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求めてもらう方法なら知っている
和人の話
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麗奈ちゃんが、忘れられない人がいる事に気づいていた。
そんな事は、わかっていたけど…。
傍にいる事を強く望んだ。
なのに、和人って呼ばれる度に後ろにお化けでもいるみたいだった。
そのお化けの方が、麗奈ちゃんを幸せに出来てるようだった。
「和人、しよう?」
「うん」
ホテルや家じゃなくて、デートがしたい。
普通の恋人同士のデートがしたい。
だけど、そんな事を望んだら麗奈ちゃんは、やめようって言うから、続ける。
頑張って続けるんだ。
どんどん自分の気持ちをおいてけぼりにしていった。
麗奈ちゃんの傍にいるなら、それでよかった。
それだけで、よかった。
「和利君」
時々、寝言で俺を君付けにした。
それは、俺なのか?
何度か言っていた日に、違う気がしていた。
特に、8月9日は「和利君」と呼ぶ寝言を沢山言った。
「麗奈ちゃん、それ誰なの?」
眠ってる麗奈ちゃんは、答えてくれなかった。
一年目の8月9日に、かずとくんと言う存在を知ってから…
俺は、少しずつ空しさを感じ始めていた。
でも、一緒にいたくて…。
いらないって言われたくなくて…。
必要とされたくて…。
呼び出されたら、行った。
体だけでも、かずとくんを追い出してやると決めた。
「後ろからして」
「いいよ」
「和人」
こうしたら、誰を感じてるの?
誰を思ってるの?
終わりにしようって言ったら、終わるのをわかっていながら…。
俺は、終わらしてしまった。
帰宅して、麗奈ちゃんに渡されたネックレスを眺めていた。
玩具でも、傍にいれた方がよかった。
俺は、泣きながら麗奈ちゃんのメッセージを見つめていた。
一つ、一つ、見つめながら消していく。
【今日、おいでよ】
【和人に会いたい】
【残念、また明日】
【ホテル前にしよう】
【唐揚げ買ってきたよ】
【和人、暇?】
【和人、しようね】
【久々だよ!三日ぶり、楽しみだね】
愛されてなかったわけじゃなかったんじゃないか?
メッセージを削除しながら、そう思っていた。
麗奈ちゃんは、ただ不器用だっただけで…。
自分の気持ちにも、気づいてなかっただけで…。
本当は、俺を好きだったんじゃないのか?
答えが出ない、難問に押し潰されていた。
二年後に、麗奈ちゃんは来るのだろうか?
俺が、もしも行って…。
麗奈ちゃんは、そこにいてくれるのだろうか?
お気に入りのネックレスを人質に預かっただけで、麗奈ちゃんの気持ちまで掴まえたわけじゃない。
苦しくて、悲しくて、痛くて、辛くて…。
それでも、俺は麗奈ちゃんと居たかったよ。
俺は、涙が枯れるまで泣き続けていた。
そんな事は、わかっていたけど…。
傍にいる事を強く望んだ。
なのに、和人って呼ばれる度に後ろにお化けでもいるみたいだった。
そのお化けの方が、麗奈ちゃんを幸せに出来てるようだった。
「和人、しよう?」
「うん」
ホテルや家じゃなくて、デートがしたい。
普通の恋人同士のデートがしたい。
だけど、そんな事を望んだら麗奈ちゃんは、やめようって言うから、続ける。
頑張って続けるんだ。
どんどん自分の気持ちをおいてけぼりにしていった。
麗奈ちゃんの傍にいるなら、それでよかった。
それだけで、よかった。
「和利君」
時々、寝言で俺を君付けにした。
それは、俺なのか?
何度か言っていた日に、違う気がしていた。
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「麗奈ちゃん、それ誰なの?」
眠ってる麗奈ちゃんは、答えてくれなかった。
一年目の8月9日に、かずとくんと言う存在を知ってから…
俺は、少しずつ空しさを感じ始めていた。
でも、一緒にいたくて…。
いらないって言われたくなくて…。
必要とされたくて…。
呼び出されたら、行った。
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「いいよ」
「和人」
こうしたら、誰を感じてるの?
誰を思ってるの?
終わりにしようって言ったら、終わるのをわかっていながら…。
俺は、終わらしてしまった。
帰宅して、麗奈ちゃんに渡されたネックレスを眺めていた。
玩具でも、傍にいれた方がよかった。
俺は、泣きながら麗奈ちゃんのメッセージを見つめていた。
一つ、一つ、見つめながら消していく。
【今日、おいでよ】
【和人に会いたい】
【残念、また明日】
【ホテル前にしよう】
【唐揚げ買ってきたよ】
【和人、暇?】
【和人、しようね】
【久々だよ!三日ぶり、楽しみだね】
愛されてなかったわけじゃなかったんじゃないか?
メッセージを削除しながら、そう思っていた。
麗奈ちゃんは、ただ不器用だっただけで…。
自分の気持ちにも、気づいてなかっただけで…。
本当は、俺を好きだったんじゃないのか?
答えが出ない、難問に押し潰されていた。
二年後に、麗奈ちゃんは来るのだろうか?
俺が、もしも行って…。
麗奈ちゃんは、そこにいてくれるのだろうか?
お気に入りのネックレスを人質に預かっただけで、麗奈ちゃんの気持ちまで掴まえたわけじゃない。
苦しくて、悲しくて、痛くて、辛くて…。
それでも、俺は麗奈ちゃんと居たかったよ。
俺は、涙が枯れるまで泣き続けていた。
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