夫が不倫をしているようなので、離婚します。もう勝手にすれば？いつか罰が当たるから

エピローグ

相次ぐ結婚ラッシュでシャルロッテもおめでたい気分でいた。

シャルロッテはランスロットとついに結婚する事になった。


晴れ渡る雲一つ無い晩秋の空。

二人の門出を祝ってくれるような空だった。


風もない。


「お姉様。おめでとうございますわ」

コノート候爵夫人となった妹のローズ・マリー。

「ありがとう、ローズ」


「姉上。おめでとうございます」

「ありがとう、レイン」

そして、ジョシュア兵士長とアッシュも駆けつけてくれた。


そして、結婚式には勿論、ストーム公爵夫妻も招待した。

「シャルロッテ。きみには辛い思いをさせたな。しあわせになるんだぞ」

と、パン。

「シャルロッテ。あなたには申し訳ないことをしたね。絶対にしあわせになるのよ」

とサラダ。


カルロスこそは敵だが、ストーム公爵夫妻は味方だった。

「ランスロット王子殿下。シャルロッテを宜しくお願いしますわ」

「はい！！　シャルロッテは私の妻として確固たる意志で守りたいと思います」

ランスロットの姿にシャルロッテはくすりと笑みがこぼれた。


「カルロス様のことはもう忘れましたわ、サラダ様。私はランスロット王子殿下としあわせになります」


カルロスに不倫され、離婚する運びとなったシャルロッテだが、最終的にはランスロットと結婚する事になった。

「私はしあわせよ。カルロス。ありがとう。ラニーニャ。ありがとう。塞翁が馬とはこの事を言うのね」


シャルロッテはしあわせでいっぱいだった。


そして、二人の結婚式は始まった。



了