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新たなる出会い
チート、新たなる出会いへ!-3-
しおりを挟むさてと、俺の番だな。ハルカは見事に勝利したからな兄として負けてられないな。
ハルカは、見ての通り氷を主体に戦っていたが俺は、雷の方が得意だ。
「なんで、わざわざ俺を選ぶ?めんどくさいな」
「夜空の次に強そうだったからだ」
正確にはあの猫娘の次か。
「わかったわかった。とっとと終わらそう」
「だな、ちんたら話していても仕方ない」
「はい、開始」
俺は、夜空の合図と同時にスカルの懐に潜り込み顎を殴り付ける。
「ふむ、速度はまあまあか」
しかし、スカルは顔を横にずらし拳を避けて俺を睨みつける。
「…本気で行かせて貰う」
スカルの雰囲気が変わった?
「スカル、やりすぎんなよ?」
「…わかってる」
こいつ、こんなに殺気強かったか?
「顕現せよ!【天雷】」
俺の腰に、薄い黄色の刀が現れ俺は天雷を抜き放ち構える。
「…魔武器か」
スカルの両手に闇が集まり、手には魔武器が現れる。
あの、禍々しい魔力はなんだ?
「…ボーッとしてると死ぬぞ?」
と、言われた瞬間俺の肩を何かが貫いた。
「ぐっ!なんだ、今の!?」
弾丸?少し違うな、魔弾か。しかし、魔弾は威力がある分速度はそこまで早く無い筈なんだが。
俺は、雷を傷に流し痛覚を麻痺させた。
「…雷ってそんな事も出来るのか」
「もう、油断はしねーぞ!」
ハルカが居合メインなら俺は常に抜き放ち属性を纏わせながら戦う。
魔力を常に流しているから、魔力枯渇で倒れる事もあるが、その分速度、力が増す。
俺は、スカルに向かって突っ込み首を跳ねるため切りかかった…が、銃剣で防がれ態勢を崩された。
「…甘いんだよ」
もちろん、罠だがな。
天雷が纏っていた雷が銃剣を伝いスカルの右腕の機能を奪った。
「…右腕がやられたか」
可笑しいな、電力を最大にしたから丸焦げになる筈なんだが…。
「お前は、人間か?」
「ぶはははははは!やべ!ツボった!あははは!」
「…夜空、後で覚えとけよ?俺は、人間だ」
本当か?猫娘と言いこいつと言い化け物だらけか?
「…さっさと、外せよ、リミッターを」
しょうがない…頭が痛くなるから嫌なんだが外さないと勝てないからな。
俺はミコトに、許可をもらう為ミコトを見たが、女性陣と楽しそうに談笑していて気づいて貰えなかった。
「ショウ、やってみろよ」
夜空、お前が許可を出すんじゃない。
「まあ、いいか【リミットブレイク】」
俺の身体に冷気が包み、雷が降り注いだ。
「せめて、1分は持ってくれよ?」
俺は、一瞬でスカルの後ろに回り込み天雷でふくらはぎを斬り、スカルが後ろを振り向くと同時に、再度後ろに回り込み背中を斬りつける。
「…流石に、速いな」
「おせぇ!」
まだ、5割しか出してねーぞ?
首をはねようと、天雷を振り抜こうとした時スカルが片手で天雷を受け止めていた。
「…あまり、調子にのるなよ?」
スカルの目が、赤く染まっていき周りに闇が集まりだす。
「【狂人化】」
俺が、一瞬まばたきをするとスカルの姿が俺の視界から消えた。
「どこだ!?」
「…上だよ」
俺が、上を見上げると無数の魔弾の雨が降り注いだ。
「痛覚麻痺させといてよかったぜ。」
流石に、痛覚有りにしてたらショック死しちまう。
俺は、スカルに向かって雷の刃を放ったが魔弾によって、破壊された。
「…そろそろ、決めるか」
「そうだな」
俺は、技を使う為天雷を鞘に納め魔力を天雷へ流した。
「椿流居合弐の型」
「チャージ100%」
「【雷双】」
「【闇の断罪】」
天雷から放たれた二本の雷の刃とスカルの銃剣から放たれた黒いレーザーがすれ違い俺達にぶつかった。
そのまま、俺達床に突っ伏し意識を手放し医務室に運ばれていった。
次は、サーニャか…頑張れよ。
サーニャサイド
私の番が来たのはいいけど、相手の人がまだ来てないね。
「すまん、少し遅れてるみたいで待っててくれ」
との、事なので待つことにしようか。
五分後
「すいません、おまたせしました。」
「いえいえ、忙し中すいませんでした」
夜空が敬語?この人、そんなに強いのかな?
正直、戦うのめんどくさいんだよね。サラッと負けちゃダメかな?
私が、チラッとミコトを見ると怖い笑顔を浮かべながらこちらを見ているミコトが目に入った。
あぁ、これはダメなパターンね。はぁ、めんどくさい。
「いいですか?」
「あ、うんやろっか」
さて、まずは相手の出方を見て戦術を立てていこうかな。
「私から行きますね」
さてと、どう来るかな。一応、トラップ仕掛けておいて闇の盾でも作っとけば何とかなるかな?
「【毒槍】」
セイさんの手には、毒で出来た槍が持たれセイさんはそれを投げた。
わーお、投合武器なんて珍しい物使うね。
私の前に盾がが現れ槍とぶつかるが、5秒と保たなかった。
もちろん、避けたよ?
「なるほど、毒で盾を溶かして貫いたって感じかな」
「あら?バレましたか?」
普通は、貫通しないんだけどね。
あー、もうやだやだ。終わらそうかな…。
「本気で来てくれないですかね」
「えー、いやぁ、でもなぁ…」
と、私が渋るっているとセイさんの雰囲気が変わる。
「いい加減にしろよクソ餓鬼。こちとら、暇じゃ無いんだよ。餓鬼の相手してる暇無いんだわ」
…怖!ちょっ!怖すぎるでしょ!
あー、もう分かった!本気でやりますよーっだ。
「あったまいたくなるよね!もー!【リミットブレイク】」
私の周りに闇が集まり飛散する。
「はぁ、やっとですか」
「覇王の力見せてあげるね♡」
ちなみに言うと、私の魔武器は最初から出てるよ。
私は、コートの中からワイヤーを取り出し周りに張り巡らせ、事前に仕掛けていたトラップを起動した。
「へー、暗器ですか…ワイヤーで逃げ道を塞ぎトラップで追い討ちをかける。そんな所ですかね?」
うっわぁ、バレてるし。
この人、エスパーか何かなのかな?ワイヤーはもちろんのことトラップにだって細工して、魔力感知出来ないようにしてるのに。
「ふぅ、私も舐められたもんですね」
セイさんの周りから毒の霧が掛かり、ワイヤーを溶かして行った。
「これは、勝てないかも…なーんてね」
ワイヤーには、暗器【封針】って言う属性を封印する代物が仕込んであるんだよねー。
発動条件は、破壊された時。まあ、一つしか封印出来ないんだけどね。
でも、一つ封印されるって相当きついよ?
40度の熱を出しながら、でっかい山を登るみたいな感じ。
「やりますね。でも、この位では止まりませんよ」
え?まさか、まだやる気?嘘でしょ…。
「【炎塊】」
セイさんの、頭上に馬鹿でかい炎の塊が浮かび上がった。
「暗器【炎銅】」
私の、周りに炎を纏った盾が複数浮かび上がり私の身を守る。
これで、防ぐのは無理だと思うから保険はかけておこう。
私は、コートから一本の棒を取り出し頭上に投げ、闇属性で隠した。
「燃え尽きなさい」
炎塊を、炎の盾で受け止めてる間に投げた棒の効果を発動した。
すると、私の位置と棒の位置が入れ替わった。
一回きりのテレポート。とは、言っても条件が揃わないと発動しないんだけどね。
「あら?そんな所で何をしてるのですか?」
セイさんの声に、反応しセイさんの方を見ると目前に炎の槍が迫って来ていて、私のお腹を貫く。
なんで、バレたんだろ…。
私は、地上へと落下した。
「ふむ、ここまでのようですね。」
まだ、やれるよ!
「降参です」
と、セイさんが右手を挙げる。
「仕事ですか?」
「はい、もうちょっと遊びたかったですが呼び出しをくらってしまいました」
遊んでた…?
「どう言うこと?」
「サーニャ、気づいてなかったの?セイさん2割位しか、力出してなかったよ?」
「ふふっ、ごめんなさいね」
うーわ、完全に舐められた。
と、不完全燃焼のまま私の勝利が決まった。
絶対に追い越してやる!
次は、アオさんか…師弟対決楽しみだね。
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