気付かなかった。
「シーア様は今夜もお気に入りのドレスをお召しになられて、本当に素敵ね」
嫌味が多分に含まれた言葉。
彼女たちの言葉にはいつも裏がある。
素直に受け取ってはいけない、そうカリナはいつも警戒して受け答えしていた。
いつものように彼女達の言葉に隠された真意を読み取って、初めて気付く。
国王の婚約者ともあろう者がずっと同じドレスを着用しているという事実を。
ドレス1着約20万。
聞いて卒倒しかけた。
そんな物のために庶民は納税しているのか。
もちろん貴族が事業を行っている例も多々ある。
だが生まれの違いでそこまでの格差が生じる物なのか。
正直、少女はこんなに明確に知りたくはなかった。
だから夜会の度にドレスを新調するという神経も理解できないし、腹も立つ。
でも、結局自分も同じ事をしているのだ。
養父オズワルド・クロフォードはこの国の宰相に最も近い人間だと言われている人物である。
その名にふさわしい言動、装いをしなければ養父の顔に泥を塗る事になる。
よってカリナは夜会ごとにドレスを作るという、とても不本意な作業を繰り返さざるを得ない立場にあった。
そして名だたる令嬢たちは親に言われてカリナの周囲に集まるのだ。
田舎出身の小娘風情と心中ではこきおろしながら。
なぜ毎回同じドレスなのか。
夜会の会場の南側は庭園に面した石造りの歩廊があった。
あえて植込みに隠れるようにして作られた石造りのベンチに座って、令嬢たちは小鳥がさえずるがごとく協議していた。
もうすぐ十七歳になるカリナは半年前に夜会に出席するようになったばかりであり、この国にしては遅めの社交界入りを果たした。そんな彼女を囲む三人の少女も皆年上だったが十代である。
家柄的にお妃候補から外れた彼女たちはもう少し身分の釣り合う、あわよくば同じ年代の相手を探すために夜会に出席しているのが実情である。
「どうして陛下は平気でいらっしゃるのかしら」
「海姫様のお考えがあるのかもしれないわ」
「それとも本当に仮初の婚約者様だからかもしれなくてよ」
声をぐっと潜めて囁きあう少女達は楽しそうだ。
こんな所でこんな話をして、何をしに来たのかと思う。
そんな話は私的なお茶会ででもすればいいのに。
くだらない皮肉の言いあいも、夜会も、つまらない見栄も大嫌いだ。
徒弟になるために王都に来たはずだったのに、自分はこんな所で何をしているのだろう。
楽しくてしょうがない、と言わんばかりの彼女たちに内心嘆息する。
慇懃無礼。
海姫様、その呼び方がすでに侮辱に聞こえた。
国王の婚約者シーア・ドレファン。
彼女は国庫を慮ってドレスを新調しないのではないだろうか。
勝手な希望的観測だという自覚はあったが、そうだといいなとカリナは思う。
荒廃した時代、議会によって国庫も蹂躙されたと聞き及んでいる。
養父がほとんど家に帰れないのも、まだ問題が山積みだからだと知っていた。
「海の国の黒真珠」と呼ばれる美しい人は毎回同じドレスではあるが、髪形や飾りなどが全て違うというのは少女達からの情報である。
しかも今回は生花。
それも珍しい品種ではなく、城の庭園で見かけるようなものだった。
「あれだけお美しいんですもの、髪形や装飾品でいくらでも補えますわよね」
たとえドレスが同じでも。
言葉の前後からすると「卑しい出自の人間にはお金を掛けるだけ無駄」という内容だった。
無駄金ばかり、浪費する事しか考えないのか。
黙って聞いていたカリナはキュッとこぶしを握った。
我慢、我慢。
聞こえないふり。
そうするつもりだったが、少女もまた「ドレスなんて着回せばいいじゃない」という主義であった。
聡明な方のなさる事は分からない、そう話に乗っかって言えばよかったのだろうが。
「もしかしたら物事の本質を見極められた方の聡明さは、わたくし達のような凡庸な人間には考えも及ばないものなのかもしれませんね」
反論の意を回りくどく、ささやかながら混ぜてしまった。
回りくどければ聞き流してもらえるかとも思ったが、それなりに感じ取るものがあったのだろう。
「カリナ様も同じようなご出身であらせられますものね。海姫様のご配慮はわたくし共には理解できずとも、カリナ様ほどの方でしたらご理解できるのかもしれませんわね」
下賤な田舎者同士なら、という意味だろう侮辱を吐いて隣に座っていた令嬢が急に立ち上がる。
日頃、田舎の平民出身のカリナ・クロフォードが才媛と評価されているのも令嬢達には面白くなかった。
「さすが立派なご両親をお持ちの方は違いますわ」
令嬢の吐いた言葉。
それを耳にした刹那、瞳に剣呑な色を浮かばせたカリナも続いて立ち上がった。
「どういう、意味ですか」
令嬢の言う通り、両親への侮辱を聞き流す事が出来るほど、少女の生まれはよろしくなかった。
険悪な空気が場に満たされたその時、鈴を転がすような軽やかな声が落とされる。
「あら、こんな所に可愛らしいお嬢様方はお集まりになっていたのね。これでは殿方の皆さまが男性同士で踊る羽目になってしまいますわ」
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