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暗雲低迷
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その日の夜遅く。無事に帰宅したムーンは、アスカと共に妻から怒涛のお説教を食らうことになった。勝手に家を飛び出したアスカはもちろんだが、何故彼まで対象になったかというと、妻への連絡も怠って、娘の未成年飲酒などを看過していたことが知られたからである。二人は個別に、合流してからの経緯をしつこく問いただされ、度重なる叱責を受けた。しかし、アスカは意外にもその全てに辛抱強く耳を傾け、反省と謝罪を繰り返し誓うことで、どうにか母を宥めることに成功したのだった。今朝までは反抗期の真っ只中にいた彼女が、いきなり変貌を遂げたとミヤは驚き、すっかり毒気を抜かれてしまった。そして、ムーンへの叱言もそこそこに、寝室へ撤退。取り残されたムーンは、娘に感謝の念を抱きつつ、後の問題は明朝以降に回して妻を追ったのであった。
「ねぇ、ムーン……」
彼が扉を開けてみると、ミヤは早速寝巻きに着替え、夫婦の寝室に置かれたドレッサーで髪をとかしているところだった。
「何だい?ミヤさん」
ムーンは慌ててベッドの隅に腰を下ろし、彼女の呟きに答える。妻は相変わらず就寝の準備に気を取られている風を装っていたが、彼にはそれが演技であると分かっていた。
「私たち、本当はもっと、お互いを頼るべきだったのかも知れないわね。家族なんだから。二人の時みたいに、相手を愛するからこそ無関心でいるなんて、止めた方がいいのかも」
彼女が鏡に向かって告げた言葉は、まさにムーンが漠然と考えていた内容と、全く同一のものであった。自分では声に出せなかった事柄をはっきりと明言され、ムーンは少なからず衝撃を受ける。
「なんてね。冗談よ。ちょっと言ってみただけ。おやすみっ」
彼の反応を背中越しにも感じたのか、ミヤは即座に誤魔化すと、速やかにベッドに転がり込んだ。しばらくはこちらを見ない彼女だったが、やがて寝返りを打つと、天井を眺めてシーツを掴む。
「あなたには守るべきものがいっぱいあるんだもの。私たちだけを優先して、なんてワガママ、とてもじゃないけど言えないわ」
またもやムーンには、咄嗟に返事をすることが出来なかった。何と答えるべきか戸惑っている内に、いつの間にか隣からは規則正しい寝息が聞こえてくる。横に並んだ彼は、それでも尚考えを巡らせようとしたが、気付けば意識は眠りの沼に沈んでいた。
* * *
翌日の午前中には、アスカにまつわる騒動は大方片付いていた。ムーン一家は誰一人として罪に問われることはなく、事情聴取さえも形ばかりに終わった。恐らく、ミヤから相談を受けたレジーナが、半ば強引に手を回してくれたに違いない。彼女の圧力によってか、警察機構が自力で奮起したのか、違法薬物ジギタリスを販売していた連中も速やかに逮捕されることになった。懸念材料があるとすれば、セイガやアデレード、他数人の幹部を取り逃した点だろう。しかし、そちらもレジーナが全力で調べているため、すぐに収まると考えられた。後は、アスカ本人が自身の振る舞いを悔いているかについてだが、これもまた憂慮すべきところはない。大学進学への決意を新たにした彼女は、両親に深く頭を下げ、非礼を詫びると共に再出発を約束したからである。まだまだサポートは必要だろうが、彼女が本気で望むなら応援することは吝かではない。夫婦は早朝から話し合って、娘を見守ると決断したのだった。
よって、目下最大の問題は、たった一つに絞られた。昨夜遅くにミヤが口走った、家族のあり方に関してだ。より限定した言い方をすれば、ムーンの仕事と人生の問題である。
彼はこれまで、エージェントとしての仕事を辞めようと考えたことはなかった。彼にとって仕事は人生の全てであり、なくてはならないものだったから。故にこそ、家族を持つとなった時でも、互いの安全を保証しながら仕事を続ける道を選んだ。ミヤもそのことは心底理解し、納得していたはずだ。むしろ彼女の方が、ムーンの仕事を誇りに思い、辞めさせまいとしていたのだから。
だが、その彼女の考え方が変わってきたとしたら、どうだろうか。時間の経過に合わせて、思考回路や価値観は変容して当然である。ミヤも同じく、今は仕事より家族との生活を大事にしてほしいと、思い直すようになったのではないか。ならば、彼女の求めに応じ、仕事を辞める必要があるのかも知れない。夫たる彼が家庭にいれば、負担を二人で分担し、子供たちを安全に育てることも可能になる。父親がいるにも関わらず別居している暮らしを、子供たちも不安に思わずに済むだろう。
しかし、果たして可能なのだろうか?彼は極秘の任務に当たるエージェントであり、友と会社と街の平和のために、重要な役目を果たしている人物だ。仕事をセーブしたり、退職したりが許されるのは、病院か葬式場に運ばれた時だけ。何より、彼自身が生き甲斐としてきたものを、安易に手放すことが出来るはずはない。けれど、彼の思いを知っているミヤが、尚も抑えきれずにこぼした思いを無視するのも憚られた。
「ちょっと、ムーン!聞いてるの!?」
ぐるぐるとループする意識を断ち切ったのは、レジーナの大声であった。気が付くと、彼女のチョコレートブラウンの掌が目の前で振られている。ムーンと視線が合ったことを確かめると、彼女は短く息をつき、正面の席にどっと腰を下ろした。片手には山盛りのホイップクリームと、チョコレートソースのかかったコーヒーを持っている。
「全く、せっかく貴重な休日を使って来てあげたってのに、何よ。ぼーっとしちゃって」
彼女の緑色の瞳にじろりと睨まれ、ムーンはようやく自分が何をしていたのかを思い出した。
二人がいるのは、アメジストに多数展開するコーヒーチェーンの一角。木と植物で彩られたボタニカルな内装が、お洒落かつ居心地のいい空間を醸し出している。まばらな客の話し声の後ろで、ゆったりとしたテンポのBGMが流れていた。
「すまない、レジーナ。少し疲れていたみたいだ。昨日は、色々と大変だったからね」
ムーンは取り繕った笑顔を浮かべて、不満げに腕を組むレジーナに謝る。彼女は極太のストローでクリームをかき混ぜつつ、彼を見遣って尋ねた。
「娘さん、大丈夫なの?ALPD関連の書類には、名前を載せないよう手配したけれど」
「あぁ、もう完全に落ち着いたよ。何度か病院に通う必要はあるみたいだが、とりあえず勉強に支障はない」
「そう。難関大学を目指すなら、念を入れておいて間違いってことはないわよね」
彼らは平然と話しているが、中身はとても当たり前のものとは呼べない内容だった。警察の捜査を歪めることはもちろん、薬物依存への魔法的な治療も、民間人には到底手を出せる金額ではない。特にジギタリスは精神に影響を及ぼす効果があり、完治にも時間と金がかかると言われていた。その面倒な代物をすぐさま用意してくれたレジーナには、感謝の念しか湧かない。
「助かるよ。すまないね、公私混同のようなことをさせてしまって」
「あら、珍しいじゃない。あんたがそんなにしおらしいなんて」
軽く頭を下げると、彼女は声を立てて笑って彼の態度を一蹴する。
「悪い気はしないけど、でも、別にいいのよ。あなたは特級エージェントなんだから。特別な苦労をすることは分かってる。だからこそ、全力で仕事に打ち込んでもらうために、出来るサポートは何だってやるわ」
大したことではないと仕草で語る彼女だったが、仕事について悩みの出来たムーンは、腹の底に重い石を飲み込んだような気分になった。
「ねぇ、ムーン……」
彼が扉を開けてみると、ミヤは早速寝巻きに着替え、夫婦の寝室に置かれたドレッサーで髪をとかしているところだった。
「何だい?ミヤさん」
ムーンは慌ててベッドの隅に腰を下ろし、彼女の呟きに答える。妻は相変わらず就寝の準備に気を取られている風を装っていたが、彼にはそれが演技であると分かっていた。
「私たち、本当はもっと、お互いを頼るべきだったのかも知れないわね。家族なんだから。二人の時みたいに、相手を愛するからこそ無関心でいるなんて、止めた方がいいのかも」
彼女が鏡に向かって告げた言葉は、まさにムーンが漠然と考えていた内容と、全く同一のものであった。自分では声に出せなかった事柄をはっきりと明言され、ムーンは少なからず衝撃を受ける。
「なんてね。冗談よ。ちょっと言ってみただけ。おやすみっ」
彼の反応を背中越しにも感じたのか、ミヤは即座に誤魔化すと、速やかにベッドに転がり込んだ。しばらくはこちらを見ない彼女だったが、やがて寝返りを打つと、天井を眺めてシーツを掴む。
「あなたには守るべきものがいっぱいあるんだもの。私たちだけを優先して、なんてワガママ、とてもじゃないけど言えないわ」
またもやムーンには、咄嗟に返事をすることが出来なかった。何と答えるべきか戸惑っている内に、いつの間にか隣からは規則正しい寝息が聞こえてくる。横に並んだ彼は、それでも尚考えを巡らせようとしたが、気付けば意識は眠りの沼に沈んでいた。
* * *
翌日の午前中には、アスカにまつわる騒動は大方片付いていた。ムーン一家は誰一人として罪に問われることはなく、事情聴取さえも形ばかりに終わった。恐らく、ミヤから相談を受けたレジーナが、半ば強引に手を回してくれたに違いない。彼女の圧力によってか、警察機構が自力で奮起したのか、違法薬物ジギタリスを販売していた連中も速やかに逮捕されることになった。懸念材料があるとすれば、セイガやアデレード、他数人の幹部を取り逃した点だろう。しかし、そちらもレジーナが全力で調べているため、すぐに収まると考えられた。後は、アスカ本人が自身の振る舞いを悔いているかについてだが、これもまた憂慮すべきところはない。大学進学への決意を新たにした彼女は、両親に深く頭を下げ、非礼を詫びると共に再出発を約束したからである。まだまだサポートは必要だろうが、彼女が本気で望むなら応援することは吝かではない。夫婦は早朝から話し合って、娘を見守ると決断したのだった。
よって、目下最大の問題は、たった一つに絞られた。昨夜遅くにミヤが口走った、家族のあり方に関してだ。より限定した言い方をすれば、ムーンの仕事と人生の問題である。
彼はこれまで、エージェントとしての仕事を辞めようと考えたことはなかった。彼にとって仕事は人生の全てであり、なくてはならないものだったから。故にこそ、家族を持つとなった時でも、互いの安全を保証しながら仕事を続ける道を選んだ。ミヤもそのことは心底理解し、納得していたはずだ。むしろ彼女の方が、ムーンの仕事を誇りに思い、辞めさせまいとしていたのだから。
だが、その彼女の考え方が変わってきたとしたら、どうだろうか。時間の経過に合わせて、思考回路や価値観は変容して当然である。ミヤも同じく、今は仕事より家族との生活を大事にしてほしいと、思い直すようになったのではないか。ならば、彼女の求めに応じ、仕事を辞める必要があるのかも知れない。夫たる彼が家庭にいれば、負担を二人で分担し、子供たちを安全に育てることも可能になる。父親がいるにも関わらず別居している暮らしを、子供たちも不安に思わずに済むだろう。
しかし、果たして可能なのだろうか?彼は極秘の任務に当たるエージェントであり、友と会社と街の平和のために、重要な役目を果たしている人物だ。仕事をセーブしたり、退職したりが許されるのは、病院か葬式場に運ばれた時だけ。何より、彼自身が生き甲斐としてきたものを、安易に手放すことが出来るはずはない。けれど、彼の思いを知っているミヤが、尚も抑えきれずにこぼした思いを無視するのも憚られた。
「ちょっと、ムーン!聞いてるの!?」
ぐるぐるとループする意識を断ち切ったのは、レジーナの大声であった。気が付くと、彼女のチョコレートブラウンの掌が目の前で振られている。ムーンと視線が合ったことを確かめると、彼女は短く息をつき、正面の席にどっと腰を下ろした。片手には山盛りのホイップクリームと、チョコレートソースのかかったコーヒーを持っている。
「全く、せっかく貴重な休日を使って来てあげたってのに、何よ。ぼーっとしちゃって」
彼女の緑色の瞳にじろりと睨まれ、ムーンはようやく自分が何をしていたのかを思い出した。
二人がいるのは、アメジストに多数展開するコーヒーチェーンの一角。木と植物で彩られたボタニカルな内装が、お洒落かつ居心地のいい空間を醸し出している。まばらな客の話し声の後ろで、ゆったりとしたテンポのBGMが流れていた。
「すまない、レジーナ。少し疲れていたみたいだ。昨日は、色々と大変だったからね」
ムーンは取り繕った笑顔を浮かべて、不満げに腕を組むレジーナに謝る。彼女は極太のストローでクリームをかき混ぜつつ、彼を見遣って尋ねた。
「娘さん、大丈夫なの?ALPD関連の書類には、名前を載せないよう手配したけれど」
「あぁ、もう完全に落ち着いたよ。何度か病院に通う必要はあるみたいだが、とりあえず勉強に支障はない」
「そう。難関大学を目指すなら、念を入れておいて間違いってことはないわよね」
彼らは平然と話しているが、中身はとても当たり前のものとは呼べない内容だった。警察の捜査を歪めることはもちろん、薬物依存への魔法的な治療も、民間人には到底手を出せる金額ではない。特にジギタリスは精神に影響を及ぼす効果があり、完治にも時間と金がかかると言われていた。その面倒な代物をすぐさま用意してくれたレジーナには、感謝の念しか湧かない。
「助かるよ。すまないね、公私混同のようなことをさせてしまって」
「あら、珍しいじゃない。あんたがそんなにしおらしいなんて」
軽く頭を下げると、彼女は声を立てて笑って彼の態度を一蹴する。
「悪い気はしないけど、でも、別にいいのよ。あなたは特級エージェントなんだから。特別な苦労をすることは分かってる。だからこそ、全力で仕事に打ち込んでもらうために、出来るサポートは何だってやるわ」
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