5 / 8
第五話 計画を立てると大抵上手くいかない!
しおりを挟む
「それじゃあ、13時に桃太郎銅像前で、」
「13時に桃太郎銅像前でお願いします!」
明日のために、僕と糸織《しおり》は電話でそれぞれの先輩に伝えた。そして、よく高校生の待ち合わせ場所となっている桃太郎銅像前で集合となった。
この日、僕と糸織は、明日用のサングラスやマスク等を用意して就寝した。
翌日、12時50分、上原亮司《うえはらりょうじ》は、例の集合場所に来ていた。
(服装が、これだから、おう、ドジ子はあれか、、髪括《くく》ってんのか、ちょっと驚かせやろ)
「ねぇ、ねぇ、そこのお姉さん。今日は、暑いね。一緒にお茶でもどう?」
それが、糸織だったら、上手く驚かせていたかもしれない。
しかし、そんな上原先輩の調子とは違って、そこに居たのは、、
「おい、亮司。私との喧嘩中で休日に、ナンパをやってるとはいい身分だな。」
「なんで、涼香《すずか》がいるんだよー!」
(何してるんだ上原先輩!最悪の始まり方じゃねぇか!)
そう、糸織はいない。なんなら僕もその場にいない。そして、そこには行かない。
今回の作戦は、二人でデート中に起こる事件から、再び自分達で愛を確認してもらおう。というものだったのだ。
少し離れた位置から僕と糸織は、視ていた。
「それは、こっちのセリフだ。私は、ガミと用事できてただけだ。」
「お前だって、男と遊んでんじゃねぇか」
「はぁ?アイツは無しだろ普通に考えて」
「そうか、そうだな」
糸織が僕の肩に手を置いてくる。
え?別にショックじゃねぇし、最初からどうとか、こっちも思ってねぇし?
ドンマイ!!野上くん!
コメント、フォロー、レビュー、よろしくお願いします!
「13時に桃太郎銅像前でお願いします!」
明日のために、僕と糸織《しおり》は電話でそれぞれの先輩に伝えた。そして、よく高校生の待ち合わせ場所となっている桃太郎銅像前で集合となった。
この日、僕と糸織は、明日用のサングラスやマスク等を用意して就寝した。
翌日、12時50分、上原亮司《うえはらりょうじ》は、例の集合場所に来ていた。
(服装が、これだから、おう、ドジ子はあれか、、髪括《くく》ってんのか、ちょっと驚かせやろ)
「ねぇ、ねぇ、そこのお姉さん。今日は、暑いね。一緒にお茶でもどう?」
それが、糸織だったら、上手く驚かせていたかもしれない。
しかし、そんな上原先輩の調子とは違って、そこに居たのは、、
「おい、亮司。私との喧嘩中で休日に、ナンパをやってるとはいい身分だな。」
「なんで、涼香《すずか》がいるんだよー!」
(何してるんだ上原先輩!最悪の始まり方じゃねぇか!)
そう、糸織はいない。なんなら僕もその場にいない。そして、そこには行かない。
今回の作戦は、二人でデート中に起こる事件から、再び自分達で愛を確認してもらおう。というものだったのだ。
少し離れた位置から僕と糸織は、視ていた。
「それは、こっちのセリフだ。私は、ガミと用事できてただけだ。」
「お前だって、男と遊んでんじゃねぇか」
「はぁ?アイツは無しだろ普通に考えて」
「そうか、そうだな」
糸織が僕の肩に手を置いてくる。
え?別にショックじゃねぇし、最初からどうとか、こっちも思ってねぇし?
ドンマイ!!野上くん!
コメント、フォロー、レビュー、よろしくお願いします!
0
あなたにおすすめの小説
婚約破棄を伝えられて居るのは帝国の皇女様ですが…国は大丈夫でしょうか【完結】
繭
恋愛
卒業式の最中、王子が隣国皇帝陛下の娘で有る皇女に婚約破棄を突き付けると言う、前代未聞の所業が行われ阿鼻叫喚の事態に陥り、卒業式どころでは無くなる事から物語は始まる。
果たして王子の国は無事に国を維持できるのか?
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】愛されないと知った時、私は
yanako
恋愛
私は聞いてしまった。
彼の本心を。
私は小さな、けれど豊かな領地を持つ、男爵家の娘。
父が私の結婚相手を見つけてきた。
隣の領地の次男の彼。
幼馴染というほど親しくは無いけれど、素敵な人だと思っていた。
そう、思っていたのだ。
完結 愚王の側妃として嫁ぐはずの姉が逃げました
らむ
恋愛
とある国に食欲に色欲に娯楽に遊び呆け果てには金にもがめついと噂の、見た目も醜い王がいる。
そんな愚王の側妃として嫁ぐのは姉のはずだったのに、失踪したために代わりに嫁ぐことになった妹の私。
しかしいざ対面してみると、なんだか噂とは違うような…
完結決定済み
過去に戻った筈の王
基本二度寝
恋愛
王太子は後悔した。
婚約者に婚約破棄を突きつけ、子爵令嬢と結ばれた。
しかし、甘い恋人の時間は終わる。
子爵令嬢は妃という重圧に耐えられなかった。
彼女だったなら、こうはならなかった。
婚約者と結婚し、子爵令嬢を側妃にしていれば。
後悔の日々だった。
婚約破棄? 私、この国の守護神ですが。
國樹田 樹
恋愛
王宮の舞踏会場にて婚約破棄を宣言された公爵令嬢・メリザンド=デラクロワ。
声高に断罪を叫ぶ王太子を前に、彼女は余裕の笑みを湛えていた。
愚かな男―――否、愚かな人間に、女神は鉄槌を下す。
古の盟約に縛られた一人の『女性』を巡る、悲恋と未来のお話。
よくある感じのざまぁ物語です。
ふんわり設定。ゆるーくお読みください。
完【恋愛】婚約破棄をされた瞬間聖女として顕現した令嬢は竜の伴侶となりました。
梅花
恋愛
侯爵令嬢であるフェンリエッタはこの国の第2王子であるフェルディナンドの婚約者であった。
16歳の春、王立学院を卒業後に正式に結婚をして王室に入る事となっていたが、それをぶち壊したのは誰でもないフェルディナンド彼の人だった。
卒業前の舞踏会で、惨事は起こった。
破り捨てられた婚約証書。
破られたことで切れてしまった絆。
それと同時に手の甲に浮かび上がった痣は、聖痕と呼ばれるもの。
痣が浮き出る直前に告白をしてきたのは隣国からの留学生であるベルナルド。
フェンリエッタの行方は…
王道ざまぁ予定です
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる