【完結】メイドに裏切られました。婚約破棄を受け入れたら、隣国の皇帝に溺愛されました。

ジダンの提案

「ところでハーマイオニー」

「何でしょうか、お父様」

「婚約破棄したんだよな。今まで通り王家の弓騎士として仕えると良い」

ハーマイオニーは正式に婚約が決まるまで、王室に騎士として仕えていた。

ジダンは騎士団長。

弓が得意なハーマイオニーを騎士団に入れたかったのだ。

弓を習ったのは5歳の時。

ジダンが弓使いという事もあり、弓を習う事にした。


ハーマイオニーは弓の才能があった。

次から次へと的に弓を当てていくのだ。


周りからも驚かれた。

ハーマイオニー自身も自分は弓に向いていると思っていた。


ちなみに、この頃から既にエイドリアンとの婚約は決まっていた。

エイドリアンも弓が上手なハーマイオニーを褒めてくれた。


「はい、そうします」

即決だ。

もう一度騎士として王室に仕えたい。


「そうね。ハーマイオニーはやっぱり騎士が似合っているわ」

「ありがとうございます、お母様」


騎士になる事を決めた。


もう一度騎士になって、また国から表彰されたい。


ハーマイオニーは女性騎士の四天王とも目されていた。

女性騎士は弓の他にも多種多様の騎士がいるが、それでもハーマイオニーは評価されていた。


ハーマイオニーは一度辞めた騎士になる事にした。