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婚約破棄
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わたくしはアンジェラ・カーネギー。カーネギー伯爵令嬢でございます。
わたくしはオルソン公爵令息のクルト様と婚約しております。
わたくしの左手の薬指にはクルト様からもらった指輪が嵌まっていますわ。
クルト様とはカーネギー家とオルソン家の間柄の、いわゆる政略結婚ではありますが、それでもわたくしたちは本物の愛を築きました。
クルト様はわたくしの腰まで伸びた銀髪にスカイブルーの瞳、長身である事を褒めてくださいましたわ。
クルト様は髪の長い人がお好きみたいで。
わたくしはそれに答えるべく、鬱陶しいと思う髪でも伸ばしてまいりました。
春は3日の晴れ無しと言いますが、今日はまさに雨。
しとしとと雨が降っております。
わたくしは雨の中、はるばる馬車でオルソン家へ向かいました。
何でも、クルト様がわたくしにお話をしたい事があるという。
クルト様の執務室に来るように使用人に言われました。
結婚式の日取りを決めるおつもりなのかしら?
結婚式は夏が始まる前でしょうか。
なぜなら、クルト様は特筆付きの暑がりで、汗っかきなのですから。
オルソン家の屋敷は広い。
縦に広いのです。
庭も広く、よく手入れされています。
ここだわ。
クルト様の執務室を訪ねました。
トントン
ん?
中から声がする……。
女性の声!?
何だか嫌な予感がしました。
「もしかして……アンジェラだな? 入っていいよ」
甘ったるいバリトンの声が執務室の中から聞こえました。
わたくしはドアノブを右に捻り、戸を開けました。
すると!!
目を背けたくなるような光景が目に飛び込んできました。
「きゃっ!!」
わたくしはドアを半分閉めてしまいました。
「何やっているんだ、アンジェラ。中に入れよ」
じょ……冗談にしては酷すぎるわ。
中にはベージュの髪を2つに分けてお下げをし、メガネをかけた細身の女性がいました。
しかも、お腹も若干膨らんでいるようにも見えましたわ。
「アンジェラ~」
クルト様は甘ったるい声でわたくしの名を呼びます。
わたくしは再度ドアを開け、執務室の中へと入りました。
そこにいたのは耳の高さの青髪をど真ん中で分け、三白眼の赤紫の瞳に左右離れた目、団子鼻にフープピアスをつけた男。
彼こそがクルト・オルソン様なのです。
「クルト様~」
横にいるのはソーマ男爵令嬢のヴィヴィアンでした。
ヴィヴィアンはクルト様の腕を握り、左右に振っています。
「よしよし、ヴィヴィアン」
やはり、甘ったるい声で言いました。
「クルト様。あなたに呼ばれてこちらへ参りましたが、この光景に驚いています。ご説明願えないでしょうか?」
わたくしは強気に出ました。
「あ~。その事なんだけどね、アンジェラ~」
ヘラヘラしています。
「これ、クルト様にいただいたんですわよ、アンジェラ様~」
ヴィヴィアンは高々と左手を挙げた。
そこには指輪が光っているではありませんか!!
「実はな、アンジェラ。ヴィヴィアンのお腹の中には今、新しい命が宿っているんだ」
そんなの誰が見てもわかる事。
「なぜヴィヴィアンさんが妊娠しているんですの?」
「それはな……。俺様は実はヴィヴィアンに強く言い寄られて断りきれなかったんだよ」
呆れた。
「ヴィヴィアンさん。クルト様とわたくしは婚約していたんですわ。それを知らなかったのです?」
「知っていましたわ。でも……でも……わたしはクルト様が好きで好きで仕方なかったの。ごめんなさい」
謝って済むなら裁判官は要らない。
「悪の根源はクルト様ね」
「そうだよ。俺様もヴィヴィアンに情が移ってしまい……」
「これはあきらかなる二股交際だったのね?」
「あ……ああ」
クルト様はなぜかモテる。
何人もの女の人を従えてハーレム状態になっている事もあったっけ?
その度にわたくしはため息をつきながら、見て見ぬふりをしていたんだっけ。
でも、こればかりは見て見ぬふりはできませんわ。
「クルト様」
「何だよ、アンジェラ」
「ヴィヴィアンのお腹の子は本当にあなたの子なんですの?」
「そうだ。正真正銘俺様の子供だ。そうだよ。おろさせるわけにはいかないよ」
「という事はクルト様はヴィヴィアンと結婚をするおつもりなんですね?」
「そうさ……そのつもりだ」
きつい三白眼の目の視線が刺さります。
「わたくしは結婚式の日取りが決まったものだと思い、こちらに参りました。とんでもない裏切りに辟易しておりますわ」
「俺様まさかヴィヴィアンが妊娠するとは思わなかった」
「嘘をつきなさいな。やることやれば当然子供はできますわ」
それにしても、なぜ、クルト様はヴィヴィアンと行為に及んだのでしょう?
わたくしとの性のいとなみは一切無かったというのに。
「あ~ん。許してアンジェラ様~。わたしがわたしがクルト様を誘ったんですぅ」
「もう良いですわ。あなたがたは好きにすると良いですわ。そう。婚約は破棄という事で。それでよろしくて? クルト様」
「ああ。俺様自身も思いも寄らぬ出来事に驚愕しているからな」
「クルト様~。ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」
謝れば済むと思っているヴィヴィアンにも腹が立ちますわ。
「すまない……。俺様はヴィヴィアンのメガネに惹かれた」
「オルソン家とカーネギー家両家の絆とメガネを天秤にかけるなんて本当に愚鈍な人ですわ」
「クルト様ぁ。わたしはクルト様に愛されてしあわせですわ」
クルト様に愛されてしあわせ。
よく、そんな悪魔のような言葉が口をついて出てくるものですわ。
わたくしとクルト様の婚約破棄という他人の不幸の上に自分のしあわせを築いて。
うん。でも良いわ。
本当に神様というものが存在するなら、因果応報の天罰がくだるはずだから。
「クルト様。ヴィヴィアンとどうぞ末永くおしあわせに。精々また浮気をしないように。ヴィヴィアンも良妻賢母になると良いですわ。では、わたくしはわたくしでしあわせになる道を探しますので」
わたくしは執務室のドアノブに手をかけました。
そして、ドアノブを左に捻り、執務室をあとにしました。
外はまだ雨が降っていました。
まるで空も悲しみを共有しているかのように泣いています。
わたくしは涙を飲み込みながら、家路へと向かうのでした。
わたくしはオルソン公爵令息のクルト様と婚約しております。
わたくしの左手の薬指にはクルト様からもらった指輪が嵌まっていますわ。
クルト様とはカーネギー家とオルソン家の間柄の、いわゆる政略結婚ではありますが、それでもわたくしたちは本物の愛を築きました。
クルト様はわたくしの腰まで伸びた銀髪にスカイブルーの瞳、長身である事を褒めてくださいましたわ。
クルト様は髪の長い人がお好きみたいで。
わたくしはそれに答えるべく、鬱陶しいと思う髪でも伸ばしてまいりました。
春は3日の晴れ無しと言いますが、今日はまさに雨。
しとしとと雨が降っております。
わたくしは雨の中、はるばる馬車でオルソン家へ向かいました。
何でも、クルト様がわたくしにお話をしたい事があるという。
クルト様の執務室に来るように使用人に言われました。
結婚式の日取りを決めるおつもりなのかしら?
結婚式は夏が始まる前でしょうか。
なぜなら、クルト様は特筆付きの暑がりで、汗っかきなのですから。
オルソン家の屋敷は広い。
縦に広いのです。
庭も広く、よく手入れされています。
ここだわ。
クルト様の執務室を訪ねました。
トントン
ん?
中から声がする……。
女性の声!?
何だか嫌な予感がしました。
「もしかして……アンジェラだな? 入っていいよ」
甘ったるいバリトンの声が執務室の中から聞こえました。
わたくしはドアノブを右に捻り、戸を開けました。
すると!!
目を背けたくなるような光景が目に飛び込んできました。
「きゃっ!!」
わたくしはドアを半分閉めてしまいました。
「何やっているんだ、アンジェラ。中に入れよ」
じょ……冗談にしては酷すぎるわ。
中にはベージュの髪を2つに分けてお下げをし、メガネをかけた細身の女性がいました。
しかも、お腹も若干膨らんでいるようにも見えましたわ。
「アンジェラ~」
クルト様は甘ったるい声でわたくしの名を呼びます。
わたくしは再度ドアを開け、執務室の中へと入りました。
そこにいたのは耳の高さの青髪をど真ん中で分け、三白眼の赤紫の瞳に左右離れた目、団子鼻にフープピアスをつけた男。
彼こそがクルト・オルソン様なのです。
「クルト様~」
横にいるのはソーマ男爵令嬢のヴィヴィアンでした。
ヴィヴィアンはクルト様の腕を握り、左右に振っています。
「よしよし、ヴィヴィアン」
やはり、甘ったるい声で言いました。
「クルト様。あなたに呼ばれてこちらへ参りましたが、この光景に驚いています。ご説明願えないでしょうか?」
わたくしは強気に出ました。
「あ~。その事なんだけどね、アンジェラ~」
ヘラヘラしています。
「これ、クルト様にいただいたんですわよ、アンジェラ様~」
ヴィヴィアンは高々と左手を挙げた。
そこには指輪が光っているではありませんか!!
「実はな、アンジェラ。ヴィヴィアンのお腹の中には今、新しい命が宿っているんだ」
そんなの誰が見てもわかる事。
「なぜヴィヴィアンさんが妊娠しているんですの?」
「それはな……。俺様は実はヴィヴィアンに強く言い寄られて断りきれなかったんだよ」
呆れた。
「ヴィヴィアンさん。クルト様とわたくしは婚約していたんですわ。それを知らなかったのです?」
「知っていましたわ。でも……でも……わたしはクルト様が好きで好きで仕方なかったの。ごめんなさい」
謝って済むなら裁判官は要らない。
「悪の根源はクルト様ね」
「そうだよ。俺様もヴィヴィアンに情が移ってしまい……」
「これはあきらかなる二股交際だったのね?」
「あ……ああ」
クルト様はなぜかモテる。
何人もの女の人を従えてハーレム状態になっている事もあったっけ?
その度にわたくしはため息をつきながら、見て見ぬふりをしていたんだっけ。
でも、こればかりは見て見ぬふりはできませんわ。
「クルト様」
「何だよ、アンジェラ」
「ヴィヴィアンのお腹の子は本当にあなたの子なんですの?」
「そうだ。正真正銘俺様の子供だ。そうだよ。おろさせるわけにはいかないよ」
「という事はクルト様はヴィヴィアンと結婚をするおつもりなんですね?」
「そうさ……そのつもりだ」
きつい三白眼の目の視線が刺さります。
「わたくしは結婚式の日取りが決まったものだと思い、こちらに参りました。とんでもない裏切りに辟易しておりますわ」
「俺様まさかヴィヴィアンが妊娠するとは思わなかった」
「嘘をつきなさいな。やることやれば当然子供はできますわ」
それにしても、なぜ、クルト様はヴィヴィアンと行為に及んだのでしょう?
わたくしとの性のいとなみは一切無かったというのに。
「あ~ん。許してアンジェラ様~。わたしがわたしがクルト様を誘ったんですぅ」
「もう良いですわ。あなたがたは好きにすると良いですわ。そう。婚約は破棄という事で。それでよろしくて? クルト様」
「ああ。俺様自身も思いも寄らぬ出来事に驚愕しているからな」
「クルト様~。ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」
謝れば済むと思っているヴィヴィアンにも腹が立ちますわ。
「すまない……。俺様はヴィヴィアンのメガネに惹かれた」
「オルソン家とカーネギー家両家の絆とメガネを天秤にかけるなんて本当に愚鈍な人ですわ」
「クルト様ぁ。わたしはクルト様に愛されてしあわせですわ」
クルト様に愛されてしあわせ。
よく、そんな悪魔のような言葉が口をついて出てくるものですわ。
わたくしとクルト様の婚約破棄という他人の不幸の上に自分のしあわせを築いて。
うん。でも良いわ。
本当に神様というものが存在するなら、因果応報の天罰がくだるはずだから。
「クルト様。ヴィヴィアンとどうぞ末永くおしあわせに。精々また浮気をしないように。ヴィヴィアンも良妻賢母になると良いですわ。では、わたくしはわたくしでしあわせになる道を探しますので」
わたくしは執務室のドアノブに手をかけました。
そして、ドアノブを左に捻り、執務室をあとにしました。
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