美醜逆転世界でフツメンの俺が愛されすぎている件について

いつき

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11 初めての魔法

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【イツキ・アオハラ
 筋力:F/E      魔力:C/A
 俊敏:E/C      防御:E/D
 スキルpt:50                  】


これが僕の適性?


「数値もランク付けされててな。左が今の能力値で、右が現時点での成長限界やねん。能力値はレベルを上げたり、トレーニングしたら上がってくんやけど、成長限界は特殊な条件を満たさないと上がらんくて......。話すと長くなるからここでは言わんでおくな、スキルptは自分の適正にあったスキルを取得すんのに使えるから大事に使うんやで。レベルをあげることでしかスキルptは貰えへんからな。イツキさんは魔力の成長限界がかなり高いから、そっち方面やと.......」


そう言ってバラードさんは占い師が使っていそうな水晶玉を持ってきていた宝箱のような装飾がついた箱から出す。


「これは祝福の木マジカルツリー言うてな。手、翳してみて」

「はい...」


言われた通りに水晶玉に手をかざすと仄かに光を放ち、水晶の中に木のように枝分かれした光が何本か出来上がっているのが見えた。

雪のように小さな光が木の周りを浮かんでいて、幻想的な光景を見せている。


「凄く綺麗ですね.......」

「やろ?この木がイツキさんの適性があるスキルやねん。この薄い黄色の光は聖属性魔法のスキルツリーやな。ちなみに聖属性魔法は怪我を治したり、呪いを解いたり出来るからオススメや」

「傷を治す!」


僕にも魔法が使えるの⁉︎


「イツキさんは3本ツリーがあるんやなぁ。奥の青いのが水属性魔法、右にある薄灰色のが生活魔法。スキルツリーはいろんな経験をしていったら成長して新しい能力を得たり、もう一本ツリーが芽生えることもあるからどんどん色んな事にチャレンジしてみるとええよ」


「わかりました!す、スキルを取得するのって......どうやってできるんですか?」

「手を水晶に当てて、取得したいスキルのツリーを思い浮かべて。...........木に花が芽吹くように思いをこめるんや」


手を当てて、薄黄色のツリーに.........花が芽吹くよう....................。


目をぎゅっとつむり、思いを込める。





「イツキ、もう大丈夫だ」


ラインハルトさんにそう声をかけられ、目を開くと水晶の中で先ほどまで冬のように枯れていた木が、たくさんの花びらを纏い、咲き誇っていた。


ちょっと色は違うけど桜に似てるかも.....。


「これでスキルはもう取得してるはずやで、カード見てみ?」

「あ!はい!」


机に置いていたカードを手に取り認証をすると、確かにスキルの欄に聖属性魔法と新しく記入されていた。


「本当だ!あります、ラインハルトさん!」

「試しに使ってみるか....」


そう言うとラインハルトさんはローブの中からナイフを取り出す。


ナイフ⁉︎⁉︎


「ちょ、ちょっと待ってください!何しようとしてるんですか⁉︎」

「何って、少し傷をつけようとしているだけだが...」

「いやいや、わざと傷をつけてまでしなくていいですよ⁉︎」

「だが........」


掴みかかる勢いで止めようとする僕と、未だナイフを手に持ったままのラインハルトさんの間にバラードさんが止めに入る。


「まぁまぁ、2人とも落ち着いて。朝ご飯作る時に自分、指怪我したばっかやからそっち使えばええやろ」


そう言ってバラードさんが右手を見せる。確かにその人差し指は包丁で少し切ったのか、鋭い傷跡があった。


「患部に手を翳して、『ヒール』って唱えてみて?」

「ひ、『ヒール』!」


指示通りに唱えてみる。すると、体からが吸い取られていくような感覚の後、手元が微かに光り、霧散する。


「じゃじゃ~ん、みてみて。すっかり傷もないわ~」


そう言って手を僕の目の前に差し出される。


確かにその手には先ほどまであったはずの傷跡がなかった。


「おぉ~~!僕、今魔法が使えたんだ.........」

「おめでとさん。ほら、ミューズもさっさとナイフしまわんかい」

「あぁ........わかった」


バラードさんに肩を軽く叩かれ、ラインハルトさんはナイフをしまう。


「さて、ギルドの登録も終わったし....。これからについて話し合おか」














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