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壱 私の古傷になっていること
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まずは、私が悩み始めたきっかけの
とある出来事をお話致します。
母は、私が子供の頃は…
といっても、今も子供なのですが、
それこそ小学校に入学する前ごろまでは、
とても優しい親でした。
毎日毎日、幼稚園で工作をしては
母に持って帰り、その日の出来事を
延々と話したものです。
それが聞いてもらえなくなったのは
入学して暫くしたごろ…でしょうか。
詳しいときは思い出せません。
けれども、いつまでもしゃべって煩いと
私を全く無視していて、
泣きそうになったのを覚えています。
理由はわかっていました。
それまで母は母親の鏡のような人で
料理もうまく、家事をきっちりこなし、
時には服も作ってくれて、憧れでした。
私には年の離れた姉と兄、
それから妹がいるのですが、
その姉がとても荒れたのが、
今の私と同じ中学生のころ。
姉なりに色々あったのでしょうが
話しかければぎろりと睨まれ
会話なんてとてもできる状態ではなく、
恐怖の対象でした。
その姉が、ネットにのめりこみ、
母に影響を与えたのです。
母は私と話す時間の代わりに
ネット上の人と話していました。
それはそれは楽しそうに笑っていて
私はいらない子なのかもしれないと
その時はじめて感じました。
それからだと思います。
母は、食事中に姉がスマホを触るのを
咎めなくなりました。
いつも眉間にしわがよっているし、
「子供は三人で良かった」
などという、以前なら言わなかった
言葉も、よく口にするようになりました。
人を嫌いになる、苦手になる、
という感情を、ようやく理解しました。
それが二年生ごろのことです。
それまでの私は、嫌い、苦手、という
感情を持ったことがありませんでした。
全て『怖い』と認識していたのです。
私は怖がりで、すごく泣き虫でした。
幸いなことに私は
それなりに優秀な子供でした。
テストは基本百点満点で、
他の子に比べて良く言えば大人びた、
悪く言えば可愛げのない子供でした。
家族で唯一大好きだった兄からも、
小学校入学前に、自力で離れました。
愛想を振り撒かなくなった私に代わり、
今は妹が愛でられています。
…私のことを、誰なら可愛い子供だと
思ってくれるのか、そればかり考えて、
ぼんやりと生活していました。
そんなとき、出会ったのが本でした。
私の心の逃げ場になってくれて、
本はたちまち私の宝物になりました。
今も、私の一番大切なものは本です。
…親友だと笑いあった子も、
クラスが変われば離れていきましたから。
本は本でも、私はネット小説に
のめりこみました。
しかし、ネットの世界は恐ろしいもので
なにも知らないまだ小さな女の子だった
私に、要らぬ知識を与えていきました。
魔法、輪廻、時空…
父は良い父親ですが、教育に悪いと
アニメは殆ど見せて貰えませんでした。
それもあってか、私はそれらに
より一層惹かれました。
その一番の例は、『性』です。
普通、何歳以下は見れません、などと
決められている筈ですが、
たまたまなのか何なのか、私はそれに
出会ってしまったわけです。
それはそれは、魅力的な世界でした。
何もかもが自分を愛し、求め…
私は自己中心的なその小説が
今も大好きです。
ちなみに、それが男性向けの…
すなわち、男性を主人公とした
いわゆるハーレム物だと知ったのは
かなり後のことです。
自分はかなり特異的なようで
どんなプレイも『小説内なら』大丈夫。
小説内ではないとなると
とたんにノーマルても吐き気がします。
それは、性行為を想像するだけの
知識を持っているからなのですが、
知ってしまった物は仕方ないと
今は割りきるようにしています。
でも、最近は母との間にあった事、
トラウマのようになっている事が
かなり強く影響しているのだと
考えるようになりました。
あながち間違いでも無いと思います。
読み始めて、はまって、積極的に
読むようになって少しした頃
そのエロ小説のことが兄に
バレてしまいました。
しばらく話したくありませんでしたが
兄は変わらない態度で接してくれて
初めて…そう、初めて、
私は家族に心を開けました。
成長するにつれて閉じていた心を
ようやく開けました。
私は今や、立派なブラコンです。
小説が与えた影響はもちろん
悪いものだけではありません。
母への反骨心。
怒り、苛立ち、憎しみ。
私に感情…『喜』以外の全ては
小説に与えられたようなものです。
楽しいという感情も、それを求める
『欲』も…
私は、今、ようやく母に
恐怖しなくなりました。
だからこうして話すことが出来ます。
けれど、それまでの年月が
私に与えた傷はとても多く、深い。
それら一つ一つを、これから
文章にして、語ろうと思います。
そう、例えるならこれはプロローグ。
とてつもなく執念深い私の、
ちょっとした自己紹介のようなもの。
皆さん、お付き合いくださいね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この物語について、私について、
少しだけご紹介します。
これは基本的に私目線です。
気まぐれな更新にはなりますが、
お付き合いください。
時系列などもぐちゃぐちゃの、
感情を詰め込んだ話になります。
筆者…私は、かなり変態チックな
変わり者かもしれません。
そんな大層なものではなくて
極平凡な女の子かもしれません。
読者の方にとって不快な表現があれば
改善したいと思います。
どんな評価でも受け止めます。
筆者は現在女子中学生です。
様々な現実の都合がありますので、
ご了承ください。
今家族…とくに母についてですが、
家族に対して恨みなど悪感情は
あまりなく、実質的な処置の必要は
ないと考えています。
作中に、いじめや虐待と
受け取られる場面が
出ることがありますが、
自分の中で踏ん切りはついています。
文才が全くない筆者ですが、
精一杯文章にして、同じような経験を
している皆さんの力になりたいです。
この話で、皆さんの心が少しでも
軽く、暖かくなればと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
とある出来事をお話致します。
母は、私が子供の頃は…
といっても、今も子供なのですが、
それこそ小学校に入学する前ごろまでは、
とても優しい親でした。
毎日毎日、幼稚園で工作をしては
母に持って帰り、その日の出来事を
延々と話したものです。
それが聞いてもらえなくなったのは
入学して暫くしたごろ…でしょうか。
詳しいときは思い出せません。
けれども、いつまでもしゃべって煩いと
私を全く無視していて、
泣きそうになったのを覚えています。
理由はわかっていました。
それまで母は母親の鏡のような人で
料理もうまく、家事をきっちりこなし、
時には服も作ってくれて、憧れでした。
私には年の離れた姉と兄、
それから妹がいるのですが、
その姉がとても荒れたのが、
今の私と同じ中学生のころ。
姉なりに色々あったのでしょうが
話しかければぎろりと睨まれ
会話なんてとてもできる状態ではなく、
恐怖の対象でした。
その姉が、ネットにのめりこみ、
母に影響を与えたのです。
母は私と話す時間の代わりに
ネット上の人と話していました。
それはそれは楽しそうに笑っていて
私はいらない子なのかもしれないと
その時はじめて感じました。
それからだと思います。
母は、食事中に姉がスマホを触るのを
咎めなくなりました。
いつも眉間にしわがよっているし、
「子供は三人で良かった」
などという、以前なら言わなかった
言葉も、よく口にするようになりました。
人を嫌いになる、苦手になる、
という感情を、ようやく理解しました。
それが二年生ごろのことです。
それまでの私は、嫌い、苦手、という
感情を持ったことがありませんでした。
全て『怖い』と認識していたのです。
私は怖がりで、すごく泣き虫でした。
幸いなことに私は
それなりに優秀な子供でした。
テストは基本百点満点で、
他の子に比べて良く言えば大人びた、
悪く言えば可愛げのない子供でした。
家族で唯一大好きだった兄からも、
小学校入学前に、自力で離れました。
愛想を振り撒かなくなった私に代わり、
今は妹が愛でられています。
…私のことを、誰なら可愛い子供だと
思ってくれるのか、そればかり考えて、
ぼんやりと生活していました。
そんなとき、出会ったのが本でした。
私の心の逃げ場になってくれて、
本はたちまち私の宝物になりました。
今も、私の一番大切なものは本です。
…親友だと笑いあった子も、
クラスが変われば離れていきましたから。
本は本でも、私はネット小説に
のめりこみました。
しかし、ネットの世界は恐ろしいもので
なにも知らないまだ小さな女の子だった
私に、要らぬ知識を与えていきました。
魔法、輪廻、時空…
父は良い父親ですが、教育に悪いと
アニメは殆ど見せて貰えませんでした。
それもあってか、私はそれらに
より一層惹かれました。
その一番の例は、『性』です。
普通、何歳以下は見れません、などと
決められている筈ですが、
たまたまなのか何なのか、私はそれに
出会ってしまったわけです。
それはそれは、魅力的な世界でした。
何もかもが自分を愛し、求め…
私は自己中心的なその小説が
今も大好きです。
ちなみに、それが男性向けの…
すなわち、男性を主人公とした
いわゆるハーレム物だと知ったのは
かなり後のことです。
自分はかなり特異的なようで
どんなプレイも『小説内なら』大丈夫。
小説内ではないとなると
とたんにノーマルても吐き気がします。
それは、性行為を想像するだけの
知識を持っているからなのですが、
知ってしまった物は仕方ないと
今は割りきるようにしています。
でも、最近は母との間にあった事、
トラウマのようになっている事が
かなり強く影響しているのだと
考えるようになりました。
あながち間違いでも無いと思います。
読み始めて、はまって、積極的に
読むようになって少しした頃
そのエロ小説のことが兄に
バレてしまいました。
しばらく話したくありませんでしたが
兄は変わらない態度で接してくれて
初めて…そう、初めて、
私は家族に心を開けました。
成長するにつれて閉じていた心を
ようやく開けました。
私は今や、立派なブラコンです。
小説が与えた影響はもちろん
悪いものだけではありません。
母への反骨心。
怒り、苛立ち、憎しみ。
私に感情…『喜』以外の全ては
小説に与えられたようなものです。
楽しいという感情も、それを求める
『欲』も…
私は、今、ようやく母に
恐怖しなくなりました。
だからこうして話すことが出来ます。
けれど、それまでの年月が
私に与えた傷はとても多く、深い。
それら一つ一つを、これから
文章にして、語ろうと思います。
そう、例えるならこれはプロローグ。
とてつもなく執念深い私の、
ちょっとした自己紹介のようなもの。
皆さん、お付き合いくださいね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この物語について、私について、
少しだけご紹介します。
これは基本的に私目線です。
気まぐれな更新にはなりますが、
お付き合いください。
時系列などもぐちゃぐちゃの、
感情を詰め込んだ話になります。
筆者…私は、かなり変態チックな
変わり者かもしれません。
そんな大層なものではなくて
極平凡な女の子かもしれません。
読者の方にとって不快な表現があれば
改善したいと思います。
どんな評価でも受け止めます。
筆者は現在女子中学生です。
様々な現実の都合がありますので、
ご了承ください。
今家族…とくに母についてですが、
家族に対して恨みなど悪感情は
あまりなく、実質的な処置の必要は
ないと考えています。
作中に、いじめや虐待と
受け取られる場面が
出ることがありますが、
自分の中で踏ん切りはついています。
文才が全くない筆者ですが、
精一杯文章にして、同じような経験を
している皆さんの力になりたいです。
この話で、皆さんの心が少しでも
軽く、暖かくなればと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
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