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最終章-未来の為に-
チート、未来の為に頑張ります
しおりを挟むさて、ゼウスと話しながら長い事登ってきたが…。
「長くない?」
てっぺんが見えないぞ流石に足が疲れてきたわ。
「当たり前だろ、地下から空に登るんだぞ?長くて当たり前だ」
あ、そっか。忘れてたわ。
「これ、飛んでいけないの?魔法使えんだろ?」
「あ、その手があったな」
えぇ…今までの苦労はなんだったんだよ。
「後でどつく…【ウィング】」
「勘弁してくれ」
俺達の背中に黒い翼が生え先程とは比べ物にならない速度でてっぺんを目指した。
「お前、元神の癖に黒い翼かよ」
「今の我は魔王だからな」
俺魔王でもなんでもないのに黒い翼なんだが?
まあ、正直なんでもいいがな。
「ほら、見えたぞ」
「あれか、ふーんそこそこの魔力がいくつもあるな」
このまま、蹴破るか。
俺達は、速度を落とさず扉を蹴破り中へと入った。
吹き飛んだ扉に何人かの天使が巻き添えになったみたいだ。
さて、敵の数は2…3…大体10人位か、飛んでるのも合わせると30人程度か。
「さて、我は先に楽しませて貰うぞ」
「俺も行く」
俺達は、左右に分かれ天使達を斬り殺して行った。
数分後
「おいおい、ゼウスさん?あれってあれだよな」
「ああ、こんなに早く出てくるとは思わなかったが…上位天使共だな。」
上位天使って言うとあれだ、ミカエルとか有名どころの天使だな。
「ここから先は通しませんよ!」
「ゼウス様どうか、剣を引いてください!」
「とか、言われてるけど?」
「知らぬな」
ゼウスが、黒亜を横に振ると周りの天使の首が、空を舞った。
ひゃー、残酷だねぇ。
「あらぁ?誰かと思えば、愚かなゼウス様じゃありませんか」
誰だ、あれ。上位天使よりは遥かに強そうだな。
「お前まで、こんな下層に来てんのかよ。ヘラ」
「あらあら、覚えてましたのね」
「当たり前だ、我を裏切った者は忘れんよ」
「ふふふ、やってみなさいな」
二人から尋常じゃない程の殺気が溢れ俺を囲んで居た、天使達が気絶した。
この位の殺気で気絶とか大丈夫か、こいつら。
「ゼーウス、俺先行くぞ?」
「あぁ、ここは任せろ」
「行かせるとでも思っているのかしら?」
ヘラのレイピアが俺に向かって来たのをゼウスが、黒亜で防いだ。
「てめぇの、相手は我だろ?」
「んもう!邪魔ね!」
「夜空!行け!」
「はいはーい」
俺は、ヘラの横をすり抜け階段を登って行った。
ゼウスサイド
さて、夜空も無事に送り出した事だしやるとするか。
俺は、レイピアを弾き返し距離を取る。
「あらあら、抜かれちゃったじゃない」
「何行ってやがる、見逃した癖に」
ヘラの実力なら確実に止めれた筈…。
「そんな事ないですよ?」
ニヤニヤしながら、言っても説得力ねーよ。
俺は、黒亜を構えヘラを睨みつける。
「その鎌は…なるほど、本格的に魔王になったのかしら?」
「誰のせいだと思ってる!」
ヘラに向かって、鎌を振り下ろしたがレイピアに寄って弾かれる。
「久しぶりの再会なのに、せっかちね」
態勢が崩れた俺の腹にヘラの足がめり込み、地面を滑りながら後退させられる。
「いってぇ、流石俺の元相棒」
「相棒だなんて、思った事ないですけどね【カオスフレイム】」
レイピアの先端から、黒い炎が現れ俺に向かって放たれる。
確か、あれは触れちゃダメだった筈。
「【デス・ウォール】」
俺の前に、黒い壁が現れ黒い炎と激突し爆発する。
「あらぁ?防がれちゃったな」
ヘラの声が後ろから聞こえ振り向くと同時に肩を刺された。
「っ!速いなくそ!」
「貴方が、遅くなったんじゃない?私は、前からこの位よ?」
力を隠してたって事かよ!ムカつく野郎だ。
やるか。
「黒亜×黒夜【魔装】」
俺の身体を、黒い光が包み光が晴れると俺姿が、燕尾服に変わり黒い鎌を右手に黒い刀を左手に持っていた。
「二本同時魔装!?」
「知らなかっただろ?俺にしかできないし、見せた事無いからな」
「そんな隠し球があったとはね」
「まあな」
一瞬で、ヘラの後ろに回り込み背中を斬り更に、姿を消し四方八方からヘラを切って行った。
「くっ!ちょこまかとうざい!」
ヘラの周りから黒いドーム型の波動が現れ俺を弾き飛ばした。
「へぇ、そんな技も使えたのか」
「絶対に許さない」
ヘラの背中から、闇の魔力が溢れその魔力が翼の形へと変わって行き、ヘラの身体の至る所に赤い線が伸びた。
「【凶神化】」
「お前、死ぬ気か?」
あれは、神だけが使える魔法で魔力の変わり生命力を使う事で絶大な力を得ると言う禁忌だ。
「うぐっ!はぁはぁ、死んでも貴方は通さないわよ」
せめて、楽に殺してやる。
俺は、地面を蹴りヘラの首に向けて鎌を振ったが、レイピアで防がれる。
「貴方でも、私は殺せないわよ?」
「それは、どうかな。パワー全開だ!くそったれ!!」
俺の体から魔力が溢れ出て、地面にヒビが入る。
俺達は、同時に駆け出しお互いの武器が交わると同時に蹴りを放ちヘラを吹き飛ばす。
ヘラは、空中で受け身を取り、地面を蹴り俺に向かってレイピアを放つが、俺はそれを握りつぶし上に蹴り上げた。
「もう、こうなったら!【神滅の波動】」
ヘラの身体が黒と白の光に包まれると俺の身体も同様の光に包まれた。
「これは、まさか!やめろ!」
「あははは!これで終わりよ!」
「やめろぉぉぉぉぉぉぉお!」
俺は、ヘラに向かって手を伸ばすが少し届かず、ヘラは自分の心臓を手で貫いた。
あれは、自分と相手に呪いをかける技で自分のダメージを相手にも負わせると言うこれまた、禁忌魔法だ。
「ぐふっ!」
「がはっ!」
くそ…が。まさか、自害してまで俺を止めに来るとは…。
「ぐっ!がはっ!はぁはぁ、夜空…すまん、手伝いに行けねーわ」
「あはは!さあ!一緒に逝来ましょう?ゼウスさまぁ!」
俺は、ありえない程の血だまりを作り息を引き取った。
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