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ソフィアの秘密
今宵ソフィアが本音をもらす
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アルテナ王国の舞踏会が王室主催の元開かれた。
皆、ドレスに身を包み、参加。ローサにとっては初めてのアルテナ王国の舞踏会だ。
ミルディン王太子とまだ婚約する前によく王室主催の舞踏会に参加していた。そして、今こうしてまた舞踏会に参加している。
と、そこへカタリナ王女がやってきた。
「ソフィアさん、しばらくぶりね」
「カタリナ王女、しばらくぶりです」ソフィアが元気に言った。
「ソフィア。そろそろ紹介したら?」
紹介? 誰を?
ソフィアは黙ってしまった。
「まあ、いいわ。自分から言いたくなったらいつでも言うといいわ」
そう言ってカタリナ王女は踵を返した。
「ソフィアももう少しだからね」
とマリアナ。
「もう、みんなしてやめてよ」
ソフィアが蚊の無くような声で言った。
そして、舞踏会は始まった。
最初ソフィアは長身でロン毛で金髪の男性と踊っていた。
(ソフィア。出会いがあるといいのに)そう思った。
そして、次々にペアが変わる。
何とも充実した時間を楽しむことができた。
そして再びカタリナ王女がやってきた。
「うふふ。ソフィアったらね、私のお兄様がお気に入りなの」
「もう、やめてよ、カタリナ王女」
「紹介するね」
と言うと、二人の男性がそばにいた。
1人はソフィアが一番最初に踊っていた人だった。
「初めまして。アルカナ王国の第ニ王子ミハエルです」
そう言ってミハエルは左手を胸に当て一礼した。
ローサもまた軽く会釈した。
「ミハエルお兄様はお相手が既にいるから、こちらをすすめるわ」
そう言って右隣にいる男性が苦笑いを見せた。
「私が余り者の王太子、ベルンハルトです。いっや~。気づいたら結婚適齢期逃しちゃいましてね~。アミッドはソフィアがいるしね、三男もつい最近婚約してね~。そんで僕だけ余っちゃったんだですよ~。ま~ダメ王太子だけど宜しくお願いしますね~」
何とも気さくな感じだ。同様長身でロン毛で金髪。ブルーの瞳。
「マリソン公爵令嬢のローサと申します」
ローサはベルンハルト王太子に一礼した。
(どうしてこんな人が結婚適齢期を逃してしまったの?)
「王太子殿下、余計な事言わないで下さいよ」
ソフィアが怒りの顔に転じた。
「そうよ、お兄様。あまりにも迂闊よ」
カタリナ王女からもお叱りを受ける。
「でも、いいわ。いずれは言うつもりでいたの」と言ってミハエルの手を取った。「ローサ。実は私、ミハエルと婚約しているの。この後、婚約指輪の交換するところだったのよ。指輪をつけていれば相手がいることが発覚するのは必然。相手こそ黙っていようとは思っていたけどね」
そうだったのか。ソフィアにはアルテナ王国の第二王子と婚約していたなんて。
「おめでとう、ソフィア」
「ありがとう、ローサ」
皆、ドレスに身を包み、参加。ローサにとっては初めてのアルテナ王国の舞踏会だ。
ミルディン王太子とまだ婚約する前によく王室主催の舞踏会に参加していた。そして、今こうしてまた舞踏会に参加している。
と、そこへカタリナ王女がやってきた。
「ソフィアさん、しばらくぶりね」
「カタリナ王女、しばらくぶりです」ソフィアが元気に言った。
「ソフィア。そろそろ紹介したら?」
紹介? 誰を?
ソフィアは黙ってしまった。
「まあ、いいわ。自分から言いたくなったらいつでも言うといいわ」
そう言ってカタリナ王女は踵を返した。
「ソフィアももう少しだからね」
とマリアナ。
「もう、みんなしてやめてよ」
ソフィアが蚊の無くような声で言った。
そして、舞踏会は始まった。
最初ソフィアは長身でロン毛で金髪の男性と踊っていた。
(ソフィア。出会いがあるといいのに)そう思った。
そして、次々にペアが変わる。
何とも充実した時間を楽しむことができた。
そして再びカタリナ王女がやってきた。
「うふふ。ソフィアったらね、私のお兄様がお気に入りなの」
「もう、やめてよ、カタリナ王女」
「紹介するね」
と言うと、二人の男性がそばにいた。
1人はソフィアが一番最初に踊っていた人だった。
「初めまして。アルカナ王国の第ニ王子ミハエルです」
そう言ってミハエルは左手を胸に当て一礼した。
ローサもまた軽く会釈した。
「ミハエルお兄様はお相手が既にいるから、こちらをすすめるわ」
そう言って右隣にいる男性が苦笑いを見せた。
「私が余り者の王太子、ベルンハルトです。いっや~。気づいたら結婚適齢期逃しちゃいましてね~。アミッドはソフィアがいるしね、三男もつい最近婚約してね~。そんで僕だけ余っちゃったんだですよ~。ま~ダメ王太子だけど宜しくお願いしますね~」
何とも気さくな感じだ。同様長身でロン毛で金髪。ブルーの瞳。
「マリソン公爵令嬢のローサと申します」
ローサはベルンハルト王太子に一礼した。
(どうしてこんな人が結婚適齢期を逃してしまったの?)
「王太子殿下、余計な事言わないで下さいよ」
ソフィアが怒りの顔に転じた。
「そうよ、お兄様。あまりにも迂闊よ」
カタリナ王女からもお叱りを受ける。
「でも、いいわ。いずれは言うつもりでいたの」と言ってミハエルの手を取った。「ローサ。実は私、ミハエルと婚約しているの。この後、婚約指輪の交換するところだったのよ。指輪をつけていれば相手がいることが発覚するのは必然。相手こそ黙っていようとは思っていたけどね」
そうだったのか。ソフィアにはアルテナ王国の第二王子と婚約していたなんて。
「おめでとう、ソフィア」
「ありがとう、ローサ」
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