17 / 76
異世界転生編
第17話 宿屋(2)
しおりを挟む
泊まることになった部屋は、値段に対してとても広いとは言えなかったが、生活に十分な家具一式は揃っていた。
ベッド、トイレ、洗面所。冷蔵庫のようなものは見受けられないが、電力という概念が無い以上、存在しないのだろう。
部屋の隅には机と椅子が置かれていて、本も数冊並べられていた。
ラテラが今その椅子に座っている。
俺は、ラテラに向き合うようにベッドに腰掛けていた。
元々、宿でラテラと別れる予定だったのだが、その前にこの国での文化やマナー、ルールを聞いておきたかったのだ。
「この国でのルール、ですね。街の中で暴力沙汰さえ起こさなければ、大丈夫です。あと、国内での奴隷売買は禁止されていますが、奴隷を連れ込むことは禁止されていません」
奴隷も存在するのか。
「物価は高くありません。一日の食費を最低限で済ませるなら、銅貨30枚もあれば足りる程度です。直接、硬貨を譲渡することは禁止されているので…自分で稼いで欲しいですが…」
硬貨の譲渡禁止は不正取引を抑える為か。
正式な場以外での硬貨を使った取引が行われなければ、奴隷売買も禁止にできる。
が、抜け道はいくらでもありそうだ。
例えば、硬貨に変換しやすいような物で取引をしたり、とか。
「これくらいでしょうか…?何か質問があればお答えします」
「勇者はどこにいますか?」
俺は食い気味に質問をする。
勇者という名称を付けるくらいだし、大陸で大々的に宣伝しているに違いない。
勇者の情報がどこまで民衆に知れ渡っているのか、把握しておきたい。
「やはり、この大陸と言えば勇者ですよね。先程、勇者召喚は行われたばかりです。八勇者の召喚には成功していると、各国に連絡は回っていると思いますよ」
「八勇者?」
勇者召喚は9人ではないのだろうか?
椅子も9個用意されていた。
以前ラテラが話していた内容からも、勇者はもともと8人しか召喚されないような口ぶりだった。
「勇者は代々、8人ですからね」
「…そうなんですね、あまり勇者のことは詳しくなくて」
「そうなのですね」
ラテラの反応を見るに、この大陸では勇者の存在は普通、むしろ有名なのだろう。
「では、勇者はこれから戦いに行くのでしょうか?」
ラテラは首を横に振る。
「いくら勇者といえど、召喚されたばかりでは戦えません。ですので、まずは訓練を積ませるのですよ」
そこらへんの認識も民衆に共有されている。
戦地に赴いたことにして、こっそりと修行を積ませる可能性も考えたが、どうやらそうではないようだ。
「あ、ラテラさん。何か困ったことがあったらどこに行けば良いのでしょうか?」
そういえば、と思い出したことを口にする。
ラテラも忘れてたようで、ハッとした顔で答えてくれる。
「そうでした……えーと、騎士の拠点に行って頂ければ良いのですが……最後にそこまで案内だけさせてください。困ったことがあれば、彼らを頼れば良いでしょう」
「騎士…ですか?」
「アマツハラの方にはそういう制度はありませんでしたね…。国直属の兵士で、治安維持の為に働いているのです」
国直属ということは公務員のようなものか。
先程、道で見かけた兵士のような人たちを思い出す。やはりパトロールは治安の為に行っているのだろう。
「さっき道で見かけた人たちのことですか?」
俺の質問に対し、ラテラは首を横に振った。
「いえ、彼らは衛兵と呼ばれる人たちです」
───騎士と衛兵は違うのか?分ける必要あるのか…?
この世界の制度や政《まつりごと》には詳しくないからなんとも言えない。ただ、およそ権力絡みの面倒なことであるのは一目瞭然だ。
力を中心とする社会では、やはり下剋上を恐れる。定期的に力を測りそれを削っておくことは、かつて戦国時代の日本でも常だった。
「そうなんですね」
「はい。衛兵とは違い、騎士は国直属の者たちなので信頼を置けると私は考えています」
「となると、衛兵は貴族所属だったりするんですか?」
「はい、その通りです。完全な実力主義社会になりきれていない故の制度なんです」
完全な実力主義になり切れれば、それこそ力あるものが権力も持つだろう。
そうでないからこそ、ドロドロとした部分が生まれてしまう。
「今から向かいますか?」
「はい、よろしいですか?」
ラテラは俺の質問に迷うことなく答えを出した。
特に予定もないので問題はない。俺が軽く頷くと、ラテラは「では、行きましょう」とだけ言い、先導して歩き始めた。
俺はラテラの後をついて、宿屋を出るように足を進める。もちろん、宿屋のおっさんに一言声をかけるのも忘れない。
相変わらず街に対する感想は変わらない。中世ヨーロッパの世界など見たことはないが、こんな感じなんだろうと納得できるものがあった。
木製の建物より石やレンガ造りの建物が多いのは、こんな世界だからだろう。頑丈な石とは違い、木製ではすぐに壊れてしまう。放火されれば一発だ。
それに、木を採るのにも危険が伴う。森林は魔物たちのテリトリーなのだ。
街の中は治安が良いように見えるが、大きな力を持つ個人はいつ暴走してもおかしくない。性善説ではなく、性悪説。最悪を想定しておくことに勝る考えはないだろう。
ラテラは慣れた様子で街中を歩いていく。向かうのは城の方向、つまり中心部へ向かっていた。
インフラの整備は完璧だ。石造りの小綺麗な道に、街灯まで規則的に配置されている。インフラの整備は国の良い発展に繋がる。経済的な学問も進んでいるのだろう。
街並みは、中心に向かっていくに連れて変化していった。一つ一つの家が大きくなっているし、屋台とは違った、ちゃんと固定の建物を持った店も多くなっている。どことなく建物の外見も豪華になっている。
富裕層の住居や、大商人の店だろう。街は外側より中心部の方が安全だ。壁から魔物が攻めて来ても、内側にいればとりあえず安全は保証される。
それに、ラテラに着いて行っている感じ、騎士たちの拠点も中心寄りだ。安全の確保には持ってこいの場所として、金持ちが買おうとするのも頷ける。
「アオイさん、そろそろです。それと、ここからは私と離れないようにしてください」
金持ちが何をするか、分からないのか。それとも、やはり「金がある=力がある」なのか。
どちらにせよ、今はラテラに従う他ない。
中心に向かうに連れ、歩いている人々の服装も変わっていく。上手く形容できないが、アクセサリーなどがキラキラとしている。
一人で出歩いている人も少ない。誰かしら連れを侍らせている。メイドや執事、護衛などの役目を果たしているだろうことは容易に想像できた。
「おいッ!やめろッ!!離せ!このクソ野郎がッ!」
少し離れた場所から叫び声が聞こえた。
つい足を止め、ふとそちらを振り返ると、一人の貴族と、その付添の護衛、そして護衛に捕まっている少年の姿があった。
護衛と思われる甲冑を着た人物は、少年を地に組み伏している。貴族はそれを眺めているだけだが、少年はその貴族を睨むように見上げていた。
少年はみすぼらしい服装だ。中心部にはとても似合わない、よれよれのシャツを着ていた。
「お前のせいでッ!!!」
少年は何かを訴えるように叫び続けている。
「アオイさん、中心街ではひったくりが大変多いです。あの少年もそうでしょう。ひったくりをしようとして、衛兵に捕まったんだと思います」
私から離れないように、というラテラの言葉の真意を俺はようやく理解した。奪われて困るようなものは持っていないのだが。
「捕まった少年はどうなるのですか?」
そこで、ふと疑問に思ったことを口に出す。
「騎士の元に連れて行かれるでしょうね」
「その後はどうなるのですか?やはり法に則って然るべき処遇に?」
尤も、この国に法があるかどうかは推測である。
どのレベルまでこの国は発展しているのか、その常識を知るための情報収集だ。
「そうですね。法の定めるところによる処罰を騎士側の判断で与えることになります」
「……騎士の信頼はかなり厚いものなんですね」
普通、騎士にそこまで任せるか?
例えるならば、警察に罪の処罰まで任せるようなもの。
そんなこと、俺たちの常識で考えれば有り得ない。
それでも、この世界では、少なくともこの国ではそれが常識なのだと頭の中にキッチリとメモをすることは忘れない。
「まぁ…そうですね。なにせ騎士団長殿が随分と良い方ですので。…………と、アオイさん、そろそろ着きますよ」
歩き続ければ、先程の騒動も既に耳に入らなくなっていた。
先導していたラテラの声に反応し、俺は意識を視力に集中させる。
騎士たちの拠点が視界に映っていた。
それは、中心街の大きな建物が並ぶ街並みでも異色を放つほど、巨大な施設だった。
他の豪華な建造物とも一線を画す。騎士の拠点には一切、装飾などない。
ただただ巨大な、石レンガの要塞。
入口は分かりやすく、黒茶の木の扉によって閉ざされていた。
その扉ももちろん大きい。軽く3メートルはあるだろう。
奥行きは想像もできないが、横幅から考えるに、施設内に訓練場のようなものまでありそうだ。ここ一つで犯罪に関する全ての取り締まりを行っていると考えれば納得の広さである。
入口にも騎士が二人立っていた。さながら監視カメラの役割か。石レンガで装飾が無いのは、外からの侵入を防ぐ役割も担うからだろう。入口にさえ騎士を配置しておけば不審者も入ってこれない。
建築センスは低いが、理に適っている建造物という印象だ。
「アオイさん、この大きい建物が騎士の拠点です。入りますので着いてきてください」
両脇の重圧感に耐えながらも、俺はラテラに続いて拠点へと足を踏み入れた。
ベッド、トイレ、洗面所。冷蔵庫のようなものは見受けられないが、電力という概念が無い以上、存在しないのだろう。
部屋の隅には机と椅子が置かれていて、本も数冊並べられていた。
ラテラが今その椅子に座っている。
俺は、ラテラに向き合うようにベッドに腰掛けていた。
元々、宿でラテラと別れる予定だったのだが、その前にこの国での文化やマナー、ルールを聞いておきたかったのだ。
「この国でのルール、ですね。街の中で暴力沙汰さえ起こさなければ、大丈夫です。あと、国内での奴隷売買は禁止されていますが、奴隷を連れ込むことは禁止されていません」
奴隷も存在するのか。
「物価は高くありません。一日の食費を最低限で済ませるなら、銅貨30枚もあれば足りる程度です。直接、硬貨を譲渡することは禁止されているので…自分で稼いで欲しいですが…」
硬貨の譲渡禁止は不正取引を抑える為か。
正式な場以外での硬貨を使った取引が行われなければ、奴隷売買も禁止にできる。
が、抜け道はいくらでもありそうだ。
例えば、硬貨に変換しやすいような物で取引をしたり、とか。
「これくらいでしょうか…?何か質問があればお答えします」
「勇者はどこにいますか?」
俺は食い気味に質問をする。
勇者という名称を付けるくらいだし、大陸で大々的に宣伝しているに違いない。
勇者の情報がどこまで民衆に知れ渡っているのか、把握しておきたい。
「やはり、この大陸と言えば勇者ですよね。先程、勇者召喚は行われたばかりです。八勇者の召喚には成功していると、各国に連絡は回っていると思いますよ」
「八勇者?」
勇者召喚は9人ではないのだろうか?
椅子も9個用意されていた。
以前ラテラが話していた内容からも、勇者はもともと8人しか召喚されないような口ぶりだった。
「勇者は代々、8人ですからね」
「…そうなんですね、あまり勇者のことは詳しくなくて」
「そうなのですね」
ラテラの反応を見るに、この大陸では勇者の存在は普通、むしろ有名なのだろう。
「では、勇者はこれから戦いに行くのでしょうか?」
ラテラは首を横に振る。
「いくら勇者といえど、召喚されたばかりでは戦えません。ですので、まずは訓練を積ませるのですよ」
そこらへんの認識も民衆に共有されている。
戦地に赴いたことにして、こっそりと修行を積ませる可能性も考えたが、どうやらそうではないようだ。
「あ、ラテラさん。何か困ったことがあったらどこに行けば良いのでしょうか?」
そういえば、と思い出したことを口にする。
ラテラも忘れてたようで、ハッとした顔で答えてくれる。
「そうでした……えーと、騎士の拠点に行って頂ければ良いのですが……最後にそこまで案内だけさせてください。困ったことがあれば、彼らを頼れば良いでしょう」
「騎士…ですか?」
「アマツハラの方にはそういう制度はありませんでしたね…。国直属の兵士で、治安維持の為に働いているのです」
国直属ということは公務員のようなものか。
先程、道で見かけた兵士のような人たちを思い出す。やはりパトロールは治安の為に行っているのだろう。
「さっき道で見かけた人たちのことですか?」
俺の質問に対し、ラテラは首を横に振った。
「いえ、彼らは衛兵と呼ばれる人たちです」
───騎士と衛兵は違うのか?分ける必要あるのか…?
この世界の制度や政《まつりごと》には詳しくないからなんとも言えない。ただ、およそ権力絡みの面倒なことであるのは一目瞭然だ。
力を中心とする社会では、やはり下剋上を恐れる。定期的に力を測りそれを削っておくことは、かつて戦国時代の日本でも常だった。
「そうなんですね」
「はい。衛兵とは違い、騎士は国直属の者たちなので信頼を置けると私は考えています」
「となると、衛兵は貴族所属だったりするんですか?」
「はい、その通りです。完全な実力主義社会になりきれていない故の制度なんです」
完全な実力主義になり切れれば、それこそ力あるものが権力も持つだろう。
そうでないからこそ、ドロドロとした部分が生まれてしまう。
「今から向かいますか?」
「はい、よろしいですか?」
ラテラは俺の質問に迷うことなく答えを出した。
特に予定もないので問題はない。俺が軽く頷くと、ラテラは「では、行きましょう」とだけ言い、先導して歩き始めた。
俺はラテラの後をついて、宿屋を出るように足を進める。もちろん、宿屋のおっさんに一言声をかけるのも忘れない。
相変わらず街に対する感想は変わらない。中世ヨーロッパの世界など見たことはないが、こんな感じなんだろうと納得できるものがあった。
木製の建物より石やレンガ造りの建物が多いのは、こんな世界だからだろう。頑丈な石とは違い、木製ではすぐに壊れてしまう。放火されれば一発だ。
それに、木を採るのにも危険が伴う。森林は魔物たちのテリトリーなのだ。
街の中は治安が良いように見えるが、大きな力を持つ個人はいつ暴走してもおかしくない。性善説ではなく、性悪説。最悪を想定しておくことに勝る考えはないだろう。
ラテラは慣れた様子で街中を歩いていく。向かうのは城の方向、つまり中心部へ向かっていた。
インフラの整備は完璧だ。石造りの小綺麗な道に、街灯まで規則的に配置されている。インフラの整備は国の良い発展に繋がる。経済的な学問も進んでいるのだろう。
街並みは、中心に向かっていくに連れて変化していった。一つ一つの家が大きくなっているし、屋台とは違った、ちゃんと固定の建物を持った店も多くなっている。どことなく建物の外見も豪華になっている。
富裕層の住居や、大商人の店だろう。街は外側より中心部の方が安全だ。壁から魔物が攻めて来ても、内側にいればとりあえず安全は保証される。
それに、ラテラに着いて行っている感じ、騎士たちの拠点も中心寄りだ。安全の確保には持ってこいの場所として、金持ちが買おうとするのも頷ける。
「アオイさん、そろそろです。それと、ここからは私と離れないようにしてください」
金持ちが何をするか、分からないのか。それとも、やはり「金がある=力がある」なのか。
どちらにせよ、今はラテラに従う他ない。
中心に向かうに連れ、歩いている人々の服装も変わっていく。上手く形容できないが、アクセサリーなどがキラキラとしている。
一人で出歩いている人も少ない。誰かしら連れを侍らせている。メイドや執事、護衛などの役目を果たしているだろうことは容易に想像できた。
「おいッ!やめろッ!!離せ!このクソ野郎がッ!」
少し離れた場所から叫び声が聞こえた。
つい足を止め、ふとそちらを振り返ると、一人の貴族と、その付添の護衛、そして護衛に捕まっている少年の姿があった。
護衛と思われる甲冑を着た人物は、少年を地に組み伏している。貴族はそれを眺めているだけだが、少年はその貴族を睨むように見上げていた。
少年はみすぼらしい服装だ。中心部にはとても似合わない、よれよれのシャツを着ていた。
「お前のせいでッ!!!」
少年は何かを訴えるように叫び続けている。
「アオイさん、中心街ではひったくりが大変多いです。あの少年もそうでしょう。ひったくりをしようとして、衛兵に捕まったんだと思います」
私から離れないように、というラテラの言葉の真意を俺はようやく理解した。奪われて困るようなものは持っていないのだが。
「捕まった少年はどうなるのですか?」
そこで、ふと疑問に思ったことを口に出す。
「騎士の元に連れて行かれるでしょうね」
「その後はどうなるのですか?やはり法に則って然るべき処遇に?」
尤も、この国に法があるかどうかは推測である。
どのレベルまでこの国は発展しているのか、その常識を知るための情報収集だ。
「そうですね。法の定めるところによる処罰を騎士側の判断で与えることになります」
「……騎士の信頼はかなり厚いものなんですね」
普通、騎士にそこまで任せるか?
例えるならば、警察に罪の処罰まで任せるようなもの。
そんなこと、俺たちの常識で考えれば有り得ない。
それでも、この世界では、少なくともこの国ではそれが常識なのだと頭の中にキッチリとメモをすることは忘れない。
「まぁ…そうですね。なにせ騎士団長殿が随分と良い方ですので。…………と、アオイさん、そろそろ着きますよ」
歩き続ければ、先程の騒動も既に耳に入らなくなっていた。
先導していたラテラの声に反応し、俺は意識を視力に集中させる。
騎士たちの拠点が視界に映っていた。
それは、中心街の大きな建物が並ぶ街並みでも異色を放つほど、巨大な施設だった。
他の豪華な建造物とも一線を画す。騎士の拠点には一切、装飾などない。
ただただ巨大な、石レンガの要塞。
入口は分かりやすく、黒茶の木の扉によって閉ざされていた。
その扉ももちろん大きい。軽く3メートルはあるだろう。
奥行きは想像もできないが、横幅から考えるに、施設内に訓練場のようなものまでありそうだ。ここ一つで犯罪に関する全ての取り締まりを行っていると考えれば納得の広さである。
入口にも騎士が二人立っていた。さながら監視カメラの役割か。石レンガで装飾が無いのは、外からの侵入を防ぐ役割も担うからだろう。入口にさえ騎士を配置しておけば不審者も入ってこれない。
建築センスは低いが、理に適っている建造物という印象だ。
「アオイさん、この大きい建物が騎士の拠点です。入りますので着いてきてください」
両脇の重圧感に耐えながらも、俺はラテラに続いて拠点へと足を踏み入れた。
0
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~
カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。
気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。
だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう――
――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
召喚失敗!?いや、私聖女みたいなんですけど・・・まぁいっか。
SaToo
ファンタジー
聖女を召喚しておいてお前は聖女じゃないって、それはなくない?
その魔道具、私の力量りきれてないよ?まぁ聖女じゃないっていうならそれでもいいけど。
ってなんで地下牢に閉じ込められてるんだろ…。
せっかく異世界に来たんだから、世界中を旅したいよ。
こんなところさっさと抜け出して、旅に出ますか。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる