家族で異世界転生!!

arice

文字の大きさ
14 / 59
魔闘大会へ!

チート、魔闘大会へ!スカルとホムラの場合

しおりを挟む

スカルサイド


俺は今、バカと二人で近くの川に魚を取りに来ていた。


「お前、いつまでグチグチ言ってんだよ」


「だってさー、夜空ズルくねーか?」


そりゃ、俺だって戦いたいけどさ。


「夜空には夜空なりの考えがあるんだよ」


「そうなんだろうけどさ。まあ、いいや。所でお前ミアとはどうなんだよ」


「は!?ど、どうってなんだよ!」


「惚れてんだろ?分かるぜ」


などと、話しながら数分魚を取ってると木々が、折れる音が聞こえた。


「なんだ?」


「どうやら、お客さんのようだ」


俺達の、前に現れたのは真っ黒なドラゴンと真っ赤なドラゴンだった。


「あれ、食えんの?」


「ドラゴンの肉は硬くて食えたもんじゃ無いな」


なんで、ドラゴンがこんな所に居るんだよ。


「俺、赤い方やるからスカルは黒い方でいいか?」


「別に構わん」


と、俺が言った瞬間黒いドラゴンの尻尾が俺に命中し、俺は吹き飛ばされた。


俺とホムラは分断され、一人で倒すことになってしまった。


元から、一人でやるつもりだったからまあ、いいんだがな。


さて、速攻倒して魚取るのに戻るとするか。


しかし、このドラゴンよく見ると何者かに操られてるみたいだな。


「行くぞ、トカゲ」


「グラぁぁぁ!」


さて、まずはこれだな。


「【闇棘】」


俺が魔法を、唱えるとドラゴンの足元から黒い棘が出てドラゴンの心臓を貫いた。


え?終わり?


  俺は、警戒しながらドラゴンに近づき足を蹴って見たがドラゴンは、微動だにしなかった。


なんだ、呆気なかったな。


  俺が、ホムラの元へ行こうとすると俺の首に何かが巻きつき、俺は地面に叩きつけられた。


「いって!なんだ!?」


後ろを見ると、黒い鱗が剥がれ落ちた真っ白なドラゴンがいた。


「は?身体変化だと?」


身体変化とは、一部の生物の命が尽きた時に稀に起こる現象で、身体が変化、強化され蘇る現象の事だ。


ドラゴンは、身体変化しない筈なんだが…。


などと、考えて居るとドラゴンの尻尾が俺の腹を貫いた。


「くっ!どうなってんだ!くそ!」


俺は、痛む腹を抑えながら距離を取った。


しょうがない。

「我の呼びかけに応じて姿を現せ!【ルシファー】」


「俺様の助けが必要か?」


だから、呼んだんだろうが。


「とりあえず、あれはどういう事だ?」


「ふむ、ドラゴンの身体変化か…なるほど、分からん」


わかんねーのかよ。


「俺様でも、初めてみる現象だな」


ちっ、どうすればいいってんだ。


  考えてても仕方ないな、攻撃しながら突破口を見つけるか…。ふぅ、血が持つかどうかの勝負だな。


「我の呼びかけに応えて力を貸せ【零】」


と、言うと俺の手に零が現れた。


普通に戦っても勝てないのは分かってるなら…。


「零で始めて零で終わらそう【魔装】」


  俺が、そう唱えると零が黒く輝き俺を飲み込んだ。


光が、無くなると俺の姿が変わった。


「完装」


  俺の姿は、制服から真っ黒なスーツになり、黒のマントを羽織っていた。見た目は、完全に吸血鬼だな。


「【吸血弾】」


零から、放たれた弾はドラゴンの足を貫き、血を啜った。


そして、俺の元に血が集まりドラゴンの情報が頭に流れて来た。


属性【天闇てんあん


名前『トラミスドラゴン』


ランク{神獣}


主な攻撃
舌を伸ばす、引っ掻き、ブレス、なぎ払い、自爆


天闇?聞いたこと無いな。


「ルシファー、天闇ってなんだ?」


「天闇は、神獣だけがたどり着ける属性だ。人間では、手に入れることは出来ない。」


なんて、厄介な…。


「とりあえず、ブレスと自爆に気をつければ後は問題ないな」


俺は、零の能力で姿を消し光の弾を装填した。


「一つ言っといてやる、普通の光じゃ天闇に飲み込まれて意味ないぞ?」


マジでか…。なら、俺に勝てる手はもう…。


「まあ、天闇以上の光で消しされれば別だがな」


そんなもの、存在するのか?


「そうだな、お前の場合は擬似的に天光を作る事だな。」


「属性弾の融合…」


ルシファーは、ニヤリと笑い「正解だ」と呟いた。


「くそ!悩んでても仕方ない!やれる事は全てやってやる!【合成弾】」


  零の弾倉が、光り黒い弾と白い弾が混ざった。


俺は、最後の力を振り絞り引き金を引いた。


「【天照】」


  そして、その弾がドラゴンに命中すると空から光が降り注ぎ、ドラゴンを焼き尽くして行った。


「それでこそ、俺の主人だ」


  ルシファーは、それだけ言い消えて行った。ルシファーが、消えた後俺は、力なく倒れた。


「はぁはぁ、血を流しすぎた…。力が入らない」


  俺は、ホムラのいた方向に目線を向け手を伸ばし、そのまま気絶した。


ホムラサイド


スカルは大丈夫なのか?


  俺は、スカルが吹き飛んで行った方を視界の横に収めながら、ドラゴンを睨みつけていた。


  助けに行こうとしたら、炎の壁に阻まれちまったしな。今は、スカルを信じるとするか…。


「お前を速攻ぶっ飛ばして、スカルを助けに行けば問題ない!【黒炎竜】」


  真っ黒なドラゴンが、赤いドラゴンを飲み込んだと思ったら、逆に黒いドラゴンが飲み込まれてしまった。


「は?」


そして、赤いドラゴンの口から俺の魔法が飛び出た。


「うそん…。」


俺は、それをギリギリで避けた。


「くそ!我の呼びかけに応えて力を貸せ【翔炎】えっと、後はお前も頼むぞ!【デスブラット】」


  俺の周りに、翔炎が現れ俺の、後ろには赤い死神が、佇んでいた。


「貴様が、我を呼ぶとは珍しい物だな。何用だ?」


いやいやいや!見れば、分かるじゃん!


「ん?あいつは…ホムラよ、あれを普通のドラゴンと思わない方が身のためだぞ」


「どゆこと!?」


  俺は、ドラゴンのブレスとかを避けながらデスブラットに質問した。


「あれは、魔族によって操られ身体の限界を超えた力を使わされておる。そもそも、この森にドラゴンなんて存在しない」


「魔族?」


確か、邪神を復活させて世界を破壊するのを企んでるとか、聞いたことあるな。


「とりあえず、あの闇の小僧と合流してはどうだ?炎、位なら、消してやるぞ?」


「それは、嫌だね。俺だって、帝だこの位一人でやってやる!」


それを聞き、デスブラットはニヤリと笑った。


「それでこそ、我の主だ!我を纏え!」


「なんだよ、それ!教えてもらってねーぞ!」


はぁはぁ、そろそろ魔力が尽きる…。


「いいから、我の魔力と波長を合わせよ」


  俺は、言われた通りにデスブラットの魔力と波長を合わせた。


すると、俺の身体を黒い炎が包み炎が、消えると俺の姿が変わっていた。


俺の姿は、赤い髪に黒色のメッシュがはいり服装は、赤いマントに異質なオーラを放った大鎌を手に持っていた。


「なんだこれ!かっけぇ!」


と、俺が自分の姿に感動してるとドラゴンの爪が襲いかかって来た。


え?おっそ!


何故か、ドラゴンの攻撃がゆっくりに見えた。


「それが、我達の能力で相手の攻撃が止まった様に見える。」


  俺は、その爪に蹴りを入れるとガラスを蹴った様に簡単に砕け散った。


「そろそろ、スカルも心配だし終わらすぞ【デス・スレイヤー】」


  俺が、鎌を縦に振るとドラゴンが、真っ二つに切れた。


よし!終わった!スカルの所へ急ぐぜ!


と、融合を解き走り出そうとした時、足に力が入らず派手に転んだ。


「なんだ…これ。全然、力が入らねぇ」


「やはり、慣れない事をしたから副作用が出たか。我と融合すると、慣れてないとその様に動けなくなる。もう一つ、魔力が一時的に消滅する。」


マジか…今、敵に来られたら何もできねーな。


「安心せい、周りに生体反応は無かったからの。さて、我もそろそろ消えそうだ。ホムラよこの先、何があろうと仲間を見捨てる事だけはするなよ」

と、呟きデスブラットは姿を消した。


「んなの、分かってるよ」


  森の奥の方で、光りが降り注いでるのが見えた。


「スカルも勝ったか…余裕だったんだろうな…くそ!負けねーぞ!」


  俺は、光りが見えた方に拳を突き付け意識を手放した。







しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者

哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。 何も成し遂げることなく35年…… ついに前世の年齢を超えた。 ※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。 ※この小説は他サイトにも投稿しています。

異世界の貴族に転生できたのに、2歳で父親が殺されました。

克全
ファンタジー
アルファポリスオンリー:ファンタジー世界の仮想戦記です、試し読みとお気に入り登録お願いします。

【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~

きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。 前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。

伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります

竹桜
ファンタジー
 武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。  転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。  

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?

火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…? 24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい

ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。 強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。 ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。

処理中です...