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天使の輪始動!
チート、依頼へ!-2-
しおりを挟む送った後、ミア達が帰ってきた。
「どうだった?」
「居たわよ、外に待機させてるわ」
連れてこいって言おうと思ったが、普通の奴らがこれを見るとトラウマを与えてしまうな。
「そうか、じゃあ行くか」
なんか、後ろで「後悔しろよ」とか、言ってる奴がいたが気にしない。
外に出るとそこには大勢の人達が居た。
「多くね?」
「ざっと、100人はいる」
「殆どの民家に収容されて居たわね」
この町自体が、奴隷商人のアジトって事か。
「んじゃ、それぞれ帰りたい場所会いたい人を思い浮かべてくれ…浮かべたな?【集団転移】」
全員の足元を覆うように星型の魔法陣が現れ、光りを放つと全員の姿が消えた。
すまん、訂正一人だけ残ってやがる。
俺は、オロオロしていた女に近づいた。
ん?なにかの魔法がかかってやがるなこれは、隠匿魔法か。
俺が、女の前で指を鳴らすとパリーンと言う音と共に、女の頭に角が現れた。
「なるほどな、龍人か」
「私をどうするつもりですか?殺すんですか?」
そうか、龍人の角と血は高く売れるな。
まあ、あいにく金には困ってないから殺さないがな。
金に困ってても殺さないわ…。
「バカ言うな、俺は無益な殺生はしない主義なんだよ。それで、えーっと名前なんて言ったっけ?」
「まだ、言ってないです。私の名前は、クライ・ミルクです」
ミルク…美味そうな名前だな。
「今、美味そうとか思いましたね?」
おっふ、なんでバレたし。
「それで、お前はなんで捕まったんだ?龍人なら、捕まる事は無いはずだが?」
「傷ついた仲間を庇ったからです」
ふーん。
「行く宛無いなら、うちのギルドにくるか?勿論、無理にとは言わない」
「え?でも、私龍人ですよ?」
「だから?」
「いや、だからって普通は忌み嫌われる存在なのですが…」
「知ってるよ?でも、それと俺になんの関係が?周りの気持ちなんか知るか、俺はお前をいい奴と判断した」
俺が、そこまで言うとクライが笑った。
「ふふっ、貴方はバカな人なのですね」
バカで結構だ。
「それで、来るのか?来ないのか?」
「喜んで入らせて貰います。行く宛も無いですし」
龍人は、捕まったりすると自分の国に帰れないしきたりがあるようだ。
「俺の名前は夜空、王国では星帝をやらせて貰ってる。あ、俺が帝って事は内緒な」
他の奴らは、まあいいか勝手にやるだろ。
リリィが、なんか威嚇していたが知らない。
そして、俺はミア達を先にギルドに送り空へ飛び上がった。
「この、汚れた町を消毒してやる【覇王門】」
俺が自作した魔法で、地面に異界へ通じる扉を開き、飲み込ませる魔法。
「さて、帰るか」
俺は、消えた町に視線を送り転移した。
天使の輪
「えっと、どう言う状況?」
俺が、天使の輪に入った瞬間俺の周りを武器を持った男達が囲んだ。
なんで、こんな事になるかね?行動に移すの早すぎんだろ。
みんな、余裕そうだけどな。
受付嬢達に至っては、笑いながら談笑してるし。ミア達は、俺に「やっていい?」みたいな視線を送って来るし。
それより、依頼主は…あ、いた。子供を背に隠しカタカタと震えてんな。
そりゃそうか。でも、子供を守ってるのは最高にかっこいいぜ?
「さて、何の用かな?」
「ここが、天使の輪だな」
「だったら?」
こいつら、こんな実力でよくここに乗り込んできたな…。
「仲間の仇!」
「奴隷商人の口からそんな言葉が出て来るとはな」
「うるさい!お前らやっちまえ!」
男がそう言うと周りの奴らが一斉に襲いかかってきた。
「暴れろ」
俺がそう言うと、俺に向かって来てた奴が吹き飛んだ。
「スカルナーイス」
「ちょっとは、避けるそぶりしろよ」
「信じてたからさ」
次に俺の後ろから来た奴が燃えた。
「おぉい!ギルド燃やすなよ!」
「大丈夫だって」
残りの奴らが、扉を突き破り吹き飛んだ。
「とびらぁぁぁぁぁぁ!」
「後で、直すにゃ」
リリィに向かっていた数人が、霧に飲まれ首が弾け飛んだ。
「待って、誰が掃除するんだよ」
「え?夜空でしょ?」
「何でだ!」
まあ、いい。さて、後15人位か。
と、思っていると五人が氷に貫かれた。
「お、成功したじゃん」
「えへへーパパのおかげだよー」
調子に乗って鍛えてたら、思ったよりも育ってしまった…恐ろしい子!
「後、10人か。クライやれるか?」
「まだ、少し感覚が鈍ってますがこの位なら。それより、後でサイン下さい。」
え?
「何で?」
「帝様達のファンなんです!特に、風帝さんと桜帝さんの!」
「お、おう。」
とか、言ってる間に残りの奴ら逃げちまった。
「絶対ですよ?【ドラゴンホール】」
クライが、そう唱えると空に七色の穴が広がり色々な色をした、ドラゴン達が出てきた。
「うおぉ!かっけぇ!」
これは、能力だな。
「焼き払って下さい」
クライが、手で合図を出すと空を旋回していたドラゴンが、男達に向かってブレスを一斉に吐いた。
「ちょっと待て!森まで焼いてどうする!」
「あ」
「あ、じゃねーだろ!【オールクリア】」
俺の足元から透き通ったベールみたいなのが森を覆うと元の姿に戻った。
「お手数、お掛けしました。」
「気にすんなって」
さて、これで依頼は達成だな。
俺達は、依頼主から報酬金を受け取り転移で返してやった。
こうして、俺達の新しいギルドでの初依頼は問題なく幕を閉じた。
「あの、サインは…」
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