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魔闘大会へ!
チート、魔闘大会へ!三日目-3-
しおりを挟む俺が、勘を頼りにのんびり歩いているとアナウンスが流れた。
「おーい、ライノやー、これちゃんと繋がってるのかの?」
「繋がってますから、話して下さい?」
なんだ?
「途中経過を発表するぞい。めぼしい、活躍をしてるのは夜空君と、ミア君それにスカル君、リリィ君じゃな、他の残ってる生徒達も精進するように」
何やってんだ、あいつら。俺と戦う前に魔力無くなったとかほざいたら許さねーからな。
それだけ、言うとアナウンスが切れ周りに静寂が走った。
そして、歩く事数分
……誰もいねぇ。
おかしくね?モブどころかミア達も居ないだけど…。
周りを見てみても誰一人として居なかった。
なんか、寂しくなって来た…。
俺が、ため息をつい瞬間腹に衝撃が走った。
「いって!なんだ?」
「あ、やったわ!当てたわよ!」
お前か、なるほど幻属性で姿を隠してた訳ね。うん、いい手だ。
だが、そう言う戦略は俺が一番嫌いなやり方だ…。戦争とかなら別だけどな。
「ミア、その手はいい手だ…だが、やる相手を間違えたな」
「え?夜空きれてないかしら?」
「どうだろうな!」
「絶対キレてる!」
俺が、ミアに突っ込もうとすると背後に気配を感じ、飛んで来たものを屈んで避けた。
「チッ!外したか」
お前もか…。
流石に、リリィは居ないみたいだな。
「お前ら、覚悟は出来てんだろうな?」
「み、ミア?なんで、夜空はあんなに怒ってんだ?」
「わからないわ」
フフフフフフッぶっ殺す。
「【凶人化】【鬼神化】【神速】」
俺は、三つの身体強化魔法を身体にかけた。
俺の身体には、赤と黒の雷が帯電し足には、緑色のオーラが纏わり付いた。
「本気で殺す気かしら」
「あれは、やばい!」
「死ね」
俺は、光を越えるほどの速度でスカルを蹴り飛ばし吹っ飛んだスカルの足を掴み、ミアに向かって投げ飛ばした。
「がはっ!」
「きゃぁ!」
ミア達は、再度幻覚で身を隠した。
「そうか、そんなに死にたいのか貴様ら【雷神】」
俺の周りに青い雷が降り注ぎミアの幻覚をぶち壊した。
「魔法を破壊するなんて、聞いた事ないわよ!」
「くそ!夜空を怒らせたのが間違いだった!」
「今更、おせぇよ」
俺は、ミアに向かって突っ込み直前で身を屈め足払いをし、倒れかけたミアの襟を掴み、蹴りを叩き込んだ。
「ぐっ!かはっ!」
「ミア!くそ!【闇「おせぇ」くっ」
俺は、身を翻しスカルの後頭部を蹴りつけ地面に叩きつけた。
「ぐはぁ!はぁはぁ、何もできないだと」
ミアはもう気絶しているが、今の俺には関係ない。
俺は、ミアをスカルの方に蹴り飛ばした。
ミアを、スカルが受け止め地面に下ろした瞬間、スカルの首を掴み持ち上げた。
「かはっ!ケホッ!」
死なない程度、落ちない程度に締めてるから苦しいと思うぞ?
スカルが、蹴りを俺の顔面に叩き込んで来たのを、空いてる方の手で握りつぶした。
「ぁぁぁぁぁ!」
ふぅ、ここまでやればいいだろう。
俺は、身体にかけて居た魔法を全て時スカルの前にしゃがみ込んだ。
「【ヒーリング】」
スカルの足に回復魔法をかけるとおかしな方向に曲がって居た足が、元に戻った。
「回復させた訳だが、まだ続けるか?」
「いや、やめておこう。魔力がもうない」
なーんだ、つまんね。
スカルとミアが転移して行ったところを見てため息をついた。
ラストは、リリィだな。
うーん、なかなか苦戦しようだな…なーんて、思ってない事を言ってみたり?
それにしても、居ないな。
探知系の魔法を全開にして、探してるんだが全然見つからん。
探す事数分
…居ない…だと?
嘘だろ!?こんなに探して居ないとか泣くぞ?俺、泣いちまうぞ?
初めて、孤独感で泣きそうになっちまった…。
俺が、ちょっと泣きそうになってると探索魔法に反応があった。
やっとか!
俺は、反応のあった場所に猛ダッシュで向かった。その際、地面が少し燃えて居たが、気にしない。
辿り付いて、最初に目が入ったのはリリィが魔族達を粉砕する所だった。
こんな所で、戦って反応しないとは何かの魔法か?
「はぁはぁ、終わったにゃ。なんにゃこいつら」
「おつかれ」
「夜空!?もう…戦えないにゃ」
うわぁ、リリィの魔力がすっからかんになってやがる。
「来るのが遅いのにゃ」
いやいや、どんだけ探したと思ってんだよ!
「何があった?」
「わかんにゃいにゃ」
リリィは、そう呟くと転移されて行った。
えぇ、不完全燃焼過ぎる…。
「勝者、夜空!」
俺は、女の人の言葉と同時に転移した。
学園
「これより、閉会式を始める。それでは、校長お願いします」
「うむ。皆の者よくやった!そして、夜空君一人であれだけの敵を苦戦する事も無く倒した事、恐れ入った!まあ、長く喋るのもあれじゃから、最後に皆の者、お疲れ様じゃ!」
アースが、言い終えると周りから拍手が起こった。
「次に、表彰式を始める1日目、より多く残って居たシルバークラスに80万ポイント」
賞金80万か…まあ、上々って所かな。
「次に、2日目、これは最後まで残って居たシルバークラスに100万ポイント」
俺は、二つ目のメダルを受け取った。
これで、180万円か。なんて、羽振りの良さだ。
「最後に3日目、これは誰が見ても夜空が総取りだな。」
更に俺は、120万を受け取った。
「これで、第89回魔闘大会を閉会する!」
その言葉と同時に全員がバラバラと学園を後にした。
その日の夜
スカル達と一緒に打ち上げをし、スカル達の謝罪を快く許し、一日中騒いだ。
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