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酒場 ※クルト視点
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俺様はまたいつもの酒場に入り浸っている。
ヴィヴィアンと結婚はしたけれど、女に囲まれるのは気分が良い。
俺様は女たちに酒を奢っている。
俺様のお気に入りは平民のモニカ。
モニカは平民でいるのが勿体ない位だ。
肩まである赤毛をカールし、右目の下にほくろがある。
口の中には八重歯。
八重歯があると、歯並びが悪いように見えるという人が多数だが、俺様の場合は違う。
八重歯は可愛い。
尖っていて、ヴァンパイアのようで可愛い。
モニカは背が低い。
小柄な体型が男心をくすぐる。
護ってあげたい。
モニカは俺様が護らないといけないのだ。
平民だから、護衛がいない。
つーまーり。俺様がモニカの護衛になるってわけだ。
モニカの他にも可愛い子はいる。
彼女たちに囲まれると、俺様は興奮する。
そうさ。筆頭公爵ともなると、放っといても女は寄ってくる。
ヴィヴィアンと知り合ったのもこの酒場だ。
皆、俺様とヴィヴィアンが結婚したのは知っている。
女の場合は結婚すれば男がつかないのは大半だが、野郎の場合は違う。
結婚していても、女は来るのだ。
それに、俺様はいつも気前よく奢っているからな。
今日も酒をあおりながら、女たちに囲まれている。
俺様の生き甲斐は女たちに囲まれて酒を飲むことだ。
女たちに囲まれると、酒が旨い旨い。
俺様は家でも酒は飲む。
メイドの女の子たちと盃を交わすのだ。
俺様をアルコール中毒だとアンジェラは言ってきたが、飲む量はある程度決めている。
そうでないと、それこそ記憶を無くしてしまうからな。
流石の俺様も記憶を無くすほど飲んだ事はない。
「酒は百薬の長」だ。酒は身体に良いのだ。
だから、俺様は酒を飲む。
「あら。クルト様。今日もご機嫌麗しゅうて?」
バニーガールの姿をした女性は店員のサリサだ。
「ああ、サリサちゃん」
「クルト様、結婚しても女性にモテモテね」
「あー。俺様、イケメンだからよ」
「ヴィヴィアンちゃんはお元気ですの?」
「ああ、元気だ」
「でも、所詮デキ婚だから、いつか冷めるかもしれない」
ああ、とっくの昔に冷めているさ。
ただ、世間体があって離婚できないだけさ。
そう。俺様は神ってやらに誓ったんだっけな。
「病めるときもどんな時もヴィヴィアン・ソーマを愛する」
とな。
だけど、俺様は無神論者だ。
神なんかいない。
神に嘘つこうが俺様には知ったことではない。
ま、他の王侯貴族の連中に誓ったわけではないからな。
俺様はヴィヴィアンなど愛してはいない。
むしろ、モニカに情は移っている。
秋という季節は物寂しいものだ。
だからこそ、女に囲まれたいものだ。
「クルト様!!」
「あー、モニカ!」
「クルト様?」
「ああ、ティサ、リサ、アイシャ、ケイト」
「おーい、サリサ。まだまだ飲むぞ!!」
今の俺様の囲いはみんな平民だ。
愛があるなら、平民だろうと貴族だろうと関係ない。
俺様はチヤホヤされたいのだ。
「公爵様が私達平民を愛して下さる」
「勿論だよ、アイシャ!!」
「ヴィヴィアンがいながらにして、私達と一緒にいて良いの?」
「構わないぞ、リサ。ヴィヴィアンは俺様がモテてしまうという現実は受け入れているからな」
「あははは」
俺様はリサの服の中に手を入れ、胸を触った。
「も~。お触りはだめですよ、クルト様」
「あー、良いんだ良いんだ」
何でも俺様に都合の良いようにしてしまえば良い。
俺様は筆頭公爵様だ。
俺様の身分なら、好き放題にできる。
「だおら!!」
周りは黙った。
「何だ? 貴様は」
何やら喧嘩をしているようだ。
髭を生やした厳つい男が、中肉中背の金髪の男性を殴った。
ここは間違いなく俺様の出番だ。
「何だてめぇ。気持ちよく飲んでいるところを邪魔しやがって」
「クルト様」
「大丈夫だ、モニカ」
「貴様何者だ?」
「何者か? と聞かれて答えないわけにはいかないな。俺様は筆頭公爵のオルソン家令息のクルトだ」
「ひっ……筆頭公爵だと!? ははーん。お貴族様の令息だからって俺が怯むと思うなよ」
「うわっ」
相手の手が俺様の頬をかすめた。
「やるのかよ」
「ふへっ。ガキの癖に生意気な顔しやがってよ! えー!!」
俺様はとにかく避けた。
そして、相手の腹に拳を見舞ってやった。
「なっ……なんだてめえ、やるじゃねぇかよ」
「さあ、店を出るんだ」
厳つい男は怯んだ。
「くっ……」
男は店を後にした。
「サリサ。さっきの男の不払い金は俺様が払う。いくらだ?」
「2740ソトですが……」
「払うぞ」
「あ……はい」
「きゃー。クルト様格好いい」
モニカが抱きついてきた。
「クルト! クルト!……」
クルトコールが酒場の中に沸いた。
俺様は誇らしくなった。
悪人を退治してまたモテモテ。
俺様は好かれるためにこの世に誕生したようなものだ。
わははは。
「クルト様。今日はお代をいただかないよ」
マスターが来た。
「いや、そういうわけには」
「いえいえ、店を護っていただいたのですから」
「そうはいきません。仮にでも俺様は筆頭公爵の令息。お金には困っていないんだからな」
「ああああ……はい」
マスターは引っ込んだ。
ふっ。
金を支払う事もまたオルソン家の権威。
だから、女の子たちに奢ってあげるのだ。
「一杯ごちそうしますわ」
「いやいやいや、良いんだサリサ。お構いなく」
「でも……マスター!!」
「だから良いって!!」
俺様はサリサの腕を掴んだ。
「1杯クルト様に差し上げて!」
俺様はお言葉に甘える事にした。
「サリサ、すまない」
「良いんですよ」
酒場ではたまにある。
客同士の喧嘩。
平民も集まるのだから、この酒場の治安は良くない。
え?
王侯貴族御用達の酒場に行けって?
冗談じゃない。
王侯貴族御用達の酒場で女の子に囲まれていたら、目をつけられる。
俺様は平民も集まるこの酒場が一番好きだ。
安く飲めるし、女の子に囲まれるし、良い事づくめ。
☆★☆★
酔が回って記憶を無くしてしまった。
俺様は帰路の記憶が無い。
「クルト様あ。どうして帰りが遅かったんですかあ?」
「ああ。ちょっと付き合いでな」
「いつもの酒場?」
「ま……まあね」
「まさか浮気してないわよね」
「大丈夫だ。俺様はヴィヴィアン一筋だ。そうだろ? 俺様たち、神様の前で永遠の愛を誓っただろ?」
「はい」
俺様はヴィヴィアンの頭を愛撫した。
ヴィヴィアンと結婚はしたけれど、女に囲まれるのは気分が良い。
俺様は女たちに酒を奢っている。
俺様のお気に入りは平民のモニカ。
モニカは平民でいるのが勿体ない位だ。
肩まである赤毛をカールし、右目の下にほくろがある。
口の中には八重歯。
八重歯があると、歯並びが悪いように見えるという人が多数だが、俺様の場合は違う。
八重歯は可愛い。
尖っていて、ヴァンパイアのようで可愛い。
モニカは背が低い。
小柄な体型が男心をくすぐる。
護ってあげたい。
モニカは俺様が護らないといけないのだ。
平民だから、護衛がいない。
つーまーり。俺様がモニカの護衛になるってわけだ。
モニカの他にも可愛い子はいる。
彼女たちに囲まれると、俺様は興奮する。
そうさ。筆頭公爵ともなると、放っといても女は寄ってくる。
ヴィヴィアンと知り合ったのもこの酒場だ。
皆、俺様とヴィヴィアンが結婚したのは知っている。
女の場合は結婚すれば男がつかないのは大半だが、野郎の場合は違う。
結婚していても、女は来るのだ。
それに、俺様はいつも気前よく奢っているからな。
今日も酒をあおりながら、女たちに囲まれている。
俺様の生き甲斐は女たちに囲まれて酒を飲むことだ。
女たちに囲まれると、酒が旨い旨い。
俺様は家でも酒は飲む。
メイドの女の子たちと盃を交わすのだ。
俺様をアルコール中毒だとアンジェラは言ってきたが、飲む量はある程度決めている。
そうでないと、それこそ記憶を無くしてしまうからな。
流石の俺様も記憶を無くすほど飲んだ事はない。
「酒は百薬の長」だ。酒は身体に良いのだ。
だから、俺様は酒を飲む。
「あら。クルト様。今日もご機嫌麗しゅうて?」
バニーガールの姿をした女性は店員のサリサだ。
「ああ、サリサちゃん」
「クルト様、結婚しても女性にモテモテね」
「あー。俺様、イケメンだからよ」
「ヴィヴィアンちゃんはお元気ですの?」
「ああ、元気だ」
「でも、所詮デキ婚だから、いつか冷めるかもしれない」
ああ、とっくの昔に冷めているさ。
ただ、世間体があって離婚できないだけさ。
そう。俺様は神ってやらに誓ったんだっけな。
「病めるときもどんな時もヴィヴィアン・ソーマを愛する」
とな。
だけど、俺様は無神論者だ。
神なんかいない。
神に嘘つこうが俺様には知ったことではない。
ま、他の王侯貴族の連中に誓ったわけではないからな。
俺様はヴィヴィアンなど愛してはいない。
むしろ、モニカに情は移っている。
秋という季節は物寂しいものだ。
だからこそ、女に囲まれたいものだ。
「クルト様!!」
「あー、モニカ!」
「クルト様?」
「ああ、ティサ、リサ、アイシャ、ケイト」
「おーい、サリサ。まだまだ飲むぞ!!」
今の俺様の囲いはみんな平民だ。
愛があるなら、平民だろうと貴族だろうと関係ない。
俺様はチヤホヤされたいのだ。
「公爵様が私達平民を愛して下さる」
「勿論だよ、アイシャ!!」
「ヴィヴィアンがいながらにして、私達と一緒にいて良いの?」
「構わないぞ、リサ。ヴィヴィアンは俺様がモテてしまうという現実は受け入れているからな」
「あははは」
俺様はリサの服の中に手を入れ、胸を触った。
「も~。お触りはだめですよ、クルト様」
「あー、良いんだ良いんだ」
何でも俺様に都合の良いようにしてしまえば良い。
俺様は筆頭公爵様だ。
俺様の身分なら、好き放題にできる。
「だおら!!」
周りは黙った。
「何だ? 貴様は」
何やら喧嘩をしているようだ。
髭を生やした厳つい男が、中肉中背の金髪の男性を殴った。
ここは間違いなく俺様の出番だ。
「何だてめぇ。気持ちよく飲んでいるところを邪魔しやがって」
「クルト様」
「大丈夫だ、モニカ」
「貴様何者だ?」
「何者か? と聞かれて答えないわけにはいかないな。俺様は筆頭公爵のオルソン家令息のクルトだ」
「ひっ……筆頭公爵だと!? ははーん。お貴族様の令息だからって俺が怯むと思うなよ」
「うわっ」
相手の手が俺様の頬をかすめた。
「やるのかよ」
「ふへっ。ガキの癖に生意気な顔しやがってよ! えー!!」
俺様はとにかく避けた。
そして、相手の腹に拳を見舞ってやった。
「なっ……なんだてめえ、やるじゃねぇかよ」
「さあ、店を出るんだ」
厳つい男は怯んだ。
「くっ……」
男は店を後にした。
「サリサ。さっきの男の不払い金は俺様が払う。いくらだ?」
「2740ソトですが……」
「払うぞ」
「あ……はい」
「きゃー。クルト様格好いい」
モニカが抱きついてきた。
「クルト! クルト!……」
クルトコールが酒場の中に沸いた。
俺様は誇らしくなった。
悪人を退治してまたモテモテ。
俺様は好かれるためにこの世に誕生したようなものだ。
わははは。
「クルト様。今日はお代をいただかないよ」
マスターが来た。
「いや、そういうわけには」
「いえいえ、店を護っていただいたのですから」
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「ああああ……はい」
マスターは引っ込んだ。
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金を支払う事もまたオルソン家の権威。
だから、女の子たちに奢ってあげるのだ。
「一杯ごちそうしますわ」
「いやいやいや、良いんだサリサ。お構いなく」
「でも……マスター!!」
「だから良いって!!」
俺様はサリサの腕を掴んだ。
「1杯クルト様に差し上げて!」
俺様はお言葉に甘える事にした。
「サリサ、すまない」
「良いんですよ」
酒場ではたまにある。
客同士の喧嘩。
平民も集まるのだから、この酒場の治安は良くない。
え?
王侯貴族御用達の酒場に行けって?
冗談じゃない。
王侯貴族御用達の酒場で女の子に囲まれていたら、目をつけられる。
俺様は平民も集まるこの酒場が一番好きだ。
安く飲めるし、女の子に囲まれるし、良い事づくめ。
☆★☆★
酔が回って記憶を無くしてしまった。
俺様は帰路の記憶が無い。
「クルト様あ。どうして帰りが遅かったんですかあ?」
「ああ。ちょっと付き合いでな」
「いつもの酒場?」
「ま……まあね」
「まさか浮気してないわよね」
「大丈夫だ。俺様はヴィヴィアン一筋だ。そうだろ? 俺様たち、神様の前で永遠の愛を誓っただろ?」
「はい」
俺様はヴィヴィアンの頭を愛撫した。
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