3 / 136
しんと優衣
動き出した主人公(一部修正しました。)
しおりを挟む
大まかな流れを見つけ出した俺は、優衣の横で一気に書き上げる。
頭の中で、主人公達が動き始めた。
仕事モードに、変わった。
私は、主人公が話してくる台詞を泣きながら入力する。
「配役は、決まってるんだよね?」
優衣は、隣でパソコンを見つめながらそう話だした。
「しん、この台詞を彼等に言わすなんて凄いよ」
優衣が、隣で泣いている。
私は、気にせずに前半部分を書き上げた。
「しんの凄いところは、集中力だね」
「確かに、そうかも知れないな」
隣で、誰かが話してようと私の頭には主人公の会話しか入ってこないのだ。
私を仕事モードから、プライベートモードに優衣は、また戻してきた。
「後、二週間だけど。もう、僕の相手をしてよ」
「そうだね」
優衣の相手をしてると、主人公が駒を進めていくのを私は知ってる。
「もう、ドーナツとココアはやめて、お酒飲もう」
「いいよ、かまわない」
俺は、優衣の手についているドーナツの砂糖をわざと舐める。
「変態」
「どういたしまして」
優衣は、ドーナツの残りをキッチンにさげにいく。
「あまっ」
残されたココアの甘さに、驚きながら俺は、パソコンを閉まった。
キッチンで、カチャカチャと何かをしてる優衣を、見ないようにしながらボイスレコーダーを手に取った。
私は、主人公達の台詞を頭で反芻しながら、吹き込んでいく。
優依が、お酒とおつまみのセットを持ってきたので、私はボイスレコーダーを止めた。
「誰がどの役かは、決まってるんでしょ?しん」
「うん。吉宮凛さん、鴨池はやてさん、南沢雄大さん、早川実さんの四人の役は、決定してる。」
「そうなんだね。しんは、これから売れっ子になるんだからね。僕が、ちゃんとそうしてあげるからね。」
「別に、売れたいわけじゃないよ。俺は、好きなものを書きたいだけだよ。」
「しんの書きたいものと、時代がマッチしてるのかもね」
優衣は、笑いながらウィスキーの水割りを作ってくれる。
「俺は、また3Pを見せられるのか…。」
「映画の依頼ってそれだったの?」
「ああ、R18指定にするから。濃いのを書いて欲しいんだってさ」
俺は、テーブルの下の紙を見せる。
「断れば?」
優衣は、感情で生きているから無茶苦茶だった。
「優衣が、これだけで食べていけるようになってと言ったんだろ?」
「嫌だ。見に行かないで」
「でも、あの日優衣に見せられたものしかないから…。資料としては、少ない気がするんだよ」
「どこに行くの?」
「あー。撮影現場にいってくれないかって話。そこから、掴んで欲しいみたいで」
俺は、渡された資料を見せる。
「これ、女の人じゃんか」
「そうそう、女性ありの3Pと男同士の3Pと両方撮影があるから見て欲しいって話だったかな」
「ふざけないでよ」
「ふざけてないけど?」
「誰にでも、そうなるんでしょ?どうせ」
「ならないよ。俺は、優衣以外は素材だと思ってるよ」
「嘘つき」
こうなると優衣は、落ち着くまでとことん俺に怒りをぶつける。
「愛してるのは、優衣だけだって言ったくせに!!!そんなの見て、そうならない筈がないよね」
ここで、余計な口を挟んだり言い訳じみた言葉を発すると、いつも別れると言われてしまうのだ。
静観するのが、正しい事を知っていた。
「こんなの行かないでよ。行ったら、僕を捨てるんでしょ?」
優衣は、俺の手を自分の頬に当てる。
スリスリとしてくる。
俺は、優衣を引き寄せて抱き締めた。
「今までの人と一緒にするなよ。嫌なら、やめる」
俺は、優衣のネクタイをスルスルとほどいた。
こうなった優衣を俺は、抱かない。
変わりに、優しく肩に噛みつく。
「しんっっ」
「嬉しいの?」
「今日は、なしって意味だよね」
「うん、そうだよ」
「わかってる。僕が、悪いよね」
「明日の朝にしようか」
「うん」
女性を抱いて、例え避妊をしなくても、俺は妊娠などさせれないんだよ。
わかってるだろ? 優衣
頭の中で、主人公達が動き始めた。
仕事モードに、変わった。
私は、主人公が話してくる台詞を泣きながら入力する。
「配役は、決まってるんだよね?」
優衣は、隣でパソコンを見つめながらそう話だした。
「しん、この台詞を彼等に言わすなんて凄いよ」
優衣が、隣で泣いている。
私は、気にせずに前半部分を書き上げた。
「しんの凄いところは、集中力だね」
「確かに、そうかも知れないな」
隣で、誰かが話してようと私の頭には主人公の会話しか入ってこないのだ。
私を仕事モードから、プライベートモードに優衣は、また戻してきた。
「後、二週間だけど。もう、僕の相手をしてよ」
「そうだね」
優衣の相手をしてると、主人公が駒を進めていくのを私は知ってる。
「もう、ドーナツとココアはやめて、お酒飲もう」
「いいよ、かまわない」
俺は、優衣の手についているドーナツの砂糖をわざと舐める。
「変態」
「どういたしまして」
優衣は、ドーナツの残りをキッチンにさげにいく。
「あまっ」
残されたココアの甘さに、驚きながら俺は、パソコンを閉まった。
キッチンで、カチャカチャと何かをしてる優衣を、見ないようにしながらボイスレコーダーを手に取った。
私は、主人公達の台詞を頭で反芻しながら、吹き込んでいく。
優依が、お酒とおつまみのセットを持ってきたので、私はボイスレコーダーを止めた。
「誰がどの役かは、決まってるんでしょ?しん」
「うん。吉宮凛さん、鴨池はやてさん、南沢雄大さん、早川実さんの四人の役は、決定してる。」
「そうなんだね。しんは、これから売れっ子になるんだからね。僕が、ちゃんとそうしてあげるからね。」
「別に、売れたいわけじゃないよ。俺は、好きなものを書きたいだけだよ。」
「しんの書きたいものと、時代がマッチしてるのかもね」
優衣は、笑いながらウィスキーの水割りを作ってくれる。
「俺は、また3Pを見せられるのか…。」
「映画の依頼ってそれだったの?」
「ああ、R18指定にするから。濃いのを書いて欲しいんだってさ」
俺は、テーブルの下の紙を見せる。
「断れば?」
優衣は、感情で生きているから無茶苦茶だった。
「優衣が、これだけで食べていけるようになってと言ったんだろ?」
「嫌だ。見に行かないで」
「でも、あの日優衣に見せられたものしかないから…。資料としては、少ない気がするんだよ」
「どこに行くの?」
「あー。撮影現場にいってくれないかって話。そこから、掴んで欲しいみたいで」
俺は、渡された資料を見せる。
「これ、女の人じゃんか」
「そうそう、女性ありの3Pと男同士の3Pと両方撮影があるから見て欲しいって話だったかな」
「ふざけないでよ」
「ふざけてないけど?」
「誰にでも、そうなるんでしょ?どうせ」
「ならないよ。俺は、優衣以外は素材だと思ってるよ」
「嘘つき」
こうなると優衣は、落ち着くまでとことん俺に怒りをぶつける。
「愛してるのは、優衣だけだって言ったくせに!!!そんなの見て、そうならない筈がないよね」
ここで、余計な口を挟んだり言い訳じみた言葉を発すると、いつも別れると言われてしまうのだ。
静観するのが、正しい事を知っていた。
「こんなの行かないでよ。行ったら、僕を捨てるんでしょ?」
優衣は、俺の手を自分の頬に当てる。
スリスリとしてくる。
俺は、優衣を引き寄せて抱き締めた。
「今までの人と一緒にするなよ。嫌なら、やめる」
俺は、優衣のネクタイをスルスルとほどいた。
こうなった優衣を俺は、抱かない。
変わりに、優しく肩に噛みつく。
「しんっっ」
「嬉しいの?」
「今日は、なしって意味だよね」
「うん、そうだよ」
「わかってる。僕が、悪いよね」
「明日の朝にしようか」
「うん」
女性を抱いて、例え避妊をしなくても、俺は妊娠などさせれないんだよ。
わかってるだろ? 優衣
0
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる