家族で異世界転生!!

arice

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新たなる出会い

チート、新たなる出会いへ!-2-

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リンサイド


さて、先にやると言ったものの…勝てる気がしないなこれは。


最悪、あれ使うしかないか。


  俺が、チラッとミコトを見ると満面の笑みでうなづいたので、最悪奥の手って奴を使う事にする。


「私を選ぶとは、チャレンジャーだにゃ」


「まあ、貴方強そうなんでサクッと終わるかなって思って。俺が」


俺も、そこまで強い訳じゃないからな。


「うーし、じゃあ始めるぞ?えっと、そっちは魔武器と使い魔は持ってるか?」


「全員ありますので、大丈夫です」


「じゃあ、どっちもありで。あ、殺してもいいぞ、どうせ死なないし」


え?殺し有り?ダメだぁ、死んだ。


「始め!」


  夜空さんの合図と共に俺の腹に衝撃が走り俺は壁まで吹き飛んだ。


「ガハッ!はや…すぎんだろ」


「まだ、2割位だにゃ」


今ので2割?バケモンじゃねーか。


  俺は、瓦礫を押しのけふらふらと立ち上がる。


「まだ、立てるなんてタフだにゃ」


「伊達に、俺も戦って来てないですからね」


とは、言ったもののあのスピードには流石に追いつけねーぞ。


とりあえず、魔武器を出しとくか。


  俺は、魔武器の弓を召喚する。勿論、矢は無い。俺の属性が弓の変わりになるからな。


「矢如きの速度じゃ私は捉えられないにゃ」


「そんな事、百も承知ですよ【水炎の雨】」


  炎と水で出来た矢を空へと打ち上げ俺が合図を出すと、無数の矢がリリィさんに降り注いだ。


「なるほど、逃げ場を無くすって言う事かにゃ?いい手、だけど残念にゃ」


  リリィさんの姿が一瞬ブレたと思った瞬間俺の目の前にリリィさんの拳があった。


  俺は、ギリギリで首を横にずらし避け距離を取った。


「今のを避けるかにゃ?」


「あんなの、当たったら死んじゃいますからね」


どうしよう…全く見えないし追いつけない。


  使いたくなかったけど、仕方ないよな。負けたら、ミコトに怒られちまう。


俺は、弓を消し目を閉じた。


「何する気かにゃ?」


「【リミットブレイク】」


  俺の頭の中で、パキンと言う音が鳴った瞬間俺から魔力が溢れ出す。


「この殺気はまずいにゃ!!」


「さあ、これはあまり長く使えないからケリをつけさせてもらうぞ?」


と、言った瞬間リリィさんは血反吐を吐きながら壁まで吹き飛んだ。


当たる直前、後ろにジャンプして威力を殺したか。


「ゴホッゴホッ!見えなかったにゃ」


  リリィさんは、口の中の血を吐き出しながら立ち上がる。


「流石、獣人。あれを受けて立ち上がるか」


「舐めんにゃよ?ギア上げて行くにゃ」


  俺とリリィさんの姿が消え次に姿を表すと俺の拳とリリィさんの蹴りがぶつかり周りに衝撃波が走る。


くそ!やっぱこれ、頭いてーわ!


「へぇ、リリィと互角で戦うとはな」


「脳のリミッター外してるんですよ」


「あぁ、なるほど。納得だわ。まあ、でも力不足って所だな」


「一つ、言い忘れてたにゃ。」


「あ?負け惜しみか?」


と、俺が言いリリィさんがにっこり笑うと殺気が強くなり、魔力が溢れ出した。


「獣人は常に脳のリミッター外してるにゃ。今までは、なるべく殺さない様に手加減してたけど、同じ土俵ならいいよね?」


  リリィさんの腕が俺の腹を貫いたのを最後に俺の意識は刈り取られた。


「なんですかあのスピード!?私でも見えなかったですよ?」


「あれが、リリィの本気だ。強えだろ?俺のギルドの副リーダーは」


一回戦リリィの勝利。


「次は、ハルカだな」


「は、はい!頑張ります!」





ハルカサイド


残念ながら、リンさんは負けてしまいましたね。私は、勝てるでしょうか?


「よろしくお願いします」


「あ、いえこちらこそ」


  ルナさんは、大太刀を背中に携え綺麗なお辞儀をした。


やる気満々ですか。


なら、こちらも魔武器を出しましょう。


「顕現せよ【天氷】」


  周りの気温が下がり、私の腰に薄い水色の刀が現れる。


「うわぁ、綺麗な刀ですね」


「え?あ、ありがとうございます」


褒められた…。


「さて、それでははじめましょうか」


  私は、天氷の柄に手を添え戦闘態勢に入った。


  見てわかる通り私の戦闘スタイルは居合。攻撃の届く範囲は、冷気のある場所。それが、例え相手の奴でもです。


つまり、相手が氷属性なら、ほぼ無敵です。


「なんか、嫌な予感がしますね」


  ルナさんは、太刀に手を添えながら呟く。


ルナさんのスタイルも居合ですかね?でも、刀の私の方が抜くのは速いはずなので、大丈夫でしょう。


「あ、考え事は危ないですよ?」


  気づいた時には、私の横の床に太刀傷が入っていました。


ぬ、抜いた所が見えなかったです。ちょっと、厳しいかもしれないですね。


  私は、天氷を抜き放ち斬撃を飛ばすが、ルナさんはひらりと斬撃をかわし、こちらを見つめた。


「速いですねー」


なんか、馬鹿にされてますねこれ。


私の、リミッター解除の権限は兄が持っていますので許可を貰いましょう。


「気いつけてな」


との、事なのでリミッター解除しましょうか。


「【リミットブレイク】」


  私の、身体に稲妻が走り周りからは氷の柱が現れた。


「来ましたか」


「ウフフフ、氷漬けにして上げますよ?」


  天氷を抜き放ち、氷の刃をルナさんに向け飛ばしました。


「ッ!速い!」


  氷の刃は、ルナさんの頬に傷を付け壁に激突した。当たった壁が凍りつき砕け散る。


これ以上解除するのは危ないですね。


「時間が無いので終わらせますね」


  私は、手に雷属性を付与し腰を低く構える。


「椿流居合壱の型【一閃】」


  天氷の冷気が、ルナさんに当たるとテルさんの身体が足から徐々に凍って行く。


「これは…抜けれませんね」


溶岩も一瞬で凍らすほどの冷気ですからね。


  ルナさんが、完全に凍ると夜空さんが降りて来て、氷に手を触れると氷が溶けた。


技の使用者にしか、溶けない筈なんですが…。


「ルナよく、頑張った。ハルカも強かったぞ」


「はぁはぁ、流石に死ぬかと思いましたよ」


「そんな事、しないですよ」


「はいはい、続きは観客席でな。次は、ショウだな」


次は、お兄ちゃんの様ですね。


「さて、行くか」


頑張って~。
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