神月流

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第1魂

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ざあざあと雨が降っている野原に血だるまになった男が寝そべっていた。
名を勘苦労と言う。
勘苦労の周囲には同じく血だるまになり朽ち果てた骸がおよそ三千。
この三千の骸は元々人間であったと疑う様に飛散していた。この惨状を作り出した者こそ勘苦労である。
所々隕石でも降ったかのような大穴が有り元々森で有った所もまるで木が無かったそんな感じを伺うかのように野原に成り下がっている。
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