14 / 29
14.香油の使い方
しおりを挟む
「また目があったね」
リーンハルトが俺の乳首に話しかけている。変態臭い……いや、変態だ。こいつ俺から服を引っぺがすなり、舌と指で執拗に乳首を嬲った。よだれと香油でテラテラと光るそこはピンと立ちあがり快感に震えている。
だが言い返そうにも言い返せない。なぜなら、リーンハルトに物理的に急所を握られているからだ。
グリモワールはいつも勝手に要らない説明をするくせに、俺の勘違いをなぜその場で訂正してくれなかったんだ。あのアロマオイルがアダルトグッズだって知ってたら……!どうやって使うの?なんてアホみたいに聞かなかった。
リーンハルトは花蜜の香油を纏わせた指で俺の立ちあがったペニスをゆっくりと扱く。自分の手じゃない大きな手でペニスを扱かれるのは下半身が痺れるほどに気持ちよかった。よく考えれば、リーンハルトが来てからは快感よりも出すための自慰しかしてない。おかげですごいクる。
「ハァ……ハァ……なんでっ、童貞のくせにこんなにうまいんだよ!」
リーンハルトが的確に弱い部分をぐりぐりといじって攻めたててくる。
「聖騎士は花嫁候補ですから、伴侶を気持ちよくさせる閨教育もその一環です」
「アッ……出る……アッ。俺以外のちんこを見たことがあるってことか?」
リーンハルトが扱く手を止めた。もうすぐで昇り詰めそうだったのに痺れが腰に溜まる。
「いえ、実践は自分のもので……」
「ふっ、そっか」
なんだ、じゃあこのテクニックはリーンハルトの天性のものか。ニヤついているとリーンハルトが眉間に皺を寄せて、俺の乳首を口に含んだ。
「ひゃんっ……」
「タロウの声、可愛いですね。もっと聞きたい」
そこでしゃべるな、息が掛かるだけでも反応しちゃうじゃんか。
「ん……うっせぇ。ってか、お前のも出せよ」
リーンハルトは唇で乳首を挟んだまま、驚いた顔で見上げてきた。やめろ、乳首が伸びるっ。俺の思いが通じたのか。リーンハルトはパッと口を離して下半身をもぞもぞさせて下を全部脱いだ。
リーンハルトのペニスはその体格に見合うだけの大きさだった。こう、擬音がブルンッってつくやつ。残念ながらこの世界にはノギスがないので計れないが、猫のシッポかな?と思うような大きさだ。さすがにひきつった顔になってしまったが、逆にリーンハルトはとろけるような笑顔だった。その顔はズルい。
「あぁ、嬉しい」
そう言って、自分のと一緒にまとめて握った。そうすると必然的に俺の前にリーンハルトの雄っぱいが来る。鼻をこすりつけてキスした。胸毛と乳毛が鼻をかすめた。枯草のような日向の匂いがする。
目の前の肌をザリザリと舌で舐める。
「あっ、そんなっ……タロウ……」
リーンハルトが上ずった声を上げた。気持ちよさそうで少しだけ胸がすく。リーンハルトの手が快感を得ようと、二つのペニスをぐちゅぐちゅと扱いた。俺は言われるがままリーンハルトのえらの張った亀頭をぎゅっと握る。あぁ、くびれを擦られて腹が震える。
「アッ……ん……出る……リーン」
俺は白濁をぶちまけて、ハァハァと空気を肺に取り込んだ。リーンハルトはそれに合わせて俺の手ごとぐっと握った。
「俺も……タロウの手が気持ちい……!」
俺の手のひらにリーンハルトの白濁が勢いよく出た。
リーンハルトは身を起こすと、布で俺をまず拭いてくれた。そして、横にずどんと倒れこんで自分を拭いている。
リーンハルトが俺の乳首に話しかけている。変態臭い……いや、変態だ。こいつ俺から服を引っぺがすなり、舌と指で執拗に乳首を嬲った。よだれと香油でテラテラと光るそこはピンと立ちあがり快感に震えている。
だが言い返そうにも言い返せない。なぜなら、リーンハルトに物理的に急所を握られているからだ。
グリモワールはいつも勝手に要らない説明をするくせに、俺の勘違いをなぜその場で訂正してくれなかったんだ。あのアロマオイルがアダルトグッズだって知ってたら……!どうやって使うの?なんてアホみたいに聞かなかった。
リーンハルトは花蜜の香油を纏わせた指で俺の立ちあがったペニスをゆっくりと扱く。自分の手じゃない大きな手でペニスを扱かれるのは下半身が痺れるほどに気持ちよかった。よく考えれば、リーンハルトが来てからは快感よりも出すための自慰しかしてない。おかげですごいクる。
「ハァ……ハァ……なんでっ、童貞のくせにこんなにうまいんだよ!」
リーンハルトが的確に弱い部分をぐりぐりといじって攻めたててくる。
「聖騎士は花嫁候補ですから、伴侶を気持ちよくさせる閨教育もその一環です」
「アッ……出る……アッ。俺以外のちんこを見たことがあるってことか?」
リーンハルトが扱く手を止めた。もうすぐで昇り詰めそうだったのに痺れが腰に溜まる。
「いえ、実践は自分のもので……」
「ふっ、そっか」
なんだ、じゃあこのテクニックはリーンハルトの天性のものか。ニヤついているとリーンハルトが眉間に皺を寄せて、俺の乳首を口に含んだ。
「ひゃんっ……」
「タロウの声、可愛いですね。もっと聞きたい」
そこでしゃべるな、息が掛かるだけでも反応しちゃうじゃんか。
「ん……うっせぇ。ってか、お前のも出せよ」
リーンハルトは唇で乳首を挟んだまま、驚いた顔で見上げてきた。やめろ、乳首が伸びるっ。俺の思いが通じたのか。リーンハルトはパッと口を離して下半身をもぞもぞさせて下を全部脱いだ。
リーンハルトのペニスはその体格に見合うだけの大きさだった。こう、擬音がブルンッってつくやつ。残念ながらこの世界にはノギスがないので計れないが、猫のシッポかな?と思うような大きさだ。さすがにひきつった顔になってしまったが、逆にリーンハルトはとろけるような笑顔だった。その顔はズルい。
「あぁ、嬉しい」
そう言って、自分のと一緒にまとめて握った。そうすると必然的に俺の前にリーンハルトの雄っぱいが来る。鼻をこすりつけてキスした。胸毛と乳毛が鼻をかすめた。枯草のような日向の匂いがする。
目の前の肌をザリザリと舌で舐める。
「あっ、そんなっ……タロウ……」
リーンハルトが上ずった声を上げた。気持ちよさそうで少しだけ胸がすく。リーンハルトの手が快感を得ようと、二つのペニスをぐちゅぐちゅと扱いた。俺は言われるがままリーンハルトのえらの張った亀頭をぎゅっと握る。あぁ、くびれを擦られて腹が震える。
「アッ……ん……出る……リーン」
俺は白濁をぶちまけて、ハァハァと空気を肺に取り込んだ。リーンハルトはそれに合わせて俺の手ごとぐっと握った。
「俺も……タロウの手が気持ちい……!」
俺の手のひらにリーンハルトの白濁が勢いよく出た。
リーンハルトは身を起こすと、布で俺をまず拭いてくれた。そして、横にずどんと倒れこんで自分を拭いている。
84
あなたにおすすめの小説
平凡な僕が優しい彼氏と別れる方法
あと
BL
「よし!別れよう!」
元遊び人の現爽やか風受けには激重執着男×ちょっとネガティブな鈍感天然アホの子
昔チャラかった癖に手を出してくれない攻めに憤った受けが、もしかしたら他に好きな人がいる!?と思い込み、別れようとする……?みたいな話です。
攻めの女性関係匂わせや攻めフェラがあり、苦手な人はブラウザバックで。
……これはメンヘラなのではないか?という説もあります。
pixivでも投稿しています。
攻め:九條隼人
受け:田辺光希
友人:石川優希
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグ整理します。ご了承ください。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
うそつきΩのとりかえ話譚
沖弉 えぬ
BL
療養を終えた王子が都に帰還するのに合わせて開催される「番候補戦」。王子は国の将来を担うのに相応しいアルファであり番といえば当然オメガであるが、貧乏一家の財政難を救うべく、18歳のトキはアルファでありながらオメガのフリをして王子の「番候補戦」に参加する事を決める。一方王子にはとある秘密があって……。雪の積もった日に出会った紅梅色の髪の青年と都で再会を果たしたトキは、彼の助けもあってオメガたちによる候補戦に身を投じる。
舞台は和風×中華風の国セイシンで織りなす、同い年の青年たちによる旅と恋の話です。
孤独な青年はひだまりの愛に包まれる
ミヅハ
BL
幼い頃に事故で両親を亡くした遥斗(はると)は、現在バイトと大学を両立しながら一人暮らしをしている。
人と接する事が苦手で引っ込み思案ながらも、尊敬するマスターの下で懸命に働いていたある日、二ヶ月前から店に来るようになったイケメンのお兄さんから告白された。
戸惑っている間に気付けば恋人になっていて、その日から彼-鷹臣(たかおみ)に甘く愛されるようになり━。
イケメンスパダリ社長(攻)×天涯孤独の純朴青年(受)
※印は性的描写あり
さかなのみるゆめ
ruki
BL
発情期時の事故で子供を産むことが出来なくなったオメガの佐奈はその時のアルファの相手、智明と一緒に暮らすことになった。常に優しくて穏やかな智明のことを好きになってしまった佐奈は、その時初めて智明が自分を好きではないことに気づく。佐奈の身体を傷つけてしまった責任を取るために一緒にいる智明の優しさに佐奈はいつしか苦しみを覚えていく。
【完結】愛され少年と嫌われ少年
透
BL
美しい容姿と高い魔力を持ち、誰からも愛される公爵令息のアシェル。アシェルは王子の不興を買ったことで、「顔を焼く」という重い刑罰を受けることになってしまった。
顔を焼かれる苦痛と恐怖に絶叫した次の瞬間、アシェルはまったく別の場所で別人になっていた。それは同じクラスの少年、顔に大きな痣がある、醜い嫌われ者のノクスだった。
元に戻る方法はわからない。戻れたとしても焼かれた顔は醜い。さらにアシェルはノクスになったことで、自分が顔しか愛されていなかった現実を知ってしまう…。
【嫌われ少年の幼馴染(騎士団所属)×愛され少年】
※本作はムーンライトノベルズでも公開しています。
雪解けに愛を囁く
ノルねこ
BL
平民のアルベルトに試験で負け続けて伯爵家を廃嫡になったルイス。
しかしその試験結果は歪められたものだった。
実はアルベルトは自分の配偶者と配下を探すため、身分を偽って学園に通っていたこの国の第三王子。自分のせいでルイスが廃嫡になってしまったと後悔するアルベルトは、同級生だったニコラスと共にルイスを探しはじめる。
好きな態度を隠さない王子様×元伯爵令息(現在は酒場の店員)
前・中・後プラスイチャイチャ回の、全4話で終了です。
別作品(俺様BL声優)の登場人物と名前は同じですが別人です! 紛らわしくてすみません。
小説家になろうでも公開中。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる