家族で異世界転生!!

arice

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ギルド設立!

チート、ギルド設立!

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  魔闘大会の振替休日で3日間の休みがあった為、俺はひたすら依頼をこなしランクをXランクまで上げた。


上げた、理由はただ一つギルドを作る為だ。


  そして、ギルド設立の許可証を、もらう為俺は王城に足を運んでいた。


「本当にギルド作るのかね?」


「もちのろんだ。千本桜もさっき辞めてきたからな」


  この世界では、ギルドに二つ入る事は出来ないらしい。


「ふむ、よかろう。条件がいくつかあるが大丈夫かの?」


「条件とな?」


「そうじゃ、まず人数が少なくても五人は必要じゃ。次に、受付嬢が最低一人、次にランクがXランクである事、設立の資金が1000万ポイント、最後に作る場所じゃ」


そんなに、あんのかめんどくさいな。


まずは、人数は俺、リリィ、ミア、スカル、ホムラだからちょうど五人だな。


次は、受付嬢は探すとして、ランクは上げてきたから問題ない、金も大丈夫だな。


作る場所か…考えてなかったな。


近くの森の中にするか、なんか秘密基地みたいでかっこよくね?あ、勿論この国の領地の中だからな?


「とりあえず、受付嬢以外は大丈夫だから、どっか場所貸してくれないか?」


「勿論、よいぞ。そうじゃな、突き当たりの部屋を使うが良い」


「おっけー、あんがと」


そして、俺は王城を後にしてミア達を招集した。


「さて、受付嬢を募集するから手伝ってくれ」


「募集するって、具体的にはどうするのよ」


「これを、街中に貼る」


俺が、出したのは白紙の紙。まあ、もちろんのこと字は、書いてあるぞ?


一定以上の実力が無いと見えないだけで。


「なるほどな」


「いい考えにゃ」


「よーし!早速貼ってくるぜ!」


とか、言ってホムラは出て行った。


元気だねぇ、おじちゃんにはしんどいよ…。


「うし、俺らも行くか」


そして、俺達は別々に分かれ紙を貼って行った。


勿論、俺は氷翠と一緒だからな?


可愛かったぞ?小さいなりに精一杯腕を伸ばして、貼ろうとする姿に普通に萌えた。


…誰が、ロリコンだ。


  そして、貼り終えしばらくしてから王様に借りた部屋に行くと中には数十人の人が居た。


  俺が、帝のローブを羽織り中に入ると数人が立ち上がった。


「今、立たなかったやつ帰れ。不合格だ」


一応、上司になる人が来たら普通立たないか?立つだろう?


「よし、残ったものは座っていいぞ」


ふむ、こんなに集まるとは思わなかった…。


「それじゃ、面接を始める。俺の仲間が、それぞれの部屋にいるから順番に入ってくれ」


  この部屋には、俺が作った空間に繋がっている扉があり、中にはそれぞれメンバーが、面接官として、待っている感じだ。


面接の方法は、全て任せているから問題無いだろ。


「んじゃ、一から順に入っていけ。」


こうして、受付嬢の面接が始まった。


ミアサイド


  私は今、夜空が作った空間で椅子に座って、向かいに座っている女性にいくつかの質問をしている。


「じゃあ、貴方の属性を教えてくれるかしら?」


ちなみに、私達全員が帝の格好で居る。まだ、学生に偉そうに質問されたく無いでしょ?


「水です」


「水球出してくれるかしら?」


と、私が言うと女性は5cmくらいの球を浮かべた。


小さいね。


「ありがとう、もういいわ。次の人呼んで来てくれるかしら?」


「…はい」


  そして、女性が部屋を出て行くのを確認して私は、ため息をついた。


「はぁ、なかなかいい人居ないわね」


今の人で五人目よ?なんか、ピンっと来ないのよね。


  そんな事を考えて居ると、次の人が部屋に入ってきた。


「失礼します」


「よろしく」


ん?んん!?


私は、その女の子の属性を見た目を丸くした。


「貴方、ここに書いてあるのは本当かしら?」


「そうだよ」


属性が、時と重力…。


「そ、そう。年齢はいくつかしら」


「16」


若いわね、あんまり私と変わらないけどね。


特殊属性二つ持ちか…。


まあ、問題は魔力コントロールがどうかかな。


「じゃあ、属性球出してくれる?


と、私が言うと女の子が立ち上がり顔色一つ変えずに、1mは余裕で超えて居る球を出した。


魔力コントロールも完璧ね、これは合格かしらね。


「はい、ありがとう。あっちの部屋に私達のリーダーが居るから行ってね」


  私が指差したのは、夜空が待機して居る部屋で、あそこに行けるってことはほぼ合格したのと変わりない。


「ありがとうございました」


礼儀もしっかりしてるし、問題ないでしょ。


あの子は、見込みがあるし是非受かって貰いたいわね。


「あ、そうだ。名前教えてもらえるかしら?」


「アイ。アイ・クリスタル」


「綺麗な名前ね。頑張って」


  私は、アイに向かって小さく手を振り見送った。


アイが夜空の部屋に入ったのを確認して私は、背を伸ばした。


「んー、疲れたわね」


さて、ほかの人達はどうかしらね。

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