42 / 68
再会
しおりを挟む
ゆるっとしたパンツに、くたっとしたTシャツ。
チャラい私服のせいで無駄に若く見える圭太が、そこにはいた。
友人に合わせると、たいてい最初は弟と間違えられていたっけ。まあ、実際私よりは年下なんだけど。
ただ、今身につけているものは無頓着に見えて、その実どれも選び抜かれたブランドものだ。
そんなところが、私の知っている圭太と微妙に違う。
それでも久しぶりの彼に、足が震え腰が砕けそうになっていた。
……幻じゃなかった。やっぱり圭太だった。会えた。
思わず駆け寄って抱きつきそうになる衝動を、必死に抑え込む。
そんな私の気持ちに気づいたのか、圭太は少し困ったように笑った。
話をはぐらかす時の、口元だけで笑うやつ。
「まさか信州で会えるとはなぁ……。あかねっち、何してはるん?」
柔らかな声……どうしよう、懐かしくて涙がこぼれそう。口を開けば、たぶん嗚咽が漏れる。
息を止めて、なんでもない振りをしよう。
だって、彼を見た瞬間、分かってしまったから。
二人の関係が、もう壊れていることを。
今までなら、犬っころみたいに走ってきて抱きつくのは、圭太だった。
前の彼なら、こんなふうに距離を置いたまま、立ち止まったりしない。
二か月前にきっぱり振られて終わっていることを、私は今さら突きつけられている。
「圭太こそ……」
ぐっと涙を堪え、声が震えないよう、鳩尾に力を入れた。
「へ、変なコスプレしてさ、びっくりしちゃった」
さっき見かけた時は、トレードマークだったお団子をほどき、烏帽子の下から肩まで髪を垂らしていた。
でも今はまた、マンバンヘアに戻っている。
強力な磁石があればくっついちゃいそうだったピアスは、一つも見当たらなかったけれど……。
舌に付いてたやつも、取ったのかな? 陰陽師って金属禁止なのかしら。レントゲンみたいな法力でも使うの?
バカなことを考えて、ほとばしりそうになる感情を押し込める。
「元気?」
敢えて明るく言ったつもりだった私の声は、自分の耳で聞くと、上ずってヒビ割れていた。
好き嫌いしないで食べてる? 布団蹴って寝てない? 儀式の時、隣に綺麗な人を連れていたね。あれは誰?
その言葉すべて、口に出しては言えなかったけれど。
ベッタリさんみたいに、あの女性も式神だったらいいなって、どこかで思った。
でも、違うんだね……。気遣うように、労わるように話しかけていたもん。
そして彼女に注がれる視線は、ちょっと前まで私に向けられていた、温かいものだった。
「僕な……婚約、してもうたんや」
私が口を開く前に、圭太の方からはっきり告げてきた。
「…………」
「うちの実家にとっては、大事な取引先のお嬢さんやさかい」
さらっと言う。まるで天気の話でもしてるみたいに。
「結婚は、しない主義なのかと思ってた」
「うん……茜っちとは、なぁ」
ズキッと胸が痛んだ。
圭太は俯いて、小さく首を振った。
「いや……ちゃうな。先代がまだ生きてはったら……茜っちのこと、許してもらえるまでは芦屋へは戻らんつもりやったんや」
「先代? お父さん?」
「そや、仕事のミスで死んでもうたわ」
急に怖くなった。
私がずっと幻だと思っていたモノは、現実に存在した。
蓮君が祓った異形や、あのバカでかいヘビ。
そんなモノが世の中に溢れているなら、この業界はとても怖い世界だ。
──改めて、危険な稼業なのだと思い知らされる。
「私、全然知らなくて……」
「そらそうやろ、言うてないさかい」
「……圭太は、大丈夫?」
彼は皮肉げな笑みを浮かべた。
「……まあ、父のことは自業自得や思うてる。人殺しに手ぇ染めようとしたんやし」
「そんな……」
「せやけど僕は、芦屋家の取り潰しだけは、防がなあかんねん」
「どういうこと?」
ベッタリさんをカバディよろしく牽制していたサーヤが、私の耳に囁いて補足してくれた。
「芦屋家の悲願は、中央省庁の専属祓い師になること。昔からずっとブレていないわ」
前に蓮君が言っていた陰陽師……こんな偶然があるなんて、にわかには信じられなかったけれど。
サーヤは混乱している私に、噛んで含めるように説明した。
「このイケメン君の縁談は、その一環ってことよ」
圭太は苦笑した。よくしゃべる神使やな、と呟く。
「それって、政略結婚ってことじゃない。圭太は、それでいいの?」
思わず縋るように聞いてしまった。
腕を組んだまま、屋敷を囲む塀に寄りかかり、彼はしばらく宙を睨んで黙っていた。
「……ごめんな、茜っち」
しばらくして、彼は深い息を吐く。
「婚約者の家とは一蓮托生なんや。芦屋と向こうの利害は、一致してんねん。今は、生き残るんが先やさかい……僕にはもう、選ばれへんかったんや」
詳しい事情は分からない。たぶん、聞いても分からない世界なのだろう。
でもずるい。まるで私を選びたかったみたいな顔をして……結論は既に出しているくせに。
恋人同士は、どちらか一方が別れの意志を決めれば、そこで終了なのだ。
ましてや圭太はチャラそうな見た目の割に、意外に頑固だから、その意志を変えることは難しい。
どれだけ望んでも、彼はもう私の圭太ではない。それを再認識しただけのこと。
……今までありがとうって、言わなきゃ。
綺麗に別れるの。
いい大人なんだし、アラサーなんだし。
最後までいい女だったって、思われて、いい思い出にしてもらって──。
「あ……あの……」
唇が震える。何か言わなきゃ。もう行くね、ってこの場から去るのよ。
圭太が塀から身を起こした。眉を顰め、すっと私に腕を伸ばす。
「……痩せたんちゃう?」
彼の右手が私の頬に触れ、スリスリ撫でる。
圭太の手の温度だ……懐かしい。
うっとりと半眼を閉じた私を見て、彼が息を呑む気配がした。
私はハッと我に返り、一歩後ろに下がった。や、やだ私ったら。
圭太も気まずそうに視線を落とす。
しかし次の瞬間、その顔が険しくなり、私の左手首を掴んで持ち上げる。
「なぁ……僕の渡した指輪、どうしたん?」
私は目を丸くした。だって指輪なんて、してるわけないじゃない!
振られたのよ?
チャラい私服のせいで無駄に若く見える圭太が、そこにはいた。
友人に合わせると、たいてい最初は弟と間違えられていたっけ。まあ、実際私よりは年下なんだけど。
ただ、今身につけているものは無頓着に見えて、その実どれも選び抜かれたブランドものだ。
そんなところが、私の知っている圭太と微妙に違う。
それでも久しぶりの彼に、足が震え腰が砕けそうになっていた。
……幻じゃなかった。やっぱり圭太だった。会えた。
思わず駆け寄って抱きつきそうになる衝動を、必死に抑え込む。
そんな私の気持ちに気づいたのか、圭太は少し困ったように笑った。
話をはぐらかす時の、口元だけで笑うやつ。
「まさか信州で会えるとはなぁ……。あかねっち、何してはるん?」
柔らかな声……どうしよう、懐かしくて涙がこぼれそう。口を開けば、たぶん嗚咽が漏れる。
息を止めて、なんでもない振りをしよう。
だって、彼を見た瞬間、分かってしまったから。
二人の関係が、もう壊れていることを。
今までなら、犬っころみたいに走ってきて抱きつくのは、圭太だった。
前の彼なら、こんなふうに距離を置いたまま、立ち止まったりしない。
二か月前にきっぱり振られて終わっていることを、私は今さら突きつけられている。
「圭太こそ……」
ぐっと涙を堪え、声が震えないよう、鳩尾に力を入れた。
「へ、変なコスプレしてさ、びっくりしちゃった」
さっき見かけた時は、トレードマークだったお団子をほどき、烏帽子の下から肩まで髪を垂らしていた。
でも今はまた、マンバンヘアに戻っている。
強力な磁石があればくっついちゃいそうだったピアスは、一つも見当たらなかったけれど……。
舌に付いてたやつも、取ったのかな? 陰陽師って金属禁止なのかしら。レントゲンみたいな法力でも使うの?
バカなことを考えて、ほとばしりそうになる感情を押し込める。
「元気?」
敢えて明るく言ったつもりだった私の声は、自分の耳で聞くと、上ずってヒビ割れていた。
好き嫌いしないで食べてる? 布団蹴って寝てない? 儀式の時、隣に綺麗な人を連れていたね。あれは誰?
その言葉すべて、口に出しては言えなかったけれど。
ベッタリさんみたいに、あの女性も式神だったらいいなって、どこかで思った。
でも、違うんだね……。気遣うように、労わるように話しかけていたもん。
そして彼女に注がれる視線は、ちょっと前まで私に向けられていた、温かいものだった。
「僕な……婚約、してもうたんや」
私が口を開く前に、圭太の方からはっきり告げてきた。
「…………」
「うちの実家にとっては、大事な取引先のお嬢さんやさかい」
さらっと言う。まるで天気の話でもしてるみたいに。
「結婚は、しない主義なのかと思ってた」
「うん……茜っちとは、なぁ」
ズキッと胸が痛んだ。
圭太は俯いて、小さく首を振った。
「いや……ちゃうな。先代がまだ生きてはったら……茜っちのこと、許してもらえるまでは芦屋へは戻らんつもりやったんや」
「先代? お父さん?」
「そや、仕事のミスで死んでもうたわ」
急に怖くなった。
私がずっと幻だと思っていたモノは、現実に存在した。
蓮君が祓った異形や、あのバカでかいヘビ。
そんなモノが世の中に溢れているなら、この業界はとても怖い世界だ。
──改めて、危険な稼業なのだと思い知らされる。
「私、全然知らなくて……」
「そらそうやろ、言うてないさかい」
「……圭太は、大丈夫?」
彼は皮肉げな笑みを浮かべた。
「……まあ、父のことは自業自得や思うてる。人殺しに手ぇ染めようとしたんやし」
「そんな……」
「せやけど僕は、芦屋家の取り潰しだけは、防がなあかんねん」
「どういうこと?」
ベッタリさんをカバディよろしく牽制していたサーヤが、私の耳に囁いて補足してくれた。
「芦屋家の悲願は、中央省庁の専属祓い師になること。昔からずっとブレていないわ」
前に蓮君が言っていた陰陽師……こんな偶然があるなんて、にわかには信じられなかったけれど。
サーヤは混乱している私に、噛んで含めるように説明した。
「このイケメン君の縁談は、その一環ってことよ」
圭太は苦笑した。よくしゃべる神使やな、と呟く。
「それって、政略結婚ってことじゃない。圭太は、それでいいの?」
思わず縋るように聞いてしまった。
腕を組んだまま、屋敷を囲む塀に寄りかかり、彼はしばらく宙を睨んで黙っていた。
「……ごめんな、茜っち」
しばらくして、彼は深い息を吐く。
「婚約者の家とは一蓮托生なんや。芦屋と向こうの利害は、一致してんねん。今は、生き残るんが先やさかい……僕にはもう、選ばれへんかったんや」
詳しい事情は分からない。たぶん、聞いても分からない世界なのだろう。
でもずるい。まるで私を選びたかったみたいな顔をして……結論は既に出しているくせに。
恋人同士は、どちらか一方が別れの意志を決めれば、そこで終了なのだ。
ましてや圭太はチャラそうな見た目の割に、意外に頑固だから、その意志を変えることは難しい。
どれだけ望んでも、彼はもう私の圭太ではない。それを再認識しただけのこと。
……今までありがとうって、言わなきゃ。
綺麗に別れるの。
いい大人なんだし、アラサーなんだし。
最後までいい女だったって、思われて、いい思い出にしてもらって──。
「あ……あの……」
唇が震える。何か言わなきゃ。もう行くね、ってこの場から去るのよ。
圭太が塀から身を起こした。眉を顰め、すっと私に腕を伸ばす。
「……痩せたんちゃう?」
彼の右手が私の頬に触れ、スリスリ撫でる。
圭太の手の温度だ……懐かしい。
うっとりと半眼を閉じた私を見て、彼が息を呑む気配がした。
私はハッと我に返り、一歩後ろに下がった。や、やだ私ったら。
圭太も気まずそうに視線を落とす。
しかし次の瞬間、その顔が険しくなり、私の左手首を掴んで持ち上げる。
「なぁ……僕の渡した指輪、どうしたん?」
私は目を丸くした。だって指輪なんて、してるわけないじゃない!
振られたのよ?
60
あなたにおすすめの小説
英雄魔術師様とのシークレットベビーが天才で隠し通すのが大変です
氷雨そら
恋愛
――この魔石の意味がわからないほど子どもじゃない。
英雄魔術師カナンが遠征する直前、フィアーナと交わした一夜で授かった愛娘シェリア。フィアーナは、シェリアがカナンの娘であることを隠し、守るために王都を離れ遠い北の地で魔石を鑑定しながら暮らしていた。けれど、シェリアが三歳を迎えた日、彼女を取り囲む全ての属性の魔石が光る。彼女は父と同じ、全属性の魔力持ちだったのだ。これは、シークレットベビーを育てながら、健気に逞しく生きてきたヒロインが、天才魔術師様と天才愛娘に翻弄されながらも溺愛される幸せいっぱいハートフルストーリー。小説家になろうにも投稿しています。
あなたがいなくなった後 〜シングルマザーになった途端、義弟から愛され始めました〜
瀬崎由美
恋愛
石橋優香は夫大輝との子供を出産したばかりの二十七歳の専業主婦。三歳歳上の大輝とは大学時代のサークルの先輩後輩で、卒業後に再会したのがキッカケで付き合い始めて結婚した。
まだ生後一か月の息子を手探りで育てて、寝不足の日々。朝、いつもと同じように仕事へと送り出した夫は職場での事故で帰らぬ人となる。乳児を抱えシングルマザーとなってしまった優香のことを支えてくれたのは、夫の弟である宏樹だった。二歳年上で公認会計士である宏樹は優香に変わって葬儀やその他を取り仕切ってくれ、事あるごとに家の様子を見にきて、二人のことを気に掛けてくれていた。
息子の為にと自立を考えた優香は、働きに出ることを考える。それを知った宏樹は自分の経営する会計事務所に勤めることを勧めてくれる。陽太が保育園に入れることができる月齢になって義弟のオフィスで働き始めてしばらく、宏樹の不在時に彼の元カノだと名乗る女性が訪れて来、宏樹へと復縁を迫ってくる。宏樹から断られて逆切れした元カノによって、彼が優香のことをずっと想い続けていたことを暴露されてしまう。
あっさりと認めた宏樹は、「今は兄貴の代役でもいい」そういって、優香の傍にいたいと願った。
夫とは真逆のタイプの宏樹だったが、優しく支えてくれるところは同じで……
夫のことを想い続けるも、義弟のことも完全には拒絶することができない優香。
結婚直後にとある理由で離婚を申し出ましたが、 別れてくれないどころか次期社長の同期に執着されて愛されています
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「結婚したらこっちのもんだ。
絶対に離婚届に判なんて押さないからな」
既婚マウントにキレて勢いで同期の紘希と結婚した純華。
まあ、悪い人ではないし、などと脳天気にかまえていたが。
紘希が我が社の御曹司だと知って、事態は一転!
純華の誰にも言えない事情で、紘希は絶対に結婚してはいけない相手だった。
離婚を申し出るが、紘希は取り合ってくれない。
それどころか紘希に溺愛され、惹かれていく。
このままでは紘希の弱点になる。
わかっているけれど……。
瑞木純華
みずきすみか
28
イベントデザイン部係長
姉御肌で面倒見がいいのが、長所であり弱点
おかげで、いつも多数の仕事を抱えがち
後輩女子からは慕われるが、男性とは縁がない
恋に関しては夢見がち
×
矢崎紘希
やざきひろき
28
営業部課長
一般社員に擬態してるが、会長は母方の祖父で次期社長
サバサバした爽やかくん
実体は押しが強くて粘着質
秘密を抱えたまま、あなたを好きになっていいですか……?
【完結】あなた専属になります―借金OLは副社長の「専属」にされた―
七転び八起き
恋愛
『借金を返済する為に働いていたラウンジに現れたのは、勤務先の副社長だった。
彼から出された取引、それは『専属』になる事だった。』
実家の借金返済のため、昼は会社員、夜はラウンジ嬢として働く優美。
ある夜、一人でグラスを傾ける謎めいた男性客に指名される。
口数は少ないけれど、なぜか心に残る人だった。
「また来る」
そう言い残して去った彼。
しかし翌日、会社に現れたのは、なんと店に来た彼で、勤務先の副社長の河内だった。
「俺専属の嬢になって欲しい」
ラウンジで働いている事を秘密にする代わりに出された取引。
突然の取引提案に戸惑う優美。
しかし借金に追われる現状では、断る選択肢はなかった。
恋愛経験ゼロの優美と、完璧に見えて不器用な副社長。
立場も境遇も違う二人が紡ぐラブストーリー。
幼馴染に10年片想いしてたら、冷酷御曹司にプロポーズされました
ほーみ
恋愛
春の匂いが、駅前の並木道をくすぐる。満開の桜の下、私はひとり歩いていた。駅までの道は、高校時代、彼とよく歩いた道だ。
制服姿の学生が笑いながらすれ違っていくのを横目に、私はスマホを見下ろした。
「今日、伝えるって決めたんじゃなかったの?」
送信したきり返信のないメッセージ。画面には「既読」の文字があるだけだった。
――渡瀬 湊。私が10年間片想いをしている、幼馴染。
イケメン警視、アルバイトで雇った恋人役を溺愛する。
楠ノ木雫
恋愛
蒸発した母の借金を擦り付けられた主人公瑠奈は、お見合い代行のアルバイトを受けた。だが、そのお見合い相手、矢野湊に借金の事を見破られ3ヶ月間恋人役を務めるアルバイトを提案された。瑠奈はその報酬に飛びついたが……
冷酷総長は、彼女を手中に収めて溺愛の檻から逃さない
彩空百々花
恋愛
誰もが恐れ、羨み、その瞳に映ることだけを渇望するほどに高貴で気高い、今世紀最強の見目麗しき完璧な神様。
酔いしれるほどに麗しく美しい女たちの愛に溺れ続けていた神様は、ある日突然。
「今日からこの女がおれの最愛のひと、ね」
そんなことを、言い出した。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる