召喚勇者はにげだした

大島Q太

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14.香油の使い方

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「また目があったね」


リーンハルトが俺の乳首に話しかけている。変態臭い……いや、変態だ。こいつ俺から服を引っぺがすなり、舌と指で執拗に乳首を嬲った。よだれと香油でテラテラと光るそこはピンと立ちあがり快感に震えている。

だが言い返そうにも言い返せない。なぜなら、リーンハルトに物理的に急所を握られているからだ。


グリモワールはいつも勝手に要らない説明をするくせに、俺の勘違いをなぜその場で訂正してくれなかったんだ。あのアロマオイルがアダルトグッズだって知ってたら……!どうやって使うの?なんてアホみたいに聞かなかった。


リーンハルトは花蜜の香油を纏わせた指で俺の立ちあがったペニスをゆっくりと扱く。自分の手じゃない大きな手でペニスを扱かれるのは下半身が痺れるほどに気持ちよかった。よく考えれば、リーンハルトが来てからは快感よりも出すための自慰しかしてない。おかげですごいクる。


「ハァ……ハァ……なんでっ、童貞のくせにこんなにうまいんだよ!」

リーンハルトが的確に弱い部分をぐりぐりといじって攻めたててくる。


「聖騎士は花嫁候補ですから、伴侶を気持ちよくさせる閨教育もその一環です」

「アッ……出る……アッ。俺以外のちんこを見たことがあるってことか?」


リーンハルトが扱く手を止めた。もうすぐで昇り詰めそうだったのに痺れが腰に溜まる。


「いえ、実践は自分のもので……」

「ふっ、そっか」


なんだ、じゃあこのテクニックはリーンハルトの天性のものか。ニヤついているとリーンハルトが眉間に皺を寄せて、俺の乳首を口に含んだ。


「ひゃんっ……」

「タロウの声、可愛いですね。もっと聞きたい」


そこでしゃべるな、息が掛かるだけでも反応しちゃうじゃんか。


「ん……うっせぇ。ってか、お前のも出せよ」


リーンハルトは唇で乳首を挟んだまま、驚いた顔で見上げてきた。やめろ、乳首が伸びるっ。俺の思いが通じたのか。リーンハルトはパッと口を離して下半身をもぞもぞさせて下を全部脱いだ。

リーンハルトのペニスはその体格に見合うだけの大きさだった。こう、擬音がブルンッってつくやつ。残念ながらこの世界にはノギスがないので計れないが、猫のシッポかな?と思うような大きさだ。さすがにひきつった顔になってしまったが、逆にリーンハルトはとろけるような笑顔だった。その顔はズルい。


「あぁ、嬉しい」


そう言って、自分のと一緒にまとめて握った。そうすると必然的に俺の前にリーンハルトの雄っぱいが来る。鼻をこすりつけてキスした。胸毛と乳毛が鼻をかすめた。枯草のような日向の匂いがする。

目の前の肌をザリザリと舌で舐める。


「あっ、そんなっ……タロウ……」


リーンハルトが上ずった声を上げた。気持ちよさそうで少しだけ胸がすく。リーンハルトの手が快感を得ようと、二つのペニスをぐちゅぐちゅと扱いた。俺は言われるがままリーンハルトのえらの張った亀頭をぎゅっと握る。あぁ、くびれを擦られて腹が震える。


「アッ……ん……出る……リーン」


俺は白濁をぶちまけて、ハァハァと空気を肺に取り込んだ。リーンハルトはそれに合わせて俺の手ごとぐっと握った。


「俺も……タロウの手が気持ちい……!」

俺の手のひらにリーンハルトの白濁が勢いよく出た。



リーンハルトは身を起こすと、布で俺をまず拭いてくれた。そして、横にずどんと倒れこんで自分を拭いている。



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