モブによるモブの為の狂想曲(カプリッチョ)

えりんこ

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ありきたりな学園生活の予定でした

己の居場所は己で作るもの

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オリエンテーション前世でも確かそんな面倒くさい行事あったな~~
しかしこんな貴族社会でそんなもん作るの間違っている。運営を問い詰めたい
だからあんまり 売れなかったんだよ。ところで何やるんだか?入ったばかりなら判るが二ヶ月近くもたっているのにさ。
「ねー、ねー、モルガーナ様オリエンテーションって何やるんでしょうか?」

「そうね、この学園の生徒としての心得や授業えの取り組み校内探索とか・・」
「今更?」
「・・・・今更ですわね」 二人して溜息をついた 今まで誰も疑問に思わなかったのだろうか?

このゲームのシステムに深く追求をするのは止めにしよう きっと深く考えたら負けなんだ 問い詰めたい小一時間運営を絶対に問い詰めたい 適当にシナリオ書いているよ これ だから売れなかった 駄目だ愚痴しか出ない

頭抱えながらふと 中庭に眼をやると今で存在を忘れていたヒロインがスライム君とお弁当を食べていたらしい
おお、ピアノの変人も一緒だよ どうなってんだ こりゃ?三人で仲良くしてるシーンなんて見たことないぞ?
ジュレミアとパオロって何か共通点あったっけ? 私が覗き込んでいると後ろからモルガーナもその光景を見て
「エレオノーラさん お友達出来たのね」
「そうみたいですけどあの組み合わせなんですかね?余り共通点がなさそうなメンバーですね コースもバラバラだし」
「そうね。人生って意外性があるから面白いんじゃないの?」
「意外性ですか?」
「一番、不可解なのは貴女よ アリーナ」 何て事を仰いますやら~
こんな単純で判りやすい女の子を捕まえてそんな~。

「あっ、そういえば新しい物持って来ましたわ」アリーナは自分の鞄の中から紙袋をゴソゴソと取り出した。
「まあ、続きが気になって気になってしかたがなかったのよ 今回はどう?」
「へっへっへ 中々ですぜお嬢さん」なにやら不穏なやり取りをしているがアリーナはロマンス小説の愛好者にモルガーナを引きずり込み 同好の志になっていた。
「黒騎士が王太子の許されざる恋心に目覚めて国を出て行こうとするなんてー  胸が痛くなっちゃったわ」
「ねえ、そうですよね 後、公爵令嬢との肉欲に溺れた王太子様もどうなるんでしょうかね?」

アリーナは腐ってはいないが確実にモルガーナは新しい扉を開けつつあるらしい
最初は純愛物からそしてハードになりつつあった

王子エドモンド様にばれたら確実に私ゃ縛り首だなこりゃ 自覚はあるらしい
実はこのロマンス小説愛好家は水面で増えつつあった それこそコースの垣根を飛び越えていらっしゃる
(皆 大人しそうな顔して好きだな~)一部のお嬢さんは腐海に沈んでるらしい
前世でもそうだったけど好きな人ってトコトン嵌るんだな~ アリーナに自分がその方向を歩ましている自覚は勿論無い。 (そのうち、薄い本が出来てたら笑っちゃうな~)幾らでもモデルになりそうな方達いるからね

そのうちの一人は確実に我が婚約者様だろうな~ そう言えば先日お昼食べていた時に変な事言ってたのを思い出した。  

*********回想始め
「最近、エドモント様と一緒に居ると女子から熱い視線を浴びるんだが何故だろう?」
「それは私も感じているぞ ほら、今だって何か感じる(何か寒気が・・・)」

「お二人がカッコいいからじゃないんですか?女生徒だったら憧れちゃう・・みたいな?」
「「そんなんじゃない。何か・・そう・・違うんだ」」
アリーナとモルガーナは顔を見合わせた・・が気がつかない振りをして話を変えた
*********回想終わり

やっぱりそうか  もしかしたらそうなんじゃないかな~とは思ったが確実に妄想されてるみたいだ
アリーナは心の中で手を合わせた。王子、脳筋 御免よ

「アリーナ 私が入手した新作よ お読みになるでしょ??」
「ハーイ モルガーナ様 喜んで!! これはどんなお話で?」
「これはね~東の国がモデルみたい絶世の美男子の皇子が主人公の恋愛遍歴ですのよ まあ、ぷれいぼういですのよ 主人公は」
「面白そう~~お借りしマース」

楽しい学園生活の一コマだった

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