村人にいじめ殺された少年が、転生して村の土地神になった話

小金丸大和

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粟の粒ほど祟ってやる

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村人たちは、よってたかって小僧を殴り殺してしまいました。
それからしばらくして、村には奇妙な疫病が流行り、小僧を殺した者たちは次々に病に倒れ、死んでしまいました。
それを小僧の祟りだと恐れた村人たちは、森の中に小さな社を作り、小僧の霊を慰めました。
それが昔、昔の話・・・。
村人たちに大切に祀られるうちに、やがて小僧は、この村の土地神となったのです。

「【祟り神】は、相手にやられたことに応じて、恨みを返す事が出来るという。我らよりももっともっと性質の悪い、醜い外道の怨霊だ!」

ブチは少し寂しそうに笑みを浮かべると、ぼそっと答えた。

「思い出したぞ・・・わしは確かに、お前の言う通り【祟り神】じゃ。お前はわしに・・・ミコに・・・わしの仲間に・・・非道いことをした。これだけいじめてくれれば充分じゃ。お前のした事を思い知れ。・・・粟の粒ほど祟ってやる・・・!」

その瞬間、ブチの全身からどす黒い炎が噴き出し、ブチの身体を包み込んだ。

「あ・・・あの黒い炎・・・ヤバい・・・!」

直感的に敵わぬと悟り、逃げ出そうとする【カミの使い】。
しかしブチはそれよりも早く回り込み、逃げ道をふさいだ。
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