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第二章 わだつみの娘と海の国の婚約者
14、そうだ、チーズ買いに行こう その4
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カリナの生家から古城に戻ったその晩、シーアはレオンの母に呼ばれて部屋を訪れた。
明日は朝から出立の予定だ。
「彼女も同席しても?」
国母から侍女の同席を求められ、シーアは「もちろん」と頷いた。
侍女がお茶の準備をする間、シーアは部屋の隅にあった小さめの丸スツールをテーブルに運び、自分がそこに座る。
それから戸惑う侍女に自分に用意されていたはずの布張りの席をすすめた。
「陛下はお変わりなく?」
実の子をそう呼ぶ彼女にシーアは違和感を感じる。
その呼称で呼ぶのは問題ない。
息子は国王だが、今目の前にいる国母は王妃になったわけではない。それを考えればそう呼ぶのも理解できるが。
その面持ちはやや硬い。
「うーん、やっぱりかな~」とシーアは内心唸った。
「変わりないかはちょっと分からないんだよね。わたしも来たばっかりだからさ」
冗談めかしつつ、正直に答えた。
「まぁ病気とかはしてないよ。すごい忙しそうだけど意外なくらい健康そのもの。ちょっと試しに襲ってみたけど全然勝てない。ずっとこもってる癖によくもあれだけ体が動くもんだと思うよ」
もう若くもないのに、シーアは面白くなさそうに言った。
グレイがいたら「言葉が足りないんじゃないか」と眉間に皺を寄せただろう。
それから侍女に向かって問う。
「毒にやられたって聞いたけど、体は大丈夫?」
女性二人は、何か言いたげに顔を見合わせたのだった。
「本当にあの子と結婚するの?」と「あまりおすすめはしない」と言った体で尋ねたのはお仕着せ姿の侍女だった。
「しないしない。あいつとは仕事だけの関係なんだよね」
シーアは苦笑して肩をすくめる。
城主役の護衛の女性は微かに眉を顰め、侍女役の国王の母も軽く目を見張った。少し意外そうな顔で。
「仕事だけの関係」━━それは誤解されかねない説明だった。
グレイがいれば思い切り後ろから頭をはたいていただろうが、残念ながら彼はいない。
婚約者ではなく、仕事を請け負っただけの関係。
そんな企みを「お袋さんにも伝えてないんだろ」とレオンに確認すれば、「伝えてはいないが言っても構わない」と言われた。
あいつも先に説明しときゃいいのに、人を試すような真似しやがって。
彼女たちも秘密を明かしたのだ。レオンに口止めをされているわけではないのでシーアは正直に答える事にしたのだった。
「仕事が終わったら出て行くから安心してよ」
シーアはさも当たり前だと言うように言って続ける。
「入れ替わったのは毒の事があってから?」
「ええ、レオンが出て行く時に私を心配して指示して行ったの」
もともと使用人は少なかった。
後遺症のため起き上がれない、という理由で部屋にこもり続ける間にまず侍女になりすました。
空室の部屋に本人が世話のために出入りし、その間に毒の混入を防げなかった罰としてほとんどの使用人を入れ替えた。
その後、以前から護衛を務めていた女性が城主として姿を現した。
まるで別人のように変わってしまった、と周囲の人々は噂した。
「王妃になってなくて本当によかったわ」と彼女は言う。
顔が知れ渡っている王妃であれば不可能だった。
毒の為に言動がおかしくなった、王子を生んだ身分の低い女。
そう見られた彼女は激動の時代から切り捨てられ、幾ばくかの安全を手に入れた。
出国するレオンが母の身を案じて取った策は功を奏し、彼女は今もこの地で平穏な暮らしを送っている。
生まれながらに教育を受け、覚悟のある人間であればいい。
だがそうでない人間が王妃になんて、なるもんじゃない。
苦労しかしない。
それが彼女の持論だった。
だから、息子の婚約者にも「私は何の権限もないのだけれど、もし私に力になれる事があったら言ってちょうだいね」と言うのだ。
国を出る協力は惜しまないと言われたシーアは「仕事だけの付き合いだから大丈夫だよ」と重ねて言ったが━━
海賊まがいの女に大事な息子を渡せるか、って言われるんだったら分かるんだけどねぇ。わたしのためって……
「国を出る協力なら惜しまないわよ」という嫌味ならシーアも「これが噂に聞く『義母の嫌がらせ』というやつか!」と大いに盛り上がるところなのだが━━
どうも調子が狂う。笑うしかなかった。
「母親思いの優しい息子に恵まれたのは本当に幸せだったけど、そんな息子に苦労を掛けてしまっているんだもの。あの子には幸せになってもらいたいけど、そのせいで貴女が苦労するのも見過ごせなくて」
彼女は困ったように言った。
つらいだろうな、と思う。
だから、シーアは口を開いた。
「婚約発表はしたけど、ちゃんとお妃選びは続けてるから安心してよ」
少しふくよかで、優しい眼差しの、どこにでもいるような母親。そんな彼女が少しでも安心出来るように、シーアはそう言ったのだった。
◆◇◆
息子の婚約者が退室してから、侍女姿の国母はふぅ、と一つ息をつく。
地味な私が言うのもなんだけど……普通のいい子だったわねぇ。
息子からドレファン一家の海姫と婚約したという便りが届いた時は、次は何を企んでいるのだろうかと心を痛めた。
今となっては結婚は政治の手段でしかなくなってしまったが、息子が普通の家庭に憧れていた事は知っていた。そして今はそれを諦めている事も。
婚約者役だという彼女が「仕事だけの関係」だと言った時、文字通りの言葉であると理解する一方で、ほんの一瞬つい下世話な考えを浮かべてしまった。
帰国してからの五年。息子に浮ついた話が一切ない事が気にかかっていたのだ。
8年前、この城に親子で隠居した際、普通の家庭に憧れる一方で「誘われるから応じる」という来るもの拒まずの時期があった。
さすがに見かねて子供が出来る可能性を示唆し、窘めた。
年若い彼はそこまでの実感を持ち合わせていなかったらしい。
それ以来、彼はうかつな行為で子を成す事を、神経質なほど避けている。
それは徹底していて、自分の出生を顧みれば当然かとも思うし、その責任は自分にある。
それでも、「少し不健全すぎるのではないか」とも思うのだ。
田舎に噂が届かない程度の交際はあるのかとオズワルドに尋ねた事もあったが、察した彼に「陛下は大変禁欲的でいらっしゃいます」と言いにくそうに返答され、期待は外れた。
だから━━
つい期待してしまっても仕方ないではないか、と自己弁護したのだった。
明日は朝から出立の予定だ。
「彼女も同席しても?」
国母から侍女の同席を求められ、シーアは「もちろん」と頷いた。
侍女がお茶の準備をする間、シーアは部屋の隅にあった小さめの丸スツールをテーブルに運び、自分がそこに座る。
それから戸惑う侍女に自分に用意されていたはずの布張りの席をすすめた。
「陛下はお変わりなく?」
実の子をそう呼ぶ彼女にシーアは違和感を感じる。
その呼称で呼ぶのは問題ない。
息子は国王だが、今目の前にいる国母は王妃になったわけではない。それを考えればそう呼ぶのも理解できるが。
その面持ちはやや硬い。
「うーん、やっぱりかな~」とシーアは内心唸った。
「変わりないかはちょっと分からないんだよね。わたしも来たばっかりだからさ」
冗談めかしつつ、正直に答えた。
「まぁ病気とかはしてないよ。すごい忙しそうだけど意外なくらい健康そのもの。ちょっと試しに襲ってみたけど全然勝てない。ずっとこもってる癖によくもあれだけ体が動くもんだと思うよ」
もう若くもないのに、シーアは面白くなさそうに言った。
グレイがいたら「言葉が足りないんじゃないか」と眉間に皺を寄せただろう。
それから侍女に向かって問う。
「毒にやられたって聞いたけど、体は大丈夫?」
女性二人は、何か言いたげに顔を見合わせたのだった。
「本当にあの子と結婚するの?」と「あまりおすすめはしない」と言った体で尋ねたのはお仕着せ姿の侍女だった。
「しないしない。あいつとは仕事だけの関係なんだよね」
シーアは苦笑して肩をすくめる。
城主役の護衛の女性は微かに眉を顰め、侍女役の国王の母も軽く目を見張った。少し意外そうな顔で。
「仕事だけの関係」━━それは誤解されかねない説明だった。
グレイがいれば思い切り後ろから頭をはたいていただろうが、残念ながら彼はいない。
婚約者ではなく、仕事を請け負っただけの関係。
そんな企みを「お袋さんにも伝えてないんだろ」とレオンに確認すれば、「伝えてはいないが言っても構わない」と言われた。
あいつも先に説明しときゃいいのに、人を試すような真似しやがって。
彼女たちも秘密を明かしたのだ。レオンに口止めをされているわけではないのでシーアは正直に答える事にしたのだった。
「仕事が終わったら出て行くから安心してよ」
シーアはさも当たり前だと言うように言って続ける。
「入れ替わったのは毒の事があってから?」
「ええ、レオンが出て行く時に私を心配して指示して行ったの」
もともと使用人は少なかった。
後遺症のため起き上がれない、という理由で部屋にこもり続ける間にまず侍女になりすました。
空室の部屋に本人が世話のために出入りし、その間に毒の混入を防げなかった罰としてほとんどの使用人を入れ替えた。
その後、以前から護衛を務めていた女性が城主として姿を現した。
まるで別人のように変わってしまった、と周囲の人々は噂した。
「王妃になってなくて本当によかったわ」と彼女は言う。
顔が知れ渡っている王妃であれば不可能だった。
毒の為に言動がおかしくなった、王子を生んだ身分の低い女。
そう見られた彼女は激動の時代から切り捨てられ、幾ばくかの安全を手に入れた。
出国するレオンが母の身を案じて取った策は功を奏し、彼女は今もこの地で平穏な暮らしを送っている。
生まれながらに教育を受け、覚悟のある人間であればいい。
だがそうでない人間が王妃になんて、なるもんじゃない。
苦労しかしない。
それが彼女の持論だった。
だから、息子の婚約者にも「私は何の権限もないのだけれど、もし私に力になれる事があったら言ってちょうだいね」と言うのだ。
国を出る協力は惜しまないと言われたシーアは「仕事だけの付き合いだから大丈夫だよ」と重ねて言ったが━━
海賊まがいの女に大事な息子を渡せるか、って言われるんだったら分かるんだけどねぇ。わたしのためって……
「国を出る協力なら惜しまないわよ」という嫌味ならシーアも「これが噂に聞く『義母の嫌がらせ』というやつか!」と大いに盛り上がるところなのだが━━
どうも調子が狂う。笑うしかなかった。
「母親思いの優しい息子に恵まれたのは本当に幸せだったけど、そんな息子に苦労を掛けてしまっているんだもの。あの子には幸せになってもらいたいけど、そのせいで貴女が苦労するのも見過ごせなくて」
彼女は困ったように言った。
つらいだろうな、と思う。
だから、シーアは口を開いた。
「婚約発表はしたけど、ちゃんとお妃選びは続けてるから安心してよ」
少しふくよかで、優しい眼差しの、どこにでもいるような母親。そんな彼女が少しでも安心出来るように、シーアはそう言ったのだった。
◆◇◆
息子の婚約者が退室してから、侍女姿の国母はふぅ、と一つ息をつく。
地味な私が言うのもなんだけど……普通のいい子だったわねぇ。
息子からドレファン一家の海姫と婚約したという便りが届いた時は、次は何を企んでいるのだろうかと心を痛めた。
今となっては結婚は政治の手段でしかなくなってしまったが、息子が普通の家庭に憧れていた事は知っていた。そして今はそれを諦めている事も。
婚約者役だという彼女が「仕事だけの関係」だと言った時、文字通りの言葉であると理解する一方で、ほんの一瞬つい下世話な考えを浮かべてしまった。
帰国してからの五年。息子に浮ついた話が一切ない事が気にかかっていたのだ。
8年前、この城に親子で隠居した際、普通の家庭に憧れる一方で「誘われるから応じる」という来るもの拒まずの時期があった。
さすがに見かねて子供が出来る可能性を示唆し、窘めた。
年若い彼はそこまでの実感を持ち合わせていなかったらしい。
それ以来、彼はうかつな行為で子を成す事を、神経質なほど避けている。
それは徹底していて、自分の出生を顧みれば当然かとも思うし、その責任は自分にある。
それでも、「少し不健全すぎるのではないか」とも思うのだ。
田舎に噂が届かない程度の交際はあるのかとオズワルドに尋ねた事もあったが、察した彼に「陛下は大変禁欲的でいらっしゃいます」と言いにくそうに返答され、期待は外れた。
だから━━
つい期待してしまっても仕方ないではないか、と自己弁護したのだった。
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