家族で異世界転生!!

arice

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天使の輪始動!

チート、依頼へ!

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翌日


   俺は、氷翠と何故か、俺の布団に入っていたリリィを優しく起こした。


「おーい、起きろ~」


「うにゅ?あ、パパおはよ~」


  氷翠は、目をこすりながら起き上がる。


「おはよう。顔洗ってきな」


さて、問題はリリィだな…全然起きないんだが…。


どうしたもんかな…。


  俺は、リリィの耳を触りながら考えた。


うん、やっぱり猫耳最高だな。いや、そうじゃなくてリリィを起こさないと遅刻してしまう。


「何で、耳を触ってるにゃ?」


リリィが、顔を赤くしながら俺を見つめた。


「あ、起きた。何でだと?愚問だな…獣耳が好きだからだ」


さて、それはさておき飯を作るか。何がいいかなぁ。


普通にトーストと目玉焼きでいいか。


  俺は、軽くリリィの頭を叩き厨房へ向かった。


「氷翠ー、これ運んでくれー」


「はーい!」


  氷翠に、目玉焼きが乗った皿を渡し、俺は両手に、四つの皿を乗せリビング的な場所に向かった。


  俺がリビングに行くとリリィが、紅茶を淹れてくれていた。


「夜空は砂糖いるにゃ?」


「二つ入れといてくれ。さて、みんな手を合わせて」


全員が手を合わせるのを確認し


「いただきます」


と、言った。


そして、食べ終わった食器を流しにいれギルドを後にした。


俺らが、学園に行ってる間受付嬢達だけか…まあ、あの四人なら大丈夫だろ。


アイ達には、それぞれ仕事を与えている
アイには採取系の依頼を、カナデには討伐系、ルナには調査系、そしてノンには人関係。


まあ、護衛とかだな。


後、ギルドに必要なのはコックと数人のメンバーか…。


流石に、俺達だけで全ての業務をやれって言うのは無理な話だからな。


と、考えているとミア達を見つけ合流した。


「リリィ!どうだったかしら!」


「どうもなってないにゃ。少し、耳を触られたくらいにゃ」


「嘘!あの、ヘタレめ…」


全部、聞こえているからな?わざわざ、聞こえてるぞ何て野暮な真似はしないが。


「そういえば、メンバーどうするんだ?今のままじゃ少ないだろ?」


「そうなんだよ、そこが問題なんだよな。なんか、いい案ないか?」


  と、俺が言うとホムラ言葉を発した。


「一人、当てはあるんだけど俺しか仲良くないからなぁ」


「誰?」


  ホムラは、あの性格なので友好関係がとても広い。俺?…聞くな。


「鍛冶屋のおっちゃん」


「ごめん、なんて?」


  俺は、ホムラの言葉に少し驚き聞き返し
た。


「だから、鍛冶屋のおっちゃんだよ。元雷帝だぞ?」


なんだと!?なら、早速今日誘ってみるか。


「あ、でもダメだ。あの人、ギルド興味ないって言ってたわ」


「ダメじゃねーか」


そんな、無理に誘ったりはしたくないからな。


とか話してる間に学園に着いたようだ。


  俺達は、それぞれの席に着きミア達は、1時間目の準備を、俺はカバンから枕を出し寝る準備をした。


「また、寝るのかにゃ?」


「うん、そだよ?おやすみ~」


「こんなのが、学年トップとか頭痛くなるわね」


貰いもんのお陰だよ。


そして、放課後。


「ふわぁ、まさか放課後まで一回も目覚めないとは思わなかったわ」


「それは、こっちのセリフよ」


疲れでも溜まってたかな?



「あ、そうそう。別に無理してギルドに来なくても大丈夫だからな。」


「まあ、行くけどな」


と、スカルが言うと残りの奴らもうんうんと首を縦に振る。


「そう言えば、鍛冶屋のおっちゃんどうすんだ?」


「あー、いいや。本人が興味無いって言ってんだから、無理していれたくない」


「まあ、そうだな」


「じゃあ、俺先行ってるから」


俺は、それだけ告げると天使の輪に転移した。


「あそこって、転移妨害結界張ってたわよね?」


「ミア、考えるだけ無駄だ」


「そうね」


天使の輪-受付前-


「お疲れさん」


「あ、マスター。これ、依頼書」


  俺は、アイから何枚かの紙を受け取り内容を確認した。


「こっちにもあるよ♪」


「こっちもいくつかありますよ」


「こっちは今の所ないねー」


  俺は、それぞれルナとカナデから紙を受け取った。


こんなに来るとは思ってなかったな。恐らく、月華と国王がなんかしてくれたのかな?


採取から見ていくか。


・【薬草を5種類取ってきてほしい】

・【キノコが見つからないの】

・【薬を頼む】


どれも、ランクが低い依頼だな。


次は、討伐系行ってみようか。


・【デビルラットの討伐】


・【デスアリゲーターの討伐】


・【テンペストドラゴンの討伐】


・【ジャッジダイナソーの捕獲】


やはり、討伐系はランクが高いな…。


調査系はどうかな。


・【遺跡の調査】


・【破滅の森の調査】


・【終焉の山の調査】


どれも、ランクSSS以上じゃねーか。


「マスター、どうしますか?」


  ルナが、紙を整理しながら聞いてきた。


「あいつら、来てから決めるよ。あ、アイ紅茶貰えるか?」


「分かった」


  アイは、とてとてと厨房に向かう。


  そこから、30分位アイ達と話していると扉が開いた。


来たかな?


  扉の方を向くと、肩で息をしたボロボロの男が立っていた。


「誰だ?」


男は、声を荒げながら答えた。


「娘を!娘を助けて下さい!」


「待て、落ち着いて話してくれ」


  男が言うには、奴隷商人に娘が拐われてしまい、一番近かったこのギルドに駆け込んだらしい。


「話はわかった。任せとけ」


  俺は、メンバー全員に念話で「1分で来なければ、覚悟しろ」と言い、念話を切り男にお茶を出した。


全員が30秒で集合した。


「いきなり、なんなのよ」


「なんか、あったかにゃ?」


「これから、奴隷市場に乗り込みこの男の娘を助け出す」


  俺が、珍しく真面目な顔でそう言うと、全員が、真剣な顔で俺を見た後、何も言ってないのに、帝のローブを羽織った。


「み、帝様がこんなに…」


「お前は、運がいい。俺達に任せとけ」


  俺は氷翠を男に任せ、受付嬢達から離れるなと、言いミア達に向き直った。


「さあ、クズ共を排除しにいくぞ」


  俺達は、転移で奴隷市場があるであろう場所に転移した。


「星帝、あっちに多数の気配を感じるにゃ」


「分かった。幻帝と闇帝は周りの警戒、他にも奴隷を保管する倉庫みたいな所があるはずだ、探せ。残りは、俺とこい」


  指示を出すと、ミアとスカルが頷き闇に溶ける様に姿を消す。


  そして、気配があった場所に行くととあるバーに着いた。


  バーの中に入ると、悪そうな奴がグラスを拭いていた。


「何用で?」


「下に用がある。通せ」


「下?はて、何のことやら。冷やかしなら帰ってくれ」


ふぅ、まあとぼけるよなそりゃ。


「もう一度言うぞ?通せ」


  殺気を飛ばしながら男を威圧すると男の顔が青ざめていった。


「わ、分かりましたよ」


  俺達、三人は男の案内で奴隷市場の扉の前までやって来た。


「ここが、入り口です」


たしかに、中にいくつもの気配を感じるな。


「さて、仕事の時間だな」


  俺は、案内して来た男の腹を思いっきり蹴り飛ばした。男は、扉を突き破り客席のど真ん中に落ちた。


「王国の帝だ!全員抵抗するな!抵抗した奴には、死んでもらう!」


  俺が、そう叫ぶと周りが騒がしくなり一斉に逃げ出した。


「炎帝」


「任せろ【フレアウォール】」


  会場の壁を囲む様に、炎の壁が現れ逃げ出そうと、壁に触った奴らが灰になった。


それ見た司会者らしき奴が叫んだ。


「くそ!お前ら!やっちまえ!」


  司会者らしき奴がそう言うと、上からフルプレートで身を守っている、兵士が現れた。


「邪魔だな…風帝」


「【ウィンドカッター】」


  リリィが、足を横に振るとフルプレートの奴らの、上半身と下半身がおさらばした。



「お前ら、周り掃除しろ。皆殺しだ」


  俺は、それだけ伝え司会者に向かって歩いて行った。


「ヒッ!か、金ならいくらでもやる!命だけは助けてくれ!」


「そうか、そうだな。命だけは助けてやる」


  俺が、そう言うと安心した様に司会者は胸を撫で下ろした。


「勘違いするなよ?お前みたいなクズに死は贅沢だ、永遠の闇に苦しめ【煉獄】」


  俺が、司会者の頭に触れると司会者は白目を剥き、泡を吹きながら痙攣した。



この魔法は、拷問用の魔法でかけられた人は夢の中で、身体を裂かれ、臓器を潰され、目をえぐりだされ、ミンチにされ、生きたまま食われ、手足をもがれるなどの、苦痛が永遠に続く魔法で、それは現実の身体にも影響が出る、


なお、ショック死などは出来ないようになっている。


つまり、夢の中の痛みが現実でも感じるって事だ。



一つ、言っておくが今回俺がこれを受けたのは拐われたのが子供だからだ。


これが、大人なら俺は動かない。非力な子供狙うなんて一番許せない。


「さてと、ここにいる奴隷達の首輪を外してと…よし、お前ら帰りたい場所又は会いたい人を思い浮かべてくれ」


ここにいるのは、男が三人、女が四人。他の奴らは、やはり他の場所か。


「思い浮かべたな?行くぞ?【集団転移】」


  俺が、そう唱えると男達の足元に星型の魔法陣が浮かび上がり、男達を転移させた。







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