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結末なら知っている
里依紗の話①
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「もう、切るね!譲」
「うん」
「おやすみ」
「おやすみ」
電話を切った。
たった、一週間とは私も思わなかった。
長かった、凄く長かった。
歩いても、歩いても、辿り着かない一週間だった。
ピンポーン
こんな時間に誰?
ドアスコープを覗いて、譲がいた事に驚いた。
開けると、抱きしめられた。
まだ、先なのに…。
こんな私と一緒にいる事を望んでくれるの?
譲が、眠ってる横顔を見つめていた。
馬鹿だね!
離婚しなくちゃ気づかないなんて
お母さんのような母親になれると思った。
母親になれば、女としての価値をみいだせる気がしていた。
それぐらい、お母さんは母親でいる事を誇りに思っていた。
でも、私は、そこにはいけそうにない。
それが、悔しくて悲しくて辛くて、どうしようもなくて…
譲を傷つけていた。
「また、結婚したら同じ道だよ。それでもいいんだね。譲」
私は、譲の髪を撫でながら眠っていた。
「里依紗」
「おはよう」
「おはよう」
謙は、私を抱きしめてきた。
「どうしたの?」
「夢じゃなかったんだって、思ったんだよ」
私、この子犬感が好きだったんだ。
「可愛い」
「何、それ?」
「わかんないけど、可愛い」
「里依紗、愛してるよ」
「うん」
「お腹空いた」
「ご飯しようか?」
「うん」
私は、起き上がって洗面所に行く。
譲もついてきた。
顔を洗って、歯磨きをする。
「替えの歯ブラシあるから、はい」
「ありがとう」
譲は、昨日よりもニコニコしている。
私は、キッチンで朝御飯をする。
お米は炊けてるから、豆腐とワカメの味噌汁とひじきの卵焼きと昨日作ったマカロニサラダでしょ!
食べてくれる存在がいるだけで、嬉しかった。
ダイニングテーブルにご飯を並べ終わると譲がやってきた。
「美味しそう」
「どうぞ」
「いただきます」
譲は、ニコニコしながら食べ始める。
「一人だと食パンにバターだよ」
「サラダぐらい食べなきゃ」
「いらないよ!忙しいから」
「譲」
「なに?」
「私ね、子供がいる人生が正解だって思ってたの」
「うん」
「ずっと、二人で生きてく人生は、不正解だって思ってた」
「うん」
「治療しなかったでしょ?私」
「うん」
「譲の為とか言いながら、本当は答えでてたのかなーって」
「答え?」
譲は、箸を置いて私を見つめていた。
「すれ違う人が、子育てを一生懸命してる姿を見て、ある日、滑稽だって思ったの」
「うん」
「怒鳴り散らす両親、泣いてる子供、暴れてる子供、置いてく母親…。私、これが欲しかったのかな?って疑問に思った」
「うん」
譲は、私を見つめていた。
「うん」
「おやすみ」
「おやすみ」
電話を切った。
たった、一週間とは私も思わなかった。
長かった、凄く長かった。
歩いても、歩いても、辿り着かない一週間だった。
ピンポーン
こんな時間に誰?
ドアスコープを覗いて、譲がいた事に驚いた。
開けると、抱きしめられた。
まだ、先なのに…。
こんな私と一緒にいる事を望んでくれるの?
譲が、眠ってる横顔を見つめていた。
馬鹿だね!
離婚しなくちゃ気づかないなんて
お母さんのような母親になれると思った。
母親になれば、女としての価値をみいだせる気がしていた。
それぐらい、お母さんは母親でいる事を誇りに思っていた。
でも、私は、そこにはいけそうにない。
それが、悔しくて悲しくて辛くて、どうしようもなくて…
譲を傷つけていた。
「また、結婚したら同じ道だよ。それでもいいんだね。譲」
私は、譲の髪を撫でながら眠っていた。
「里依紗」
「おはよう」
「おはよう」
謙は、私を抱きしめてきた。
「どうしたの?」
「夢じゃなかったんだって、思ったんだよ」
私、この子犬感が好きだったんだ。
「可愛い」
「何、それ?」
「わかんないけど、可愛い」
「里依紗、愛してるよ」
「うん」
「お腹空いた」
「ご飯しようか?」
「うん」
私は、起き上がって洗面所に行く。
譲もついてきた。
顔を洗って、歯磨きをする。
「替えの歯ブラシあるから、はい」
「ありがとう」
譲は、昨日よりもニコニコしている。
私は、キッチンで朝御飯をする。
お米は炊けてるから、豆腐とワカメの味噌汁とひじきの卵焼きと昨日作ったマカロニサラダでしょ!
食べてくれる存在がいるだけで、嬉しかった。
ダイニングテーブルにご飯を並べ終わると譲がやってきた。
「美味しそう」
「どうぞ」
「いただきます」
譲は、ニコニコしながら食べ始める。
「一人だと食パンにバターだよ」
「サラダぐらい食べなきゃ」
「いらないよ!忙しいから」
「譲」
「なに?」
「私ね、子供がいる人生が正解だって思ってたの」
「うん」
「ずっと、二人で生きてく人生は、不正解だって思ってた」
「うん」
「治療しなかったでしょ?私」
「うん」
「譲の為とか言いながら、本当は答えでてたのかなーって」
「答え?」
譲は、箸を置いて私を見つめていた。
「すれ違う人が、子育てを一生懸命してる姿を見て、ある日、滑稽だって思ったの」
「うん」
「怒鳴り散らす両親、泣いてる子供、暴れてる子供、置いてく母親…。私、これが欲しかったのかな?って疑問に思った」
「うん」
譲は、私を見つめていた。
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